スマホの充電、1回いくら?バッテリー充電にかかる料金を計算してみた

2013年07月23日 10:30 by ホセ
スマホの充電、1回いくら?バッテリー充電にかかる料金を計算してみた
毎月のパケット代はわかっても、充電費用はよくわからない方が大半では?

毎月のパケット代はわかっても、充電費用はよくわからない方が大半では?

スマホを充電するのにかかる費用を、できるだけ具体的に計算してみました!

 

実際にかかる金額は一体どれぐらいなのでしょう?そして1年間毎日充電すると、いくらかかるのでしょうか。

 

スマホにかかる充電の料金がわかれば、どの充電方法が最も経済的なのかもわかると思います。今回は計算方法も含めて紹介しますね!

 

自宅で充電した場合、実際にどれぐらいかかるの?

では、わかりにくい充電料金を計算してみましょう。まず、バッテリーをフル充電する際のエネルギー量を計算します。

 

【スマホ編】

今回、例に出すのはNEC ビッグローブの「ほぼスマホ(MEDIAS NE-202)」です。

 

「ほぼスマホ」でバッテリーをフル充電する際のエネルギー量を計算してみよう

「ほぼスマホ」でバッテリーをフル充電する際のエネルギー量を計算してみよう

 

「ほぼスマホ」のバッテリーには、「3.8V 1800mAh 6.9Wh」と書いてあります。この中で、充電が完了するのに必要なのは「6.9Wh(ワット時)」です。

 

バッテリーには、容量などが記載されている

バッテリーには、容量などが記載されている

 

なお、このワット時の計算は3.8(V) × 1,800(mAh) = 6,840(mWh)(約6.9Wh)となります。

 

つまり、このバッテリーをフル充電するには、充電動作に伴う電力の損失(充電ロス)が全くない前提では6.9Wh(ワット時)の電力量があればよいということになります。(電力量ではジュールという単位がありますが、今回はわかりやすくWhを使っています)

 

続いて、電気代について考えてみましょう。

 

今回は筆者の住んでいる地域を管轄している、東京電力の料金で計算してみます。ちなみに筆者の自宅では、「従量電灯B」という契約をしています。

 

この「従量電灯B」は、最初の120KWh(キロワット時)までは1KWh(=1,000Wh)あたり18.89円(平成25年7月現在)となっています。これをベースとして計算します。

 

1回のフル充電にかかる料金の計算方法は、以下のようになります。

 

6.9(Wh)  ÷  1,000(Wh)  ×  18.89(円)  =  約0.13(円)

 

結果は1回あたり0.13円(理論値)となります。しかしながら、充電ロスを考慮すると、「ほぼスマホ」を1回フル充電した場合、約0.2円の料金が発生していると考えてよいでしょう。

 

もちろん、毎回バッテリーをゼロから満タンまで充電しているとは考えにくいので、例えばバッテリー残量50%の状態から充電すると、約0.1円という計算となります。

 

なお充電ロスについては、あくまでも参考値であり、コストは多めに考えています。

 

「ほぼスマホ」を充電した場合の料金
(1日1回バッテリー0%から100%へ充電)

1日 約0.2円
1ヶ月(充電30回) 約6円
1年間毎日充電  約73円

※東京電力管内 従量電灯B 120KWh以内として、平成25年7月現在の料金で計算しています。

 

 【タブレット編】

では、大容量バッテリーを搭載しているタブレットではいかがでしょうか。

 

手持ちの「dtab」で検証。タブレットの充電費用はどれぐらい?

手持ちの「dtab」で検証。タブレットの充電費用はどれぐらい?

 

dtab」は、バッテリー容量が3.7V 6,020mAhとなっています。つまり、Wh(ワット時)に換算すると、

 

3.7(V)  ×  6,020(mAh)  =  22,274(mWh)(約22.3Wh)

 

となり、これをベースに計算すると、下記の結果となります(充電ロスとしてスマホと同様に6割程度上乗せしてみます)。

 
「dtab」を充電した場合の料金
(1日1回バッテリー0%から100%へ充電)

1日 約0.7円
1ヶ月(充電30回) 約21円
1年間毎日充電 約255円

※東京電力管内 従量電灯B 120KWh以内として、平成25年7月現在の料金で計算しています。

 

つまり、バッテリー容量の大きい「dtab」を1年間毎日充電しても缶コーヒー2本分程度という計算となります(もちろん、これは計算上の料金であり、実際には差が出てくると思われますので、あくまでも目安として考えて下さい)。

 

充電方法でどれが経済的なのかメリット、デメリットを考えてみよう

さて、ここまでの内容でスマホを充電した場合、年間でも70円、タブレットでも250円程度だということがわかりました。そこで、今回は3つの充電方法を比較して、メリット、デメリットを考えてみようと思います。

 

今回比較するのは、「AC充電器」「充電式モバイルバッテリー」「乾電池式モバイルバッテリー」の3つです。

 

一般的な3つの充電方式で考えてみよう

一般的な3つの充電方式で考えてみよう

 

まずはコストで考えてみましょう。初期費用は以下のようになります(商品の詳細は文末で紹介)。

 

AC充電器 1,409円
充電式モバイルバッテリー 1,880円
乾電池式モバイルバッテリー 1,327円

 

充電式モバイルバッテリーが最も初期費用が高いという内容となります。乾電池式は、電池付きで1,327円程度です。

 

続いて、充電1回にかかる費用を計算します。ここで注意しなければいけないのは、充電式モバイルバッテリー。

 

まずはモバイルバッテリーに充電しなければいけないので、まずそこで充電ロスが発生します。そこからスマホへ充電しますので、さらにロスが発生することを考慮しなければなりません。

 

充電式モバイルバッテリーは容量3.7V 2,500mAhのものを参考としていますので、約9.3Wh(ワット時)となります。つまり、モバイルバッテリーを1回フル充電するのにかかる料金は、充電ロスとして約6割上乗せで約0.28円となります。

 

この充電式モバイルバッテリーで、バッテリー容量2,000mAh程度のスマートフォンを1回フル充電できるものとします。

 

さて、前置きが長くなってしまいましたが、充電にかかるコストは以下のようになります。

 

ここで利用するスマートフォンは、先ほども登場した「ほぼスマホ NE-200」としましょう。

 

充電1回 1ヶ月(充電30回) 1年間毎日充電したとして
AC充電器 約0.2円 約6円 約73円
充電式モバイルバッテリー 約0.28円 約8円 約102円
乾電池式モバイルバッテリー 105円 3,150円 3万8,325円

※東京電力管内 従量電灯B 120KWh以内として、平成25年7月現在の料金で計算しています。乾電池は1回にかかる購入を105円としています。

 

乾電池方式は充電にかかる料金がものすごく高額になりますので、おすすめできません。普段から使うということであれば、エネループなどの充電ができる乾電池を利用したいところ。料金で最も手頃なのは、やはりAC充電器ということになりますね。

 

ここで、3つの充電方法でのメリット・デメリットを考えてみましょう。

 

AC充電器

  • メリット:充電にかかる料金が安い。急速充電対応スマホで、ケーブルも対応していれば充電時間も短くて済む
  • デメリット:外で充電できない

 

充電式モバイルバッテリー

  • メリット:充電にかかる料金が比較的手頃。何回でも繰り返し使える
  • デメリット:モバイルバッテリー本体の料金がやや高い、あらかじめ充電しておく必要がある

 

乾電池式モバイルバッテリー

  • メリット:乾電池交換で済むため、緊急時に役立つ
  • デメリット:充電コストが最も高い

 

出張など、出先で充電が確保できる場合にはAC充電器、普段のおでかけや旅行には充電式モバイルバッテリー、緊急時には乾電池式モバイルバッテリーといった使い方がおすすめ。上手に使い分けることで経済的にスマホやタブレットを活用できそうです。

 

結論

今回、計算上とはいえスマホの充電にかかるコストは年間100円未満だということがわかりました。

 

もちろん、「頑張って節約しよう!」という意識はとても大事ですが、スマホやタブレットはそもそも利用する電力がとても小さく作られているので、あまり極端に意識する必要もなさそうです。

 

また、自宅にかかる電気料を節約するために、わざわざ充電のできるカフェなどに入って充電する必要もありませんね。充電コストは気にせず、楽しくスマホを使っていきましょう。

 

しかしながら、充電しすぎるとバッテリーそのものにもダメージがありますので、やはりほどほどに気持ちよく使っていくのがよさそうです。

 

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