HDR合成や球面パノラマ「Photo Sphere」など、進化したAndroid 4.2のカメラ機能を紹介

2012年12月12日 11:30 by segawear
HDR合成や球面パノラマ「Photo Sphere」など、進化したAndroid 4.2のカメラ機能を紹介
Android 4.2 のカメラ機能を紹介します

Android 4.2 のカメラ機能を紹介します

なんとHDRが採用されていました!球面パノラマ「Photo Sphere」機能で話題のAndroid 4.2 Jelly Beanのカメラですが、「Nexus 7」にはメインカメラが搭載されていないため、先日の記事では紹介することができませんでした。この度、希少な「Nexus 4」でカメラの動作を確認することができましたので、紹介したいと思います。


 

フリック操作で撮影モードをより素早く変更できるように。

カメラを起動し、画面をタップでフォーカス、はこれまでの操作と同じ。Android 4.2では、そこからフリックするとサークル型のメニューが表示され、撮影モードを変更できるようになりました。素早いフリック操作を採用することで、一瞬のシャッターチャンスにおいて、より適切な撮影モードに対応することができるでしょう。

 

画面をフリックで変更できる撮影メニュー

画面をフリックで変更できる撮影メニュー

 

各メニューから展開されるサブメニュー

各メニューから展開されるサブメニュー

 

 

「HDR」が採用されていた!

サークル型のメニューに表示されていたのは、以下の6つ。

 

  • 左上:メインカメラとインカメラの切り替え
  • 上:HDR撮影モードの切り替え
  • 右上:フラッシュ設定
  • 左下:露出の変更
  • 下:オプション設定
  • 右下:シーンの設定

 

サークル型メニューのトップに「HDR」の文字が!

サークル型メニューのトップに「HDR」の文字が!

 

なんとメニューのトップには、「HDR」の文字が!これはAndroidがネイティブでHDRを採用したということを意味します。ただし開発者サイトでは、サポートされたデバイスのみとしているようで、執筆時現在において海の向こうのAndroid 4.2端末、「Galaxy Nexus」および「Nexus 10」には反映されていないようです。(ですがHDRはソフトウェア側の処理ですので、近く反映されることは期待できます。)

 

※HDRとは「ハイダイナミックレンジ合成」のことで、露出の異なる2枚(以上)の写真を撮影し、明るい部分と暗い部分を合成することで、通常の写真では白く飛んだり黒くつぶれたりする部分を表示(普通のモニタで見えるように)する素晴らしい技術です。

 

ということで撮影してみました。

 

ノーマル撮影モード(左)HDR撮影モード(右)

ノーマル撮影モード(左)HDR撮影モード(右)

 

比べてみれば、の映り込みかたが違いますね。また、木の陰になってる部分が明るく見えます。こういった逆光気味のシーンでHDR撮影モードを使用するとわかりやすく違いが出る印象です。ただ、HDR撮影では露出の異なる複数枚の写真を撮るため、写真を撮るのに少々時間がかかります。動物や子供など、動いてる被写体をHDRで収めるのは難しいでしょう。風景を撮る際も、カメラをブレさせないように注意する必要があります。

 

 

より直感的になった「カメラ」と「ギャラリー」の切り替え方法がすごい

カメラモードでは、たったいま撮影した画像を見るために「ギャラリー」へと移動することが多いと思いますが、Android 4.2のカメラにはギャラリーを起動するボタンがありません。どこへ行ったかというと、それはカメラビューの「右側」。左にフリックすることでギャラリーを登場させます

 

その逆に、ギャラリーで最新の画像から右へフリックすると、カメラを起動できます。撮影後の「確認」と「撮り直し」が圧倒的に早い、この直感的な操作方法に思わず感動してしまいました。

より直感的になったカメラとギャラリーの切り替え。カメラモードからフリックするとギャラリーが出てくる。

より直感的になったカメラとギャラリーの切り替え。カメラモードからフリックするとギャラリーが出てくる。

 

写真だけではわかりにくいと思いましたので、動画をどうぞ。

YouTubeリンク:http://youtu.be/VLzL_V2XbmI

 

 

2種類のパノラマ撮影モード

Android 4.2のカメラには、写真、動画撮影モードの他に、カメラを水平に動かしながら撮影しパノラマ写真を生成する「(通常の)パノラマ撮影モード」と、上下左右に動かしながら撮影し、Googleマップのストリートビューのような写真を生成する「球面パノラマ撮影モード(Photo Sphere)」が用意されています。

 

2種類のパノラマ撮影モード

2種類のパノラマ撮影モード

 

それぞれのモードは違いは、生成された写真を見るとよくわかります。

 

  • 通常のパノラマモードで生成した写真
通常のパノラマ撮影モードで生成した写真

通常のパノラマ撮影モードで生成した写真

 

  • 球面パノラマモード「Photo Sphere」で生成した写真
上下左右、球面パノラマ撮影モード「Photo Sphere」で生成した写真

上下左右、球面パノラマ撮影モード「Photo Sphere」で生成した写真

 

通常のパノラマ撮影モードは「180度」、球面パノラマ撮影モード「Photo Sphere」では「上下左右360度」の写真を撮ることができます。実際に「上下左右360度」の撮影を何度か試してみましたが、なかなか上手く合成されません。上記のサンプル写真にあるように「軽く上下に180度」くらいの感じが綺麗に作れると思います。

 

Google Nexus のYouTubeチャンネルで、球面パノラマ「Photo Sphere」の撮影方法が紹介されていましたので、合わせて参考にしてみてください。

 

YouTubeリンク:http://youtu.be/0poff-mHQ4Q

 

また、生成した「Photo Sphere」の写真は、ギャラリーでGoogleマップのストリートビューのように表示させることができます。こちらも動画を撮影しましたので、以下をご覧ください。

 

YouTubeリンク:http://youtu.be/gP8bLiZ-D60

 

「Nexus 4」のカメラ性能自体は、可もなく不可もなく十分使えるレベルという感じですが、HDRや球面パノラマ機能などのカメラアプリのアップデートにより、かなり進化した印象があります。

 

まだ日本では「Nexus 7」でしか体験できないAndroid 4.2ですが、スマートフォンにもアップデートされる日を待ちつつ、合わせて「Nexus 4」の日本発売に期待しましょう。