検証!寒いとバッテリーの消耗は早いのか?第2弾~in北海道~

2013年01月11日 17:17 by segawear
検証!寒いとバッテリーの消耗は早いのか?第2弾~in北海道~
検証!寒いとバッテリーの消耗は早くなるのか?第2弾~in 北海道~

検証!寒いとバッテリーの消耗は早くなるのか?第2弾~in 北海道~

「バッテリーは寒いと減りが早い」という話があり、約1年前に検証を行いました。しかし、検証環境は約6℃の「冷蔵庫」だったため、もっと寒い環境ではどうなの?という疑問がずっと残っておりました。あれから1年、年末年始に実家のある北海道へ帰ったついでに追加の検証を行ってきました。マイナス15℃の世界では、どのくらい消耗が早いのでしょう?早速、実験方法から見ていきましょう。

 

実験方法

使用した端末は、発売以来の約10ヶ月間、私が普段使いとアプリ評価、検証等で愛用してきた「MOTOROLA RAZR IS12M」。バッテリーの容量は1780mAhです。気温は+25℃、+8℃、0℃、-15℃というそれぞれの環境で、『急速放電』を使いバッテリーが無くなるまでの時間を比較しました。なお、バッテリー残量の計測には『BatteryView(バッテリー管理)』というアプリを使用しています。

 

『急速放電』での設定内容

『急速放電』での設定内容

実験開始直前までアダプターに接続しておいたフル充電100%の状態から、『急速放電』は以下の設定(画面高輝度、GPS受信、ネットワーク通信を有効)で10%まで放電させました(0%まで放電させると、端末がシャットダウンしてしまい『BatteryView』でデータが残せなくなる危険があったため、10%までとしています)。また、ネットワークはWi-FiをOFFにして、より消費電力の高い3Gで通信を行なっています。

 

「RAZR、こんなに酷使してごめんよ。」と心の中で謝りながら、世のため人のため、RAZRのバッテリーを犠牲に『急速放電』を作動させました。その効果には賛否両論あるこのアプリですが、こういった実験には最適ですね。

 

屋内、室温25℃での実験

まずは、普段の環境で基準となるデータを取るために、屋内(弊社オフィス内)にて室温25℃の状態で実験しました。

 

室温25℃のオフィスで、基準となるデータを取得

室温25℃のオフィスで、基準となるデータを取得

 

結果は、1時間47分で残り10%の状態まで放電完了、という結果になりました。『BatteryView』でのグラフをご覧ください。

 

BatteryView:室温+25℃でのバッテリー消耗具合

BatteryView:室温+25℃でのバッテリー消耗具合

 

さて、いよいよ2012年12月末、帰省のため、いえ、この壮大な実験を行うため、実家のある北海道へ飛びました。記事を書くために飛行機まで使って移動するという、ハワイロケ以来の大掛かりな企画となりました。

 

北海道へGO!

北海道へGO!

 

ちょっと寒い、+8℃での実験

北海道へ到着、ガチで寒いです。かじかむ手、スマホ対応手袋が欲しいところでしたが、手元に無かったため軍手を代用しました。まずは「ちょっと寒い」場所を探し、物置へ潜入。+8℃という環境で実験を行いました。

 

室温+8℃の環境(物置)で実験してる様子

室温+8℃の環境(物置)で実験してる様子

 

結果は、1時間28分で残り10%の状態まで放電完了、という結果になりました。気温25℃での実験結果と比較すると、19分ほど早く消耗したということになります。『BatteryView』でのグラフをご覧ください。

 

BatteryView:室温+8℃でのバッテリー消耗具合

BatteryView:室温+8℃でのバッテリー消耗具合

 

この実験中、たまたま物置に入ってきた母親に見つかり、ちょっと面倒臭いことになりましたが、そこは「仕事だから・・・」と言って回避。この記事を読んでもらえれば、何をしてたかわかってもらえるでしょう。

 

プラマイ0℃での実験

次に、 プラスでもマイナスでもない、ちょうど0℃でのデータが取りたかったのですが、この時期、北海道で最高気温が0℃まで上がる日はほとんどありません。きなこ餅と磯辺餅を交互に食べながら待つこと数日、誰もが諦めかけたその時、奇跡がおきました。日差しの暖かい昼下がり、測ってみれば丁度0℃!慌ててスマホと温度計をセットし実験開始。下記はその様子です。

 

気温0℃の状況で実験してる様子

気温0℃の状況で実験してる様子

 

結果は、51分で残り10%の状態まで放電完了、という結果になりました。気温25℃での実験結果と比較すると56分も早く消耗しており、消耗具合は約2倍!という結果になりました。『BatteryView』でのグラフをご覧ください。

 

BatteryView:気温0℃でのバッテリー消耗具合

BatteryView:気温0℃でのバッテリー消耗具合

 

これを見ると、50%の状態から急激に減っています。実験中、途中から急に寒くなってきていたので、そのせいかもしれません。それにしても1時間を切る消耗速度とは。おそるべし北海道。

 

いよいよ、-15℃での実験

もっとも気温が下がる時間帯といえば、日の出前の朝方6:00頃。前日は18:30に寝た私は、難なく朝6:00に起床。11時間半も寝たのでスッキリです。早速、外へでて気温を測ってみれば驚愕の-15℃。寒いを通り越して痛いです。「俺、こんな朝方に何やってんだろう?」という哀しみの念に襲われながら、温度計とスマホをセットして実験開始。

 

-15℃での実験の様子 on the snow

-15℃での実験の様子 on the snow

 

実験開始時は-15℃だった気温が、実験終了間際には-17℃まで下がっていました。気になる結果は、たったの45分で残り10%の状態まで放電完了、という結果になりました。気温25℃での実験結果と比較すると1時間も早く消耗しており、消耗具合は約2.4倍!という結果になりました。『BatteryView』でのグラフをご覧ください。

 

BatteryView:気温-15℃でのバッテリー消耗具合

BatteryView:気温-15℃でのバッテリー消耗具合

 

これまでで一番の消耗具合です。-15℃半端ない!しかし、気温0℃の時と比べると6分しか変わらず、極寒の割りには頑張ったと言えるでしょう。

 

最後に、それぞれの気温ごとに比較したバッテリー消耗時間をグラフにしてみましたので、ご覧ください。ちなみに『BatteryView』はCSV出力に対応していて、こういったデータの解析にとても便利です。

 

気温ごとの、バッテリー消耗時間を比較

気温ごとの、バッテリー消耗時間を比較

 

このグラフを見てみれば一目瞭然、やはりバッテリーは気温が低ければ低いほど消耗が早いという実験結果になりました。特に、気温が氷点下になってからの減り具合は早いようです。

 

詳しいことは良くわかりませんが、一般的にバッテリー(リチウムイオン電池)の放電特性は、温度に対する依存度が高く、この実験結果にあるように低温になるほど消耗が早いと言われています。一点、注意ですが気温が氷点下の状態で「充電」してはいけないようです。こちらの理由もよくわかりませんが、0℃より寒い状況で充電すると、事故に繋がる可能性があるとのことです。

 

冬の北海道などに行った場合は、少しでもバッテリーを長持ちさせるためにコートの内ポケットやスボンのポケットに入れるなどして、自分の体温で温める工夫をしましょう。また、スキー場などに行く場合は、モバイルバッテリーを用意しておくのが確実かと思います。モバイルバッテリーは、特集「スマホの充電、どの方法が1番速い?」で紹介した「docomoポケットチャージャー02」がおすすめです。

 

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