【検証】今夏最大3,080mAhバッテリーは3日間持つ?「AQUOS PHONE SERIE SHL22」の魅力をチェック!

2013年07月05日 10:30 by せう
【検証】今夏最大3,080mAhバッテリーは3日間持つ?「AQUOS PHONE SERIE SHL22」の魅力をチェック!
「AQUOS PHONE SERIE SHL22」のバッテリーは3日間持つ?

「AQUOS PHONE SERIE SHL22」のバッテリーは3日間持つ?

7月下旬以降にauから発売予定のシャープ製Androidスマートフォン「AQUOS PHONE SERIE SHL22」(以下、SHL22)。auのプレスリリースによると、「3日間持つ」とまで言われています。

 

試作機をお借りした上で、筆者が普段使っている別の4G LTEスマートフォンと並行して使い比べ、「本当に3日間持つのか」試してみることにしました。

 

本端末は、低消費電力が特徴のIGZO液晶と、今夏のAndroidスマホ最大となる3,080mAhのバッテリーを組み合わせて、電池持ちが非常によいことをアピールしています。

 

電池に限らないその魅力と実力も併せてご紹介しますので、機種変更を考えている方はぜひ参考にしてください。

 

「AQUOS PHONE SERIE SHL22」を徹底レビュー

 

バッテリー長持ちのポイントをチェック!

スマートフォンには、バッテリーを消費する様々な要素があります。その中で、非常に大きなウエイトを占めるのが“ディスプレイ”です。輝度を上げると消費が激しくなるのは何となく分かるでしょうし、実際その通りです。

 

意外と盲点になるのは液晶の解像度。解像度が上がると、駆動する画素数が増えて、その分消費電力も大きくなる傾向にあるのです。

 

今回、SHL22では、HD解像度(720×1,280ドット)の約4.9インチIGZO液晶を採用しています。IGZO液晶は、静止画を表示した時の消費電力を従来の液晶よりも抑えられる特性を持っています。

 

SHL22は、高解像度化よりも消費電力を抑えることを重視して解像度を据え置いたのです。これに、「FEEL artist」という画像処理エンジンを組み合わせて、さらに消費電力を抑えています。

 

バッテリー持ちを重視し、解像度を据え置いたIGZO液晶を搭載

バッテリー持ちを重視し、解像度を据え置いたIGZO液晶を搭載

 

次に、バッテリー自身の容量です。当然ですが、より容量が大きい方が持ちがよくなります。冒頭にも書いた通り、SHL22では、今夏最大の3,080mAhの大容量バッテリーを搭載しています。

 

そして筐体サイズを抑えるため、バッテリーは内蔵式になっています。

 

背面はバッテリーが外せない構造。その代わり、大容量バッテリー搭載に伴う“巨大化”を抑えている

背面はバッテリーが外せない構造。その代わり、大容量バッテリー搭載に伴う“巨大化”を抑えている

 

さらに、シャープ独自の省エネ技術である「エコ技」もバッテリー持ちに大きな役割を果たします。

 

「エコ技」を使っていない場合に、使えばどのくらいより長く使えたか、という表示までしてくれます。ユーザによるカスタマイズも、細かく設定できます。

 

「エコ技」もより使いやすくなっている。特に、バッテリーの節約予測表示が非常に便利

「エコ技」もより使いやすくなっている。特に、バッテリーの節約予測表示が非常に便利


 

実際、3日間持った?

これだけ色々な工夫を凝らして電池持ちを重視しているSHL22。果たして、どこまで持つのか、試してみましょう。

 

今回は、比較対象として私物の4G LTEスマホ「ARROWS ef FJL21」(以下、FJL21)を使うことにしました。バッテリー容量は1,890mAhです。

 

自分が普段使っているFJL21と、以下の通り、設定を極力揃えて併用し、バッテリーの持ちを検証します。

 

<検証の条件>

  • 液晶の輝度は最大
  • Wi-Fi(無線LAN)は、家で使う時だけ手動でONにする
  • BluetoothとGPSはOFF
  • 省電力設定はOFF(素の状態での省電力性を試すため)
  • 『Gmail』など、各種アカウントの自動同期はON
  • Dropbox』のカメラアップロードは、LTE/3G環境でも自動で行う

 

と、バッテリー持ちに配慮しているのかどうか分からないですが、不便のない使い方です。アプリは、Google Play上でアップデートがあるものはすべてアップデートし、さらに、以下のアプリをダウンロードして使いました。

 

<主に使用したアプリ>

 

この中で、『Battery Mix (バッテリーミックス)』はバッテリーの消費状況をチェックするためにインストールしています。ホームアプリは、それぞれ標準のものを使っています。

 

筆者が昨今よく使っているアプリ。『jigtwi (Twitter, ツイッター)』(左)『Facebook』(中)『Dropbox』(右)

筆者が昨今よく使っているアプリ。『jigtwi (Twitter, ツイッター)』(左)『Facebook』(中)『Dropbox』(右)

 

1日目:測定開始!

1日目は、正午までACアダプタを接続してフル充電。正午になると同時に外して、測定を開始しました。

 

この日は終日、外出して仕事でした。忙しくて、あまり触れず…。たまに『jigtwi (Twitter, ツイッター)』、『Facebook』、『Gmail』をチェックする、といった感じで使いました。

 

夜中に帰宅後、2日目にさしかかる正午まで、手動でWi-FiをONにするのを忘れるというオチがついてしまいました。この段階でSHL22はバッテリー残量92%、FJL21の残量は80%となっています。この時点で結構な差が付いています。

 

Battery Mix (バッテリーミックス):1日目を終えて。SHL22(左)とFJL21(右)

Battery Mix (バッテリーミックス):1日目を終えて。SHL22(左)とFJL21(右)

 

2日目:差が歴然に!

2日目も、ほぼ1日中仕事でした。この日は、しっかりWi-FiをONにすることを忘れませんでした。自宅で仕事をする時は、大体動画を垂れ流しにしながらやることが多いのですが、それすら忘れてしまうほど仕事に没頭していたようです。

 

『Facebook』からの通知が結構届いていて、それが来る度にチェックする、という使い方をした結果、SHL22は残量80%、FJL21は44%となりました。

 

Wi-FiをONにした影響か、1日目よりも消費量が増えています。しかし、その割にSHL22は比率の増加が抑えられているようです。

 

Battery Mix (バッテリーミックス):まる2日経過。SHL22(左)とFJL21(右)

Battery Mix (バッテリーミックス):まる2日経過。SHL22(左)とFJL21(右)

 

3日目:積極的に減らしてみた

休日となった3日目は、あまりにSHL22のバッテリー持ちがよいために、SHL22側でカメラ撮影→『Dropbox』へのアップロードを積極的に行ってみたり、動画を見たりと“ハンディキャップ”をあえて課してみることに。

 

これだけのハンディキャップを課したにもかかわらず、SHL22はまだ55%ほどバッテリーが残っていました。一方のFJL21の方は、まる3日目の正午を迎える前に事切れていました…。

 

ちなみに、Wi-FiがずっとONになっているのは、単純な切り忘れです。

 

Battery Mix (バッテリーミックス):3日経過。FJL21のほうは完走できず…。SHL22(左)とFJL21(右)

Battery Mix (バッテリーミックス):3日経過。FJL21のほうは完走できず…。SHL22(左)とFJL21(右)

 

考察

色々とドジを繰り返しましたが、上記のグラフをご覧の通り、SHL22は3日間“完走”することができました。

 

1日目、2日目が比較的マイルドな使い方だったせいかもしれませんが、3日目にある程度ヘビーに使ったにもかかわらず、それでもバッテリー消費が45%程度だったことを考えると、かなり持ちがよいと言えるでしょう。

 

スマートフォンは利用環境によってバッテリー消費が大きく左右しますが、この分だと、1日は確実に補助バッテリー類なしでも過ごせそうです。そして「エコ技」を駆使すれば、もっと長持ちするでしょう。

 

モバイルバッテリーがあれば、より安心!

 

省電力だけじゃない魅力もチェック!

バッテリー持ち以外にも、SHL22は魅力がたくさんあります。

 

例えば、昨冬モデルの「AQUOS PHONE SERIE SHL21」と比較して約1.6倍の明るさで撮影できるレンズ「BrightEye」を搭載したメインカメラ。動きの激しい被写体を撮影したり、薄暗い中で撮影したりした際の手ぶれを軽減できます。

 

普段、動きのあるモノを撮影しようとするとブレてしまうが、「BrightEye」搭載カメラではブレずに撮影できた。ノイズも少なめ

普段、動きのあるモノを撮影しようとするとブレてしまうが、「BrightEye」搭載カメラではブレずに撮影できた。ノイズも少なめ

 

カメラアプリも、「au Cloud」に直接アップロードする機能を備えているなど、シンプルながらに機能が充実しています。

 

撮影した写真・動画を「au Cloud」に自動アップロードすることもできる

撮影した写真・動画を「au Cloud」に自動アップロードすることもできる

 

また、スリープ中に本体背面をダブルタップして、起動したいアプリ名を声に出すと、スリープ解除と同時にアプリが起動する「Finger Step & Voice Awake」も興味深い機能です。

 

本試作機で試してみた限りでは、本体にプリインストールされているアプリであれば大抵呼び出せました。下記「Finger Step & Voice Awake」で『Chromeブラウザ-Google』を起動してみた様子を動画でご覧ください。

 

ちなみに認識に成功すると、通知ランプが白く光り、失敗すると、赤く光ります。

 

YouTube Preview Image

 

※動画が見られない方はこちら

 

そしてあまり紹介されていませんが、「スクリーンショットシェア」機能もなかなか便利です。

 

通常、Android 4.0以降を搭載するスマホ・タブレットでは電源キーとボリュームダウンキーを同時に押すと、スクリーンショットを撮影できます。しかし、端末によってはタイミングがなかなかシビアだったり、キーの位置関係で押しにくかったりすることもあります。

 

「スクリーンショットシェア」では、スクリーンショットを撮りたい画面で、画面端からスワイプする(なぞる)ことで簡単にスクリーンショットが撮影できます。

 

素のスクリーンショットとしてそのまま保存するだけではなく、スタンプやトリミング(切り抜き)編集をしたり、シェア(共有)することで知人にアプリ情報を知らせたりすることもできます。

 

さらにauスマートパス対応アプリの場合、自動で情報を追加取得することもできます。

 

画面端をスワイプすると、スクリーンショットシェア機能が起動。編集したりメモ書きを添えて保存できる

画面端をスワイプすると、スクリーンショットシェア機能が起動。編集したりメモ書きを添えて保存できる

 

解像度をあえて抑えたIGZO液晶と、現時点で国内で販売されるスマホの中で最大のバッテリーを搭載する「AQUOS PHONE SERIE SHL22」。そのバッテリー持ちのよさは、非常に強烈です。

 

また、カメラや細かな操作に至るまで便利な機能も満載です。特に、“スマートフォンが欲しいけれど、電池持ちが心配すぎる”という方におすすめです。