
「LifeTouch」:標準モデルのモックアップ
NEC(本社:東京・港区、遠藤信博社長)は、6月9日~11日に幕張メッセ(千葉・千葉市美浜区)で開催された「Interop 2010」展示会にて、Android OS 2.1搭載のクラウドコミュニケーター「LifeTouch」を参考展示した。
「LifeTouch」はBtoBtoC(※)のビジネスモデルを前提として開発された端末だ。

「Interop2010」会場の雰囲気
NECが「LifeTouch」と共にサービスやサービスプラットフォームを企業に提供。提供された企業はそこに独自のサービス等を付加し、コンシューマーへと提供する。NECが「LifeTouch」を直接家電量販店等で販売する予定は今のところなく、それ故コンシューマーへの提供価格も未定だ。
(※「企業が消費者相手に商売するのを、手伝うビジネス」のこと)
端末のサイズは約219mm×119mm×13.9mm。DVDパッケージを、横にしたような感じだ。そこに解像度800×400ドットの7型ワイドTFT液晶を搭載している。タッチパネルは抵抗膜タッチパネル。この大きさに関しては09年秋から行なったマーケティングデータを元にしているのだという。

カラーバリエーションもカスタマイズで提供可能
「携帯電話とネットブックの中間領域を目指した端末。家の中はもちろん、鞄に入れて持ち運んだり、片手で使用したりと、さまざまな生活シーンで広く活用できるサイズを考慮したところ、7インチの画面サイズになった」とNEC パーソナルソリューション事業開発本部 エキスパート 本橋正美氏は語る。
重量は約400gで、片手でも十分持てる重さ。iPadの680g(Wi-Fiモデル)と比較すると約280g軽いことになる。実際手にとると、想像以上に軽い印象を持つことだろう。
「LifeTouch」は上述のようにさまざまな生活シーンはもちろん、老若男女を問わず簡単に使えるユニバーサルな端末を目標に設計されている。そのための工夫として挙げられるものの1つが、十字キーの採用だ。「タッチパネル操作が苦手な人もいる。そうした方々のために十字型の操作キーを採り入れた」(本橋氏)。各種ボタンの配置は企業の要望によりカスタマイズ可能。

「LifeTouch」:ボタンの配置等はカスタマイズ可能。独自APIによる大きなアイコンで見やすさ・使いやすさを向上(andronaviアプリも搭載予定)
メモリーカードスロットはフルサイズのSDHCカードスロットに。デジタルカメラ等で広く採用されているフルサイズ対応とすることで、より使いやすい端末に仕上げた。さらにUSBジャックはMicro Bと供にStandard Aも採用。キーボードから健康機器まで、幅広い端末との接続が可能となるよう考慮されている。
そして、アイコンを通常のAndroid端末より大きく表示する独自のAPIを用意。シニア層から子どもまで、見やすく直感的に使用できるようにした。端末のデザインもあえて先進的なものではなく、親しみやすい形としている。
その他の主な仕様は、以下の通り。
- CPU…ARM Cortex A8
- 通信機能…IEEE802.11b/11g準拠の無線LAN・Bluetoothを搭載(3G通信機能や赤外線通信機能についても個別対応可能となっている)
- センサー…GPS、加速度センサー、地磁気センサー、照度センサーを装備
- カメラ…3Mピクセル・オートフォーカス対応
- 対応メディア…映像=H.264/MPEG-4 AVC、音声=MP3/Ogg/WAV、画像=JPEG/GIF/PNG
- アクセサリー…充電用クレードル、折りたたみ式スタンド、タッチパネル等前面部をカバーするモバイルカバー(オプション含む)
「LifeTouch」で提供される具体的なサービスはサービス提供企業次第だが、NECでは「電子書籍やホームセキュリティ等のホームサービス、ライフログや見守りといったライフケア、電子ショップ、各種エンターテイメントツールなどとしての利用を想定している」(本橋氏)という。

デモ機にインストールされていた電子書籍アプリ。コミックもしっかり表示可能
ちなみに展示されているデモ端末には電子書籍やライフケアのアプリケーションがインストールされていた。電子書籍アプリを試用してみたところ、まだ多少挙動に不安定さがあったものの総じて直感的に使いやすいものとなっていた。コミックコンテンツも7インチの大画面を活かして十分楽しめる。
今回のInteropではNECブースにて「LifeTouch」と「andronavi」が並んで展示されました。参考出展の「LifeTouch」は大盛況で「andronavi」のブースにも多数の人に訪れていただけました。

Interopにて「andronavi」ブースの様子
この大きさ/重さであれば、家の中だけでなく外にも気軽に持ち出せそうなので、音楽だけでなく、書籍やコミック、動画も外出先で楽しめますよ、きっと。個人的にはYouTubeとかも見られるようになったら、うれしいですね(LifeTouchのデモでは、YouTubeはありませんでしたが、期待してます!)。
また、こだわりポイントである十字キーは片手で操作するときに大活躍してくれそうです。手持ちの場合、タッチパネルだけでは、どうしても両手が必要ですが、片手で操作できれば通勤電車でも大丈夫。地図を表示して、個人用ナビゲーション端末なんていう用途にもバッチリ使えそうですね。
端末は直接触れないとなかなか感覚がつかめないかもしれませんが、NECのサイトに今回の出展概要が掲載されていますので、是非ご覧になってみてください。
「LifeTouch」向けにも「andronavi」からアプリを配信する予定です。利用シーンを広げるアプリを多数ラインナップしていきますので、端末の発売まで、しばらくお待ちください。
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