新品より中古がお得!?「白ロム」端末の使い方から保証まで徹底解説!

2013年08月30日 10:30 by せう
新品より中古がお得!?「白ロム」端末の使い方から保証まで徹底解説!
「白ロム」端末の使い方から保証まで徹底的に解説します

「白ロム」端末の使い方から保証まで徹底的に解説します

昨今、機種変更でスマートフォンやタブレットを買おうとすると、思いの外高価だったり、購入時にオプションサービスへの加入を求められたりして、ゲンナリすることも少なくないと思います。

 

また、“欲しい”と思っていた機種が販売終了して手に入れられなかった、なんて経験をしたこともあるでしょう。

 

そこで検討して欲しい選択肢のひとつが「白ロム」と呼ばれる中古端末です。

 

本記事では白ロム端末とは一体どのようなものなのか解説していきます。

 

知っておきたい「白ロム」運用法

 

 

そもそも「白ロム」とは

「白ロム」という言葉は、元々、電話番号が書き込まれていない携帯電話機を指す“専門用語”でした。反対に、電話番号が書き込まれている携帯電話機は「黒ロム」と呼びます。

 

フィーチャーフォンの頃は、電話番号を直接携帯電話機に書き込んでいたため、これらの言葉が生まれました。

 

今では、auのごくごく一部の機種を除き、電話番号はSIMカードに書き込むようになりました。結果、SIMカードを入れ替えるだけで機種変更できる便利な時代になりました。

 

SIMカードを差し替えるだけで機種変更が完了する便利な時代に

SIMカードを差し替えるだけで機種変更が完了する便利な時代に

 

端末自身は電話番号の情報を持っておらず、電源投入時、あるいは再起動時に都度SIMカードから電話番号情報などを読み込んでいます。

 

そんな仕組みになったおかげで、最近盛り上がっているのが、中古の「白ロム」端末市場。最初は一部の“詳しい”人向け専門店で行われていたものが、中古PCショップ、リサイクルショップ、古本店など、ごく身近なお店でも行われるようになりました。

 

白ロム端末の販売売り場

白ロム端末の販売売り場

 

PCと同様、誰かが使った中古品だけでなく、未使用品(新古品)が販売されていることもあります。いずれにしても、超人気・稀少機種を除いて新品で買うよりも安価に入手することができます。

 

白ロム端末はどうやって使う?

購入した白ロム端末は、Wi-Fiに接続すればすぐに通信することができます。例えば、スマートフォンやタブレットを家のWi-Fi環境下でのみ使いたい、というのであればこれでよいでしょう。

 

ただし、SIMカード抜きだと機能が制限されることがあります。例えば、キャリア提供のものを中心とする一部アプリでは、SIMカードでダウンロードの可否や提供機能を判断している場合があります。

 

また、携帯電話ネットワークを用いて5GHz帯の無線LAN(IEEE802.11a/11ac)への接続可否やFMトランスミッター機能の利用可否などを判定している機種では、SIMカードがないとハードウェア機能にも制限が出てしまいます。

 

Wi-Fiを搭載した端末なら、自宅で“SIM抜き”運用も可能。ただし、一部機能に制約が出ることもあるので要注意

Wi-Fiを搭載した端末なら、自宅で“SIM抜き”運用も可能。ただし、一部機能に制約が出ることもあるので要注意

 

Wi-Fiのない場所でも使いたい場合は、SIMカードを別途用意する必要があります。

 

SIMカードと同じキャリアから発売された機種であれば、差し替えれば基本的には問題なく使える…と思いたいところですが、気を付けなければいけないことがあります。以下にいくつか挙げてみます。

 

1. 回線の契約区分

普段はあまり意識しないと思うのですが、SIMカードを挿しても通信ができない場合があります。原則として、機種の通信規格と合致する契約区分である必要があります。

 

例えば、auの4G LTEスマートフォンでは、4G LTE契約のau ICカードを用意しないと通信できません。ただし、ドコモの「Xi」(LTE)ネットワークが使える契約のSIM(UIM)カードは、ノキア、モトローラ、HTCを除くメーカー製のFOMA(3G)端末でも通信ができます。

 

反対に、FOMA契約ではXiスマートフォン・タブレットは利用できません。

 

ドコモの場合、Xiが使えるUIMカードであれば、ごく一部を除くFOMA端末を使うことが可能。画面の通り、筆者のメイン携帯はiモードケータイだが、実はXi契約である

ドコモの場合、Xiが使えるUIMカードであれば、ごく一部を除くFOMA端末を使うことが可能。画面の通り、筆者のメイン携帯はiモードケータイだが、実はXi契約である

 

白ロム端末に合わせて契約変更をする場合、キャリアショップで行うこともできます。各社ともに事務手数料3,150円がかかります。同時にSIMカード交換を行う場合も同額です。

 

ソフトバンクの場合、契約種別が合致していても、USIMカードの交換が必要になる場合があります。これは、端末の種類ごとにUSIMカードが異なるためです。交換が必要な場合は、ソフトバンクショップで手数料1,995円を支払えばOKです。

 

2. 端末との紐付け(auの3G端末のみ)

auのWIN(3G)端末では、一部機種を除いてau IC(UIM)カードの紐付けが行われています。

 

紐付けを解除して手持ちの回線で白ロム端末を使うには、「ロッククリア」の手続きをauショップまたはケータイショップのPiPitで行う必要があります。手数料は2,100円です。

 

なお、4G LTE端末はロッククリア不要でUIMカードを入れ替えるだけで使えます。

 

auの4G LTE端末はロッククリアが不要

auの4G LTE端末はロッククリアが不要

 

3. インターネット接続サービス

ドコモとauの場合、スマホ・タブレットでモバイルネットワークを経由してインターネットを楽しむためには、別途プロバイダーサービスに加入する必要があります。

 

  • ドコモの場合

「spモード」を利用するのが一般的ですが、PC・モバイルルータや古いスマートフォン向けの「mopera U」や、ドコモ以外のインターネットサービスプロバイダー(ISP)が提供するFOMA・Xi対応接続サービスを使うこともできます。

 

ドコモ純正のISPを利用している場合、2つ以上の同時契約で1つにつき月額利用料金が157.5円割引となる「ISPセット割」も利用できます。筆者はこの方法でiモードとspモードのどちらかを、単独で契約するのと同じ月額315円で“共存”させています。

 

  • auの場合

3G契約では「IS NET」、LTE契約では「LTE NET」を契約する必要があります。3G契約の回線とWiMAX対応端末を組み合わせてWiMAXを利用した場合は、別途、+WiMAX利用料(525円)がかかります。

 

なお、3G契約でフィーチャーフォンとUIMカードを共有する場合、EZwebを契約していると自動で「IS NET」にも加入していることになり、別途加入手続きは不要です。

 

ドコモ、auともパケット定額サービスは別途オプションになっています。Android端末は勝手に通信するものが多いので、加入しておくことを強くおすすめします。

 

なお、auの4G LTE契約ではパケット定額に加入していない場合「従量プラン」となり、パケット料金に月額2万1,000円の上限が設定されています。

 

  • ソフトバンクの場合

スマートフォン契約ではインターネット接続サービス「S!ベーシックパック」(月額315円)とスマホ対応のパケット定額プランへの加入が必須となっています。スマホからUSIMカードを挿し替えて使う場合も、ある意味で安心と言えます。

 

白ロム端末の保証・サポートは?

白ロム端末で気になるのは、保証やサポートです。

 

店舗側の不具合・故障に対する保証は、水濡れ反応がある等の理由で保証なしである場合を除き、購入後1ヶ月間の初期不良保証のみ、というケースが多いようです。

 

この期間内でユーザ側に責任がない不具合・故障が発生した場合は、購入証明書(レシートなど)と共に購入した店舗に持ち込めば、返金や同一機種または同一価格で販売されている機種との交換を受けられます。

 

これとは別に、多くの店舗では「赤ロム保証」という保証を付けているケースもあります。「赤ロム」とは、端末代金の不払い、盗品であるなどの理由でキャリア側の処理でネットワーク接続を拒否された端末のことを指す言葉です。

 

一度赤ロム登録されると、原則として解除されることはなく、その端末は指定されたらずっとネットワークへの接続を拒否されてしまいます。

 

赤ロム保証では、初期不良保証とは別に、ネットワーク接続制限がかかってしまった中古端末を購入証明書と共に店舗に持ち込めば交換、または返金してくれます。

 

赤ロム保証は、本体の初期不良保証期間とは関係なく永年保証となっている店舗もあります。赤ロムに対する保証も、しっかりチェックしたいところです。

 

店舗によっては、赤ロムは永久保証されていることもある

店舗によっては、赤ロムは永久保証されていることもある

 

自分が持っている端末が赤ロムか否か、あるいは赤ロムになる可能性があるかどうかは、以下のサイトで端末の製造番号(IMEIまたはMEID)を入力してチェックすることができます。

 

 

ドコモの「ネットワーク利用制限携帯電話機確認サイト」

ドコモの「ネットワーク利用制限携帯電話機確認サイト」

 

店舗での保証期間が切れた後に、不具合・故障が発生した場合は、キャリアの故障受付拠点で修理依頼等のサポートを受けることができます。

 

この際、中古端末が新品で購入された時の購入履歴を照会の上、無償修理を受けることができる場合もあります。購入時に記入済みの保証書が付いてきた場合、一緒に持っていくとより安心です。

 

ドコモの場合はプレミアクラブ会員を対象とした「修理代金安心サポート」の対象となり、新品購入から3年以内であることが分かれば修理代金の上限が5,250円となります。

 

ただし、今冬モデル以降は、「修理代金安心サポート」の提供条件が変更されるため、この上限金額が適用されない可能性があります。注意が必要です。

 

中古端末では、端末の清潔さも非常に気になるところです。通常、中古端末はクリーナーやエアダスターなどを使って隅から隅まで徹底的に清掃しています。

 

店舗によって違いはあるが、端末の掃除を1台1台手作業で行っている

店舗によって違いはあるが、端末の掃除を1台1台手作業で行っている

 

「どうしても気になる…」という方は、キャリアの故障修理拠点で有償修理扱いですが外装を新品に取り替えることもできます。お値段は端末によって異なるので、事前に確認しましょう。

 

 

まとめ

中古の白ロム端末は、安価に機種変更するひとつの手段として有力な選択肢です。新品端末と同様のサポートをキャリアショップで受けることもできます。

 

ただし、元の利用者の不払い等で利用できなくなる可能性があるなど、新品購入時とは違うリスクもあります。保証がしっかりしている店舗で購入するようにしましょう。

 

 

撮影協力:パソコンショップイオシス アキバ中央通店 Tel.03-5207-5945

 

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