濡れたスマホをドライヤーで乾かすのはダメ?水没したスマホにやってはいけない対処法

2013年07月26日 10:30 by ホセ
濡れたスマホをドライヤーで乾かすのはダメ?水没したスマホにやってはいけない対処法
普段から持ち歩くスマートフォン。水没事故はよくあること

普段から持ち歩くスマートフォン。水没事故はよくあること

水に関わるレジャーシーンや雨の日、またコップを持つ手を滑らせるなど、スマートフォン(以下、スマホ)に水がかかったり、水中に落としてしまうという事故は、どうしてもなくならないものです。

 

スマホが水没・浸水してしまった場合、どんな対応をしますか?ドライヤーで乾かす…などと想像したことはないでしょうか?

 

よくやりがちな対処法が正しいかNGか、5つピックアップし、確認してみました。NTTドコモさんの見解も併せてご紹介します。

 

やりがちだけど、NGかも!?水没スマホの対処法

1.水気を飛ばすために端末を振ってみる

2.カバーを外してタオルやティッシュで拭く

3.ドライヤーで乾かす

4.電源のON/OFFを繰り返してみる

5.ジップロックに入れ、そこにシリカゲル(乾燥材)を投入

 

※本記事で紹介する対処法は、水道水などの真水が前提です。例えば海水や味噌汁など、塩分の入った水分についての対応は保証はできませんので、ご注意ください。

 

1. 水気を飛ばすために端末を振ってみる

水の中にスマホを落としてしまうと、すぐに拾い上げてからよくやるのがこの方法。いわゆる、“遠心力で水気を飛ばしてしまおう作戦”です。しかしながら、この方法はNG。

 

取りあえず振って、水気を飛ばしたくなりますよね

取りあえず振って、水気を飛ばしたくなりますよね

 

理由としては2つあります。まずひとつは、手から端末が抜けてどこかに落としてしまうなどの二次被害が起きかねないこと。水没プラス落下で、液晶割れということになったら目も当てられません。

 

そしてもうひとつが、振ることで端末内の水気が浸水していない部分の基盤へ移動してしまうことが考えられます。それにより、さらなる深刻なダメージを与えてしまうのです。

 

NTTドコモの見解

携帯電話の表面やコネクタ付近の水気を飛ばすことはできると思います。ただ、携帯電話の内部に水分が侵入してしまった場合、あまり効果は見込めません。

 

2. カバーを外してタオルやティッシュで拭く

これもよくやる方法のひとつとなりますが、重要なのはその手順です。

 

端末をガシガシと拭くのはNGですが、「本体に付いた水滴を優しく拭きとる」→「充電コネクタ、イヤホンジャック、マイク、スピーカーに付いている水気を吸わせる」、という手順であればいいと思います。

 

まずはタオルで水気を吸い取ろう。柔らかい布で拭くのはOK

まずはタオルで水気を吸い取ろう。柔らかい布で拭くのはOK

 

この方法で、余計な水気が本体内に入ってしまうことを防ぎます。また、バッテリーが外れるタイプのスマホであれば、まずはカバーとバッテリーを外してその部分を拭きましょう。

 

ただ、ここで注意したいのは水気の吸った面では拭かない、あくまでも乾いた面のみを使用することです。

 

ちなみに、タオルやキッチンペーパーは利用してもよいですが、ティッシュやトイレットペーパーは濡れると紙がこびりつくので使わないようにしましょう。

 

NTTドコモの見解

水濡れしてしまった場合、すぐに電源をOFFして電池パックを取り外すことを推奨しております。

 

3. ドライヤーで乾かす

お風呂に入ったあと、髪を乾かすのに使うのはドライヤーですよね。その発想から、スマホをドライヤーで乾かそうという考えにいたる方も多いようです。

 

しかし、スマホやケータイの中で利用されている基盤は、熱に非常に弱いのです(もちろん、基盤以外も弱いですが)。

 

ドライヤーで速乾?方法を間違えると残念な結果になるので注意が必要

ドライヤーで速乾?方法を間違えると残念な結果になるので注意が必要

 

つまり、ドライヤーの熱風で乾かしてしまうと、基盤が壊れてしまう可能性が非常に高くなります。もしドライヤーを使うのであれば、冷風を利用したいものです。

 

NTTドコモの見解

正しい対応ではありません。乾燥させることができても、熱による携帯電話の故障や、やけどするおそれがあります。

 

4. 電源のON/OFFを繰り返してみる

水没すると、スマホの電源がきちんと入るかどうか試してみたくなるものですが、ご注意を。

 

スマホなどの電子機器が水で壊れる原因のひとつがショートです。電源のON/OFFを繰り返すことで、ショートさせてしまう可能性が高くなるので、当然しない方がよいでしょう。

 

また、試しに充電してみるなんてもっての外!感電してしまう可能性もあり、非常に危険なのでしない方がよいです。

 

NTTドコモの見解

正しい対応ではありません。こちらも水濡れしてしまった場合、すぐに電源をOFFして電池パックを取り外すことを推奨しております。

 

5. ジップロックに入れ、そこにシリカゲルを投入

水没してしまった時の対処法をPCやスマホで検索すると、よく出てくる方法がこちら。「本当?」と思っている方も多いと思いますが、これは復活しました。

 

シリカゲルに水分を吸収してもらう

シリカゲルに水分を吸収してもらう

 

方法としては、まずカバーを外してスマホの水気をしっかり拭き取ります。電源を入れずにジップロックに入れ、その中にシリカゲルを投入するという流れになりますが、シリカゲルはかなり多めに入れるのがよさそう。

 

そのまま、数日間放置するとシリカゲルが水分を吸って、スマホが乾燥します。なお、シリカゲルは100円均一ショップや家電量販店、カメラ屋などで手に入ります。

 

ちなみに、シリカゲルを濡らすとそれ自体が発熱してしまうので、絶対に濡らさないように注意しましょう。

 

NTTドコモの見解

携帯電話の内部に水分が侵入してしまった場合、あまり効果は見込めませんのでご注意ください。

 

※上記の対応(ドライヤー、ジップロック)は、あくまでも独自の検証結果に基づく記事です。上記方法により損害が生じた場合でも、対応いたしかねます。

 

正しい対処法とは

下記で紹介するNTTドコモの回答にもあるように、スマホが水没で壊れてしまう原因の大半が、通電によるショートと基盤の腐食です。つまり、この2つを防ぐような対応が求められます。

 

ショップに持っていく以外に個人でできる対応としては、水没してしまったらスマホを早急に取り出し、電源をOFFにしましょう。そして水気をタオルなどで拭き取ります。

 

続いて、カバー、キャップ、ケースを外し、バッテリー、SIMカード、microSDなどを取り出して、風通しのよい直射日光に当たらない場所に置いて乾燥させます。完全に乾燥させた後に電源を入れてみて直らない場合は、個人でどうにかするのは難しいでしょう。

 

水分を拭き取った後に、なるべくはやくショップへ修理・点検に出すことをおすすめします。

 

NTTドコモよりご回答

Q.正しい対処法を教えてください!

A.濡れたり湿気を帯びてしまった場合は、すぐに電源を切って電池パックをはずし、お近くの弊社故障取扱窓口(ドコモショップなど)で点検をお受けください。

 

故障取扱窓口で水濡れと判断した場合や、水濡れ、結露、汗などによる腐食が発見された時は、修理ができない場合があります。

 

Q.不純物が全く含まれていない純水の場合は、自然乾燥のみで解決すると聞いたことがあるのですが…。

A.乾燥が十分でない場合、腐食する可能性がありますので、注意が必要です。

 

水没しても困らないためにできること

最後に、水没をしない、または水没をしてしまってから困らないためにすることを紹介します。

 

1. ストラップをつけておく
スマホを落とさないようにするための、シンプルかつ確実な手段です。

 

2. プールや川などのレジャーに行く際は、スマホを防水ケースに入れる
Acase 防水ケース』のような防水ケースを利用すれば安心ですね。

 

3. そもそも防水スマホにする
もっとも安心できそうです。「Xperia A SO-04E」や「ARROWS NX F-06E」をはじめ、最近のスマホは多くが防水に対応しています。

 

4. 防水対応のmicroSDを利用する
東芝microSDHC」のような防水仕様のSDカードを使えば、万が一水没してしまっても、microSDのデータは守ることができます。

 

5. 定期的にバックアップをする
よくあるのが、バックアップをしていなくてデータがなくなってしまうパターン。『JSバックアップ』などを使って、連絡先などのデータをオンラインストレージに保存するなど、事前の対策をしておくことがベストです。

 

6. 有料の補償サービスに入っておく
各キャリアでは、水没時に対応できるよう有料の補償サービスが用意されています。原則として端末購入時にしか入れませんので、水没の経験がある、その可能性があるという方は入っておきましょう。

 

各キャリアの保障サービスは、こちらをチェック!

 

総括

スマホが水没してしまうと、非常に残念な気持ちになるのはもちろん、本体やデータの損害も大きなものとなってしまいます。

 

誰しも大切なスマホを守りたいものですが、突発的に事故は起こってしまうもの。さらには水に落とす以外の浸水事故(汗、結露など)もあります。

 

日頃の準備とバックアップが大事になってくるので、バックアップの習慣と正しい知識を身につけてしっかり対処したいですね。

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