スマホのカメラを比較→機種によってこれだけ違う!シーンを分けて4機種の撮影テストを実行

2013年07月12日 10:30 by 一条 真人
スマホのカメラを比較→機種によってこれだけ違う!シーンを分けて4機種の撮影テストを実行
スマホのカメラ、機種によってこれだけ違う!シーンを分けて4機種の撮影テストを実行

スマホのカメラ、機種によってこれだけ違う!シーンを分けて4機種の撮影テストを実行

7月も中盤、夏休みになったら写真を撮る機会も増えるでしょう。

 

そんな日々をより楽しく過ごすために、ナイスなデジカメ機能を持つスマートフォンはどれなのか?

 

今回、2013年夏モデルから4機種をセレクト。同じ景色を撮影することで比較、検証してみました。

 

今回比較したのは、下記の4機種です。カメラの特徴と併せてご紹介します。

 

  • GALAXY S4 SC-04E」(以下、GALAXY S4)
    世界初のフルHD有機ELディスプレイ搭載。約1,320万画素でメインとサブの同時撮影ができる「デュアルカメラ」、画像に映りこんでしまったものを消せる「消しゴムモード」など、多彩な機能も自慢です。左右の手で持った時に、右手の親指で撮影モードを切り替えやすいなど、撮影時の使いやすさにも配慮されています。
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  • Xperia A SO-04E」(以下、Xperia A)
    スリープモードから撮影できるクイック機能を搭載。画素数は約1,310万。αやサイバーショットと同じく、撮影時の状況に合わせて自動的に状況に合った撮影モードを設定してくれる「プレミアムおまかせオート」機能で手間をかけずに最適な写真が撮影できるなど、デジカメを発売しているメーカーならではの技術が光ります。また、物理シャッターボタン搭載で、タッチシャッターよりも手ブレがしにくくなっています。

 

「GALAXY S4 SC-04E」(左)「Xperia A SO-04E」(右)

「GALAXY S4 SC-04E」(左)「Xperia A SO-04E」(右)

 

  • ARROWS NX F-06E」(以下、ARROWS NX)
    2013夏モデルで一番高い約1,630万画素が特徴。被写体との距離に応じて光量を調節するフラッシュが光る「インテリジェントフラッシュ」やマルチAE機能で、白飛びを抑えた撮影ができます。
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  • AQUOS PHONE ZETA SH-06E」(以下、AQUOS)
    「光学手ブレ補正」と、声でシャッターを切れる「Voice Shot」機能で「トリプル手ブレ対策」を実現。また、スマホ最高クラスの「F1.9レンズ」を搭載し、暗所で強みを発揮します。レンズの画角が狭いため、画像の画角が他機種と大きく違うのも特徴です。

 

「ARROWS NX F-06E」(左)「AQUOS PHONE ZETA SH-06E」(右)

「ARROWS NX F-06E」(左)「AQUOS PHONE ZETA SH-06E」(右)

 

シーン1:木漏れ日溢れる公園

公園は樹木が多く木々の間を散歩できますが、木陰になる場所が多く、太陽光があたっている場所との明暗差ができやすいのも特徴です。

 

また、樹木のような自然物は背景が規則的ではないので、機種によってはノイズが出やすかったり、ホワイトバランスが崩れたりすることがあります。

 

早速ベンチの様子を比較してみました。

 

公園のベンチ:ARROWS NXで撮影

公園のベンチ:ARROWS NXで撮影

ARROWS NXは、明暗がある場所では暗い場所が沈み、明るい部分は白飛びする傾向があるように見えます。

 

多少暗くなっても、HDR(ハイダイナミックレンジ)で補正することでカバーできますが、いちいち設定をするのは少々面倒かもしれません。

 

公園のベンチ:AQUOSで撮影

公園のベンチ:AQUOSで撮影

また、AQUOSの場合、暗がりの場所では画面全体がやや黄色く、そして、やや明るめな仕上がりになります。

 

これは再現性という面ではマイナスと言えるかもしれません。

 

公園のベンチ:GALAXY S4で撮影

公園のベンチ:GALAXY S4で撮影

AQUOSと逆に少し黒が深い気がするのがGALAXY S4ですが、その描写は精細でした。

 

公園のベンチ:Xperia Aで撮影

公園のベンチ:Xperia Aで撮影

木々によってできる影はどの機種もそこそこ暗くなるのは確かですが、Xperia Aの「プレミアムおまかせオート」はHDRも自動的にかけてくれるせいか、設定を変えなくても木陰もあまり暗くなりません。

 

シャッターを押すだけなので気軽なのに加え、ほとんどのシーンで精細な描写と優れた発色を見せてくれました。

 

シーン2:強い日差しが差し込む浜辺

スマホを使って浜辺などで撮影する場合、天敵はディスプレイが見えなくなってしまうほどの日差し(光)の強さです。

 

浜辺:AQUOSで撮影

浜辺:AQUOSで撮影

この問題を緩和するために、AQUOSは「アウトドアビュー」オプションを持ち、バックライトを通常よりも明るくして戸外でもディスプレイが見やすくなっています。

 

浜辺:ARROWS NXで撮影

浜辺:ARROWS NXで撮影

それでも見にくい程の強い日差しの中でも、高いディスプレイ視認性を持つのがARROWS NXです。

 

ARROWS NXの「スーパークリアモード」は極めて明るく、そもそもディスプレイが5.2インチと大きく、発色がいいのと相まって、浜辺でも抜群に視認性がいいのです。

 

浜辺:GALAXY S4で撮影

浜辺:GALAXY S4で撮影

有機ELのGALAXY S4も比較的明るいところでも視認性がいいことを確認できました。

 

浜辺:Xperia Aで撮影

浜辺:Xperia Aで撮影

そして空の青さが気になるところですが、この再現性が高いと感じたのはXperia Aです。

 

また、砂浜などでは万一落としてしまった場合に防塵の方が安心できます。この面でもXperia AやARROWS NX、AQUOSなどは有利です。

 

シーン3:光が少ない夜の風景はどう写る?

夜景を検証するため、ライトアップしていない(リングに光が回るだけ)スカイツリーを撮影してみました。隣のビルも一緒に撮影しています。

 

ノイズが少なく、しっかりした画像だと感じたのはAQUOSとXperia Aでした。

 

夜景:AQUOSの「HDRモード」で撮影

夜景:AQUOSの「HDRモード」で撮影

AQUOSが比較的ノイズの少ないしっかりした画像が撮影できるのは、レンズがF1.9と明るいおかげもあるでしょう。

 

さらに唯一、光学式手振れ補正機能を搭載しているので、手振れに関しては安心感があります。また、AQUOSもHDRモードを使うことでより明るい映像が撮影できます。

 

夜景:Xperia Aで撮影

夜景:Xperia Aで撮影

Xperia Aは少々暗めではあるものの、画像自体はノイズも少なくしっかりしています。

 

夜景:ARROWS NXの「HDRモード」で撮影

夜景:ARROWS NXの「HDRモード」で撮影

ARROWS NXはデフォルトでは暗いので、HDRモードに設定することで、全体にノイズが目立ちますが、なんとか撮影できました。

 

夜景:GALAXY S4の「夜間オート」で撮影

夜景:GALAXY S4の「夜間オート」で撮影

GALAXY S4は、「夜間オート検出」をONにしておけば、ある程度、暗い場所も撮影可能ですが、画像的にはややノイズが入りました。

 

シーン4:食べ物の撮影は意外な結果に

食べ物を撮影して驚いたのは、きれいに撮れるだけでなく、実際に目で見た時よりもおいしそうな画像を撮れる機種があること。

 

これはスマホのデジカメで食べ物を撮影する人が多いため、チューニングされているのかもしれません。

 

具体的な機種として、ARROWS NXやGALAXY S4で撮影した画像は、料理が現実よりも鮮やかででおいしそうに見えました。ハンバーグプレートを撮影したのでご紹介します。

 

ハンバーグプレート:ARROWS NXで撮影

ハンバーグプレート:ARROWS NXで撮影

ARROWS NXで撮影した料理は、赤みがかっておいしそうに見えます。

 

ハンバーグプレート:GALAXY S4で撮影

ハンバーグプレート:GALAXY S4で撮影

GALAXY S4で撮影した料理もおいしそうです。

 

他の料理も撮影する中で、この端末では野菜類が最もフレッシュに見えました。

 

ハンバーグプレート:AQUOSで撮影

ハンバーグプレート:AQUOSで撮影

AQUOSはどこか色の再現性が忠実でないように感じました。

 

ハンバーグプレート:Xperia Aで撮影

ハンバーグプレート:Xperia Aで撮影

Xperia Aは色の再現性は高く見えました。

 

考察

トータルで見ると、どの機種もそれぞれに得意なシーンを持っていることがわかりました。

 

  • ARROWS NX
    夏の浜辺などで使うにはもっとも扱いやすかったです。
  • AQUOS
    F1.9の明るいレンズと光学式手振れ補正で、暗い場所でもっとも手振れしにくいと言えます。
  • GALAXY S4
    防水・防塵でないことを除けば、撮影機能はかなりレベルが高く、総合力の高い機種であり、ユーザーインターフェースの使いやすさでも優れたものを持っています。“アウトドアには行かない”というギークな人におすすめです。
  • Xperia A
    デジカメ機能のポテンシャルが総合的に高いと感じました。

 

 

画質に関しては好みがあると思いますが、今回比較した4機種含めスマホのカメラは、デジカメの代わりとして十分に使えるほど高機能なものばかりです。

 

アウトドアやレジャーなど、これからの季節に大活躍するので、ぜひ気軽かつ本格的な撮影を楽しんでください。

 

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