
ケータイからAndroidへデータを移行しよう
Android端末のリリースにより、従来のケータイからAndroid端末に買い換える人が増えてきつつあります。
そこで気になるのが、電話帳はもちろん、これまで撮影してきた画像や動画は、どうやったらAndroid端末に移行できるのかということ。今回はAndroid端末にどうやったらデータを移行できるのかを紹介します。
Android端末に機種変更をした際、以前はデータ移行は自分でやって下さいと言われることが多かったように思いますが、最近では電話帳のみデータ移行してくれるようです。データ移行といっても、ショップに置かれているデータ移行ツール(NTTドコモの「DOCOPY」など)に機種変更前のケータイと、新たに買ったAndroid端末を接続して、直接写真データなど、すべてのデータをコピーするということはできません。
また、携帯電話各社が無償配布しているバックアップソフトウェアや、一部メーカーが販売しているバックアップソフトウェアもAndroid端末に直接データを書き込むことには対応していないようです。そのため、機種変更前のケータイはそのままリサイクルに出さずに一度引き取り、自分でデータ移行を行なった方がいいかも知れません。
※ちなみに、LYNX SH-10B(以下LYNX)についてはDOCOPYでの電話帳移行が可能との説明があります(こちらでご確認いただけます)
ケータイの電話帳をAndroid端末に移行する際、大まかには以下の手順となります。
- ケータイの電話帳をvCard形式でmicroSDカードにバックアップする
- バックアップをとったmicroSDカードをAndroid端末に挿入する
- Android端末でvCard形式のデータを読み込む
NTTドコモでは実際の手順について、非常に詳細な解説を掲載しているので、ぜひご参照ください。
vCard形式のバックアップというと難しく見えますが、ケータイの電話帳機能にmicroSDカードへのバックアップの機能があるので、それを使ってバックアップを行うと、勝手にvCardという形式のデータでデータを作成してくれます(*****.vcfという名前のファイルがそうです)。細かな操作手順については機種によって少し違いますので、お手持ちのケータイの説明書をご参照下さい。

ケータイの電話帳からmicroSDカードにバックアップを行うと、vCard形式でデータを作成できる(写真の機種はNTTドコモP-03A)
また、ケータイがBluetoothに対応している場合、Bluetooth経由でデータを転送することも可能です。こちらも機種によって細かな手順が異なるので詳細は割愛しますが、電話帳機能またはBluetooth機能の画面から一括でデータ転送を行うことができるものがあります。

Bluetoothを使えるケータイであれば、Bluetooth経由で電話帳を送信できる(写真の機種はSoftBank 911SH)
このほか、IS01とLYNXについては赤外線通信にも対応しているため、ケータイから赤外線で送信することも可能です。

IS01とLYNXは赤外線受信機能でケータイからデータを受信できる(写真はIS01)
なお、一度電話帳のデータを移行してしまえば、以後はGoogleにデータをバックアップできるため、次にAndroid端末に機種変更をした場合や、今の機種が故障して修理後に再度データを入れる必要がある場合は、同じGoogleアカウントを設定するだけでデータを簡単に復元することができるようになります。
画像や動画についても、移行についていくつか方法があります。手順としては電話帳とやや重複しますが、機種変前のケータイから、ショップに置かれている移行ツールを使ってデータをCD-Rやフロッピーなどにバックアップして貰う方法や、データバックアップ/管理ソフトでPCにバックアップするという方法があります。バックアップしたデータは、パソコンを介してAndroid端末にコピーしてください。
またSDカードから直接データを拾い出す場合は、SDカード内のPRIVATE/(メーカー名)/フォルダ以下にある「PICTURE」「MUSIC」「MOVIE」などのフォルダに格納されているので、そこからデータをコピーすればいいでしょう。
以下、SDカードから直接コピーする際のおおよその手順です。
- SDカードとPCを接続
- SDカード内のpictureフォルダを開く
- pictureフォルダ内にある画像ファイルをPCにコピー
- Android端末とPCをつなぎ、任意のフォルダに画像データをコピー
※データが保存されているフォルダは端末によって異なる場合があります

SDカードから画像データを直接コピー
Android端末とPCを接続するには、「設定」→「アプリケーション」→「開発」→「USBデバック」で、USBデバックをONにしてください。次にAndroid端末とPCを接続したら、HOME画面のステータスバーから、USB接続をタップ。その後あらわれる画面で「マウント」をタップすれば接続が完了です。

USBデバックをONにする(左)ステータスバーからUSB接続をタップ(中)USB接続をマウント(右)
PC上にAndroid端末のフォルダが見えるようになるので、任意のフォルダにコピーして下さい。

PC上に見えるAndroid端末内の任意のフォルダにコピー

IS01とLYNXはケータイと同様のフォルダ構成も採用している(写真はIS01)
バックアップしたデータは、Android端末で使用するmicroSDカードの任意の場所にコピーすることで使用できます。大抵のメディアプレイヤーアプリでは、microSDカードのどこに置いていても自動的に検索してリストに反映してくれます。
もし自動的にリストに反映して欲しくないデータがあったら、フォルダ名の頭に.を入れる(.Pictureや.Movieなど)ことで検索対象から除外することができますが、メディアプレイヤーから直接参照できないため、ファイルマネージャーアプリから参照しなければいけなくなるなど、一手間かかるようになります。
今回は『アストロファイルマネージャ』を利用しましたが、他にも『NeoFiler』や『EStrongs File Explorer』、『AndExplorer』など、ファイルマネージャアプリは多くあります。自分なりに使い勝手の良いアプリを探してインストールすることをおすすめします。
ちなみにIS01やLYNXについては、PRIVATEフォルダ以下、ケータイと同様の構成を持っていますので、そのままコピーもできます。また、電話帳の項でも説明したのですが、ケータイにBluetooth機能が搭載されている場合はBluetooth経由でデータをコピーできますし、IS01やLYNXは赤外線経由での転送も可能です。Bluetoothを使ってデータを転送するアプリとして『Bluetooth File Transfer』を紹介しているのでご参照ください。
ただしいずれの転送方法でも、着メロ、着うたなどをはじめ著作権保護をかけられたデータについては転送後は使用できない可能性が高いのでご注意ください。
一度慣れてしまえば大して難しくはないのですが、一手間かかってしまうことは否めません。
今後ケータイの使い勝手を生かしたAndroid端末も増えていくと思いますが、機能面に加えてデータ移行に従来のケータイと同様の手順で行うことができるAndroid端末や、Androidにも対応したデータ転送のためのツールやソフトが増えると、相互にデータのやりとりを行うことが容易になりますので、より便利になるのではないかと思います。それまでは、クラウドサービスの活用や移行手順を覚えておくことで対応していくしかなさそうです。
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- 記事の内容は記載当時の情報であり、現在と異なる場合があります。
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- アプリは端末の機種や設定により、正しく動作しない場合があります。

Highmount
ガンダムとタメの福岡県人。携帯キャリアを含む通信関係を中心にIT業界を転々とし、現在は通信系CEをやりつつ、たまにライターらしきことをする存在。最近は公私ともに慌ただしくブログなども放置気味ながら、スマートデバイスを中心に通信業界の動向を悲喜こもごもの複雑な心境で眺める日々。
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