
発売間近のHTC Desire
いよいよ、ソフトバンクモバイルから「HTC Desire」が27日に発売される。注目は日本初となる「Android2.1」採用端末という点だ。NTTドコモの「Xperia」(ソニー・エリクソン)や、6月発売予定のau「IS01」(シャープ)のいずれもバージョン1.6を採用していることを考えると、2.1に対する期待値は、とても高い。
1.6と2.1を比べるにあたり、最も気になるのが「マルチタッチ」だ。iPhoneのように2本の指を使って自在に画像やウェブサイトを拡大縮小できるかは、操作性のうえでかなり重要だったりする。 2.1を採用するNexus Oneにおいては、マルチタッチに対応。実際にウェブサイトを閲覧していると実に気持ちよく操作できる。同じく2.1を採用するHTC Desireにおいても同様だ。

HTC Desire(左)とNexus One(右)
一方、1.6となるXperiaにおいてはマルチタッチには対応していない。このあたりは、ネット上でも「バージョンアップしてもハード的に対応していないので、将来的にも難しい」というコメントがあるなど、Xperiaにはあまり期待できそうもないポイントでもある。
しかし、同じ1.6を搭載するauの「IS01」においては実はマルチタッチに対応している。シャープ関係者によれば「1.6にはマルチタッチがないということで独自開発した。2.1になってマルチタッチ対応になる」という事。この話をグーグルから聞いたときは、おもわず「どひゃー」とずっこけてしまった。メーカーの頑張り次第では独自にマルチタッチ対応も可能になるようだ。
また、2.1においては、ハードウェアアクセラレーションが向上しており、グラフィックの描画性能が向上しているのが特長だ。実際、Nexus Oneでは、待ち受け画面などが立体的に表示されたり、水面を映し出したような画像処理が施されるなど表現力が格段に増している様子が伺える。
また、Bluetooth2.1をサポートしたことにより、省電力対応になったり、ペアリング(接続機器とはじめにつなげる作業)の設定が簡略された。たんにワイヤレスヘッドセットを使うだけでなく、名刺やコンタクトの送信や、対応機器同士で、Bluetoothを経由してゲームを楽しむといったことも可能になっている。
ユーザとして便利なのが、マルチアカウントサポートだ。複数のgoogleやExchangeのアカウントを管理できるようになり、メールやコンタクトを同期できるようになっている。さらに「Quick Contact」として、アドレス帳にある顔写真アイコンをタップすると、通話やSMS、Gmailといったアクセス可能な機能がアイコンとして表示され、すぐに発話やメッセージを書けるようになっている。素早く簡潔な操作体系になっているのが心地よい。
心地よいと言えばブラウザも同様だ。ダブルタップをすれば自動的に画面幅に合わせた拡大表示をしてくれ、テキストがとても見やすいように動いてくれる。これまで1.6におけるブラウザの操作性に関しては、iPhoneに比べて大きく見劣りがしていたように思えたが、2.1のブラウザであれば「むしろ、iPhoneより快適」と思えるような仕上がりになっている。
確かに1.6から2.1にバージョンアップしたことで、いくつかの部分で使いやすさが向上しているのは間違いない。とはいえ、XperiaやIS01は1.6であってもメーカー独自の操作性への配慮があり、こちらもそれなりに使いやすかったりもする。
ソニー・エリクソンは「OSのアップデートは実施予定。詳細については(ドコモから)告知される予定」とコメントしているので、しばらくは1.6を使いつつ、アップデートを待つという使い方でもいいだろう。
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