
Xperiaのバッテリー稼働時間は短い?!
Androidスマートフォンはやや電池のもちが悪いという話を頻繁に耳にします。筆者も複数の端末を運用しながら、そのように感じています。
Androidスマートフォンのバッテリー駆動時間が短いということについては、これから購入を考えている方々にとって深刻な問題となり得るのではないかと感じています。そこで、設定の見直しやアプリケーションの活用について紹介し、少しでも稼働時間を延ばすためのTipsをまとめていきたいと思います。
(※検証はXperiaで実施していますが、HT-03AやDesireにも応用できるテクニックがありますので、 是非参考にして下さい)
まずはバッテリーの容量そのものを大きくすること。大容量バッテリーが発売されているのであれば、それを購入して使用するのが簡単でしょう。しかしそのためには数千円程度の出費と、商品の種類によっては背面カバーの取り替えや重量増により、使い勝手が悪くなってしまうということがあります。そのため、あまり現実的ではないかもしれません(バッテリー単体「BST-41」はdocomoショップやAmazon等で購入できます)。
もう一つの方法は、バッテリーの容量は変えず、電力の消費が少ない使い方をすること。無駄に使っている機能などがあれば、それを改めることで、電力使用量を節約することが出来ます。では、そのステップを紹介します。
- バッテリーの使用量を確認する
- Wi-FiやBluetoothをオフにする
- GSMをオフにする
- 液晶の輝度設定や消灯設定を変更する
- バックライトの消灯時間を変更する
- 使用していないアプリケーションを終了させる
- 設定アプリを活用する
どの機能がどの程度バッテリーを消費させているのか、それを知るためにAndroidには便利な機能が標準で用意されています。HT-03AとXperiaは「設定」→「端末情報」に入ると端末の各種ステータスを参照できますが、その中に「電池使用量」という項目があります。これを開くと、バッテリーがどれだけ稼働したかを示す電池使用時間のほか、どの機能がどれだけバッテリーを使用しているかを参照することが出来ます。
(※Desireの場合は「設定」→「この携帯電話について」→「バッテリー」→「電池使用量」となります)

「電池使用量」の項目で消費している項目を参照できる。
ほとんどの場合、一番バッテリーを消費しているのは「セルスタンバイ」の項目になると思います。これは携帯電話ネットワークとの接続を示しており、電話として使用する以上は切るわけにもいきません。
「ディスプレイ」の項目が大きい場合は、画面の表示時間が長いだけではなく、輝度設定を明るめに設定しているために電力消費が多いことも考えられます。
無線LANアクセスポイントを頻繁に利用していると、「Wi-Fi」の項目が大きくなるでしょう。
この他、アプリケーションが割合を大きく占めている場合は、常駐アプリケーションだったり、無駄にシステムに居座っているということが考えられます。
スマートフォンも携帯電話である以上、常に電波を送受信しているため、無線ネットワーク関連の電力消費がどうしても大きくなります。Androidスマートフォンは携帯電話のネットワークだけでなく、無線LAN(Wi-Fi)やBluetoothも搭載しているため、これらの電力消費を抑えることが、稼働時間を延ばすためには一番効いてきます。
一番有効なのは、Wi-FiやBluetoothを使わない時はオフにしてしまうこと。Xperiaの場合、「クイック設定」(ホーム画面を長押し)から設定のウィジェットをホーム画面に置いておくと、ワンタッチでWi-FiやBluetoothのオン・オフを切り替えることが出来ます(他の機種では「電源管理」ウィジェットで同様の切り替えが可能です)。

Xperiaの「クイック設定」ウィジェット
しかしWi-Fiを頻繁に利用している場合、いちいちオフにしていると不便でもあります。そのため、「基本設定では画面をオフにしている間はWi-Fiをオフにする」という設定になっています。
この設定を変更するには、「設定」→「ワイヤレス設定」→「Wi-Fi設定」の画面で、メニューから「詳細設定」を選びます。
この中の「Wi-Fiのスリープ設定」という項目を選択すると、標準では「画面がOFFになったとき」になっているはずです。
もし画面オフのたびに無線LANが切断されて不便という場合は「スリープにしない」にしておくと、常にWi-Fiが動作する状態になります。しかし、この場合は常にWi-Fiが動作しているため、バッテリーの消耗が増してしまいます。バッテリーの節約を考えると、デフォルト設定の方が良いと思います。
(※Desireの場合は「設定」→「無線とネットワーク」→「Wi-Fi設定」からメニューを開き「詳細設定」。ただしXperiaやHT-03Aとは項目が異なります)

ネットワークモードからWCDMAのみを選択
また、携帯電話のネットワークにも節約できるポイントがあります。Xperiaをはじめ、ほとんどのAndroidスマートフォンは3G(W-CDMA)通信の他に、欧米で現在でも主流の2G(GSM)通信にも対応しています。標準では3G通信だけでなく2G通信も利用できるようになっていますが、日本国内で利用する場合、国内では利用できないGSMネットワークを有効にしておくのは非常に無駄が多いのです。
「設定」→「ワイヤレス設定」→「モバイルネットワーク」に入ると携帯電話ネットワークについての各種設定を行えますが、この中の「ネットワークモード」の設定を変更します。
(※Desireでは、「設定」→「無線とネットワーク」→「モバイルネットワーク設定」)
標準では「GSM/WCDMAを優先」になっていると思うので、これを「WCDMAのみ」に変更します。ただしこの設定を行うと、海外でもGSMネットワークを検索しなくなってしまうため、もし海外で運用する際は設定を再度変更することを忘れないようにしましょう。
さらにGPS機能をオフにする(「設定」→「位置情報」→「GPS機能」)という事もできますが、様々なアプリ等と連携している機能でもあるので、消費電力対策としては良いのですが、Xperiaの魅力ある機能を半減させる事になりかねません。使用しているアプリや機能等を検討のうえ、GPS機能のオフは行なってください。
初期設定では、「設定」→「サウンド&画面設定」から行える、Xperiaの液晶画面の輝度(照度)設定は自動調整にチェックが入った状態になっています。これは通話用スピーカーの右側についている照度センサーを使い、周囲の明るさに応じて画面輝度を変えるというものです。
具体的には、直接日が射すような明るい場所にいるときは画面が見えなくならないように輝度を上げ、逆に暗い場所にいるときはまぶしすぎないように輝度を下げます。

Xperiaの「画面の明るさ」設定。標準では自動調整になっている。
使用する上で、自動調整にしているとあまり困ることはないのですが、バッテリーを節約することを考えたら、敢えて自動調整には頼らずに輝度設定を固定してしまうという選択もあります。明るい場所で輝度が自動的に上がってしまい、消費電力が増えることを防ぐためです。
自動調整のチェックを外すと設定バーが出ます。ここで固定の輝度を設定します。最低でも真ん中(50%)、もう少し暗くてもいいなら4割から3割くらいに絞ることでかなり消費が抑えられます。
個人的には、Xperiaの場合液晶の発色がもともと鮮やかなので、屋内では10%~20%まで輝度を落としても使用に支障が生じるほど視認性が落ちることはないように感じています。
(※Desireの場合は「設定」→「音とディスプレイ」→「輝度」)
また、輝度設定だけではなく、画面の消灯時間の設定も見ておきましょう。「バックライト消灯」を開くと、消灯までの時間を設定できます。標準では1分になっていると思いますが、設定した時間、何の操作も行われない場合、画面を消灯するという設定です。一番下の「常時点灯」に設定すると、自分で電源ボタンを押さないと消灯しなくなります。

「バックライト消灯」設定
あまり時間を短くすると、ちょっと指を離しているとすぐに消灯してしまい操作性が悪化してしまうので、操作性と消費電力を考えると標準の1分という設定が無難なところではあるのかもしれません。
しかし消費電力を押さえることを優先する場合は、敢えて「30秒」や「15秒」に設定するのもありかもしれません。
(※Desireの場合は、「設定」→「音とディスプレイ」→「省電力」)
基本的にAndroidのアプリケーションは終了操作をすると、ちゃんとプロセスを終了するようですが、稀にプロセスがメモリに残ってしまうことがあります。“プロセス(タスク)が残っている”という状態は、それを処理するためにCPUやメモリに動作を要求している状態になっているため、実は電力消費に繋がっているのです。
Androidマーケットにはこうした状況を防ぐために、タスクマネージャというアプリケーションが多数公開されています。その機能のひとつとして、残ってしまったプロセスやいつの間にか立ち上がっているプロセスを終了させてメモリ空間を空けることが出来るものが多いです。
タスク管理を行う際に便利なアプリ
こうしたアプリの機能を利用して不要なプロセスを自動的に終了させ、無駄な動作をさせないことにより、CPUやメモリの電力消費を抑えることができます。これらのアプリの使用方法は上記のアプリレビューやこちらの特集記事を参考にしてみて下さい。

タスクマネージャアプリを入れると現在動作しているプロセスがわかる
タスクマネージャアプリやタスクキルアプリは、現在メモリを占有しているタスクを定期的に強制終了させるという機能があります。
この機能を有効にしておくと、メモリが無駄に消費されていつの間にか動作がもっさりするのを防げるばかりか、消費電力の節約もできているのです。
ただ、闇雲にタスクを終了させていると動作に不具合が起こるものがあります。
一番わかりやすいのがウィジェットで、カレンダーや時計のウィジェットはタスクを強制終了されてしまうとその時点でウィジェットの画面更新が止まってしまい、気が付いたらまったく動いていないということが起こってしまいます。
また、バックグラウンド通知を行わせるアプリや、メモリに常駐して定期的にデータをやりとりするアプリを使っている場合、これらのタスクが終了されるとデータの更新が行われなくなってしまいます。
筆者が体験したのは、音楽を聴いていたら画面が消灯した途端に音楽が止まってしまったというものです。何事かと思って調べてみたら、タスクキルアプリにプレイヤーアプリが終了させられていました。

終了させたくないタスクは「除外リスト」に登録
こういったことを防ぐため、タスクマネージャアプリは「除外リスト」というものを持っています。タスクを強制終了されてしまうと困るアプリやウィジェットについては、この除外リストに登録することで不具合を防ぐことが出来るので、この機能を活用します。
様々な機能のオン・オフの切り替えや、音量や画面輝度などの設定を一括して行えるアプリも公開されています。これを活用することで、効率的にバッテリー管理を行うことも可能です。
有名なアプリのひとつとして「Toggle Settings」がありますが、無線機能のオン・オフや画面輝度の調整など、これまでに紹介してきた機能の設定がこのアプリからまとめて行うことが出来ます。また、様々な条件に合わせて動作を切り替えるプロファイル設定も利用可能です。

「Toggle Settings」で電源を集中管理
プロファイル設定は、標準的な設定である「Home Profile」のほか、バッテリーを消費した際に省電力モードとなる「Low Battery Profile」、あるいは充電中は最大限のパワーを発揮する「Charging Profile」など、複数のプロファイルが利用可能です(上記のプロファイルの内容は詳細を編集して自分の使い方に合わせた内容で使うことが出来ます)。
あらかじめ条件設定をしておき、条件に合致したらプロファイルを自動的に切り替えるという動作をさせることで、バッテリー管理にも使えるのです。
ただ、4月末現在のバージョンを筆者のXperiaで動かしていると、「Charging Profile」から「Home Profile」への切り戻しが上手くいかないという問題を確認しています。それほど困るような内容ではないため、充電が終わったら手動でプロファイルを戻していますが、今後のバージョンアップで改善されればよいなと思っています。
設定アプリには便利なものが多数ありますので、こちらの特集記事を参考にしてみて下さい。
「バッテリーが全然もたない!」と言っている人の使い方を聞いてみると、これまでに紹介した省電力設定を行っていないという以前に、端末を使い倒しているということがあります。特に多いのが端末を購入してから1週間から2週間目くらいまでの人。
物珍しさで様々な機能を試してみたいという気持ちから、待機時間よりも稼働時間の方が長くなってしまうのかもしれません。様々なアプリをマーケットからダウンロードして使ってみるのもこの時期で、それは仕方のないことです。むしろ少々バッテリーの減りが早くても、積極的に使って操作を覚えた方がいいと思います。
最初の熱が少し冷め、使い方の“無駄”が減ってくるに従い、バッテリーのもちがよくなってくる傾向があります。変化が大きな人になると2~3時間程度変わってくる人もいます。今回紹介した省電力設定を行ない、更に使っている人も「省電力モード」になることで、Xperiaのバッテリーのもちは飛躍的に向上するのかも知れません。
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- 記事の内容は記載当時の情報であり、現在と異なる場合があります。
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- アプリは端末の機種や設定により、正しく動作しない場合があります。










