乗り換え・機種変更でいくら取られる!?知っておきたい“手数料”の真実

2013年10月22日 10:30 by せう
乗り換え・機種変更でいくら取られる!?知っておきたい“手数料”の真実
機種変更前にチェック!手数料の真実をお教えします

機種変更前にチェック!手数料の真実をお教えします

各携帯電話事業者(キャリア)から、2013年の冬商戦向け新製品が発売され始めました。先日発売された新しいiPhoneも含めて、キャリアをまたいだ乗り換え(MNP)や機種変更をあれこれ検討されている方も多いと思います。

 

しかし、乗り換えや機種変更でかかる様々な“手数料”まで頭が回っていますでしょうか?今回は、そのような手数料について、Q&A形式で解説していきます。

 

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Q1: 乗り換えだといくら手数料がかかる?
A1: 少なくとも5250円はかかります。場合によってはもっとかかることも…

携帯電話番号をそのまま引き継いでキャリアを乗り換えできるMNP制度。より自分に合ったサービスが使えれば、色々と特典の付きやすいMNPを使って乗り換えたい、という方も少なくないでしょう。しかし、MNPでかかる手数料にまで頭が回っていないこともあります。

 

MNPの場合、転出元のキャリアにおいて「転出手数料」がかかります。各キャリアともに、この手数料は2,100円となっています(ソフトバンクでは条件によって、5,250円になることもありますが、レアケースです)。

 

2年契約を締結している場合、契約期間満了前に転出する時には「契約解除料」もかかります。一般的に契約解除料は9,975円です。

 

また、ドコモの場合は継続利用期間が10年超であれば1年契約で2年契約と同様の割引を受けることができますが、この時の契約解除料は3,150円となります。もちろん、契約更新月に転出すれば、契約解除料はかかりません。

 

さらに、MNPは「新規契約」の一種なので、転出先のキャリアでの「新規契約事務手数料」もかかります。各キャリア共に3,150円です。

 

これらを総合すると、MNPでは転出手数料と新規契約事務手数料で少なくとも5,250円の手数料がかかります。2年以内の乗り換えでは、契約解除料が加わり、少なくとも1万5,225円の手数料がかかります。

 

乗り換えを検討する際は、ぜひ契約更新月などの確認をしましょう。通常は、請求書や口座振替の案内などを見れば書いてあります。

 

MNP転出の際は、請求書や口座振替の案内などに記載されている契約期間をしっかり確認したい(画像はドコモ「口座振替の案内」)

MNP転出の際は、請求書や口座振替の案内などに記載されている契約期間をしっかり確認したい(画像はドコモ「口座振替の案内」)

 

 

Q2 : (2年利用の)契約から2年たちました。また2年使わないとダメですか?
A2 : そんなことはありません。「契約更新月」で2年契約を解除できます。

現在は2年間(24ヶ月間)の契約を前提に、契約期間のない場合と比較して基本料金を半額程度割り引く仕組みが一般的となっています。

 

ドコモの「タイプXi にねん」やソフトバンクの「ホワイトプラン」(現行のもの)のように、プラン自体が2年契約になっているパターンと、ドコモの「ファミ割MAX50」(FOMA向け)やauの「誰でも割」のように、通常のプランに2年契約オプションを付加するパターンの2種類があります。

 

いずれの場合も、原則として契約の翌月までを1ヶ月目とし、そこから25ヶ月目が「契約更新月」となります。この月内に2年契約のないプランへの変更や2年契約オプションの解除を行えば、いつでも解約できる状態になります。

 

例えば、欲しい端末の発売タイミングと契約更新がズレている場合、発売日がいつになるのかわからないから、とりあえず2年契約を解除して待つということができます。

 

また、様子を見て再度2年契約を結ぶなり(この場合、再度締結した月が1ヶ月目になります)、MNPで転出するなり、解約するなり、身の振り方を検討することもできます。

 

通常、2年契約は申し込み月から翌月までが「1ヶ月目」となり、そこから25ヶ月目が契約更新月となる(画像はauの「誰でも割」の説明)

通常、2年契約は申し込み月から翌月までが「1ヶ月目」となり、そこから25ヶ月目が契約更新月となる(画像はauの「誰でも割」の説明)

 

契約更新月は、A1の解説にもあるように、通常は請求書や口座振替の案内などに記載されています。また、キャリアによってはメールなどで2年契約の更新月であることを通知するサービスを提供している場合もあります。

 

 

Q3 : 同じキャリアでの機種変更でも手数料はかかりますか?
A3 : 原則としてかかります。

以前、機種変更のルールと注意点の特集で取り上げたとおり、現在のフィーチャーフォン・スマートフォンはSIMカードを入れ換えると見た目上、機種変更が完了します。

 

一見すると何の手間暇もかかっていないように見えますが、キャリア側では、保証管理などの一環で端末の購入履歴を記録したり、割賦販売を行う場合は審査をしたりと、それなりの事務作業が発生しています。

 

また、スマートフォンでは、機種変更の際に説明すべき事項が多岐にわたり、契約締結に時間がかかるようになりました。そういった背景もあり、各キャリアともに機種変更手数料を徴収するようになりました。

 

ドコモ・au・ソフトバンクの場合、3GからLTEへ回線の契約変更を伴う機種変更では「契約事務手数料」が、契約変更を伴わない機種変更では「機種変更手数料」(あるいは登録等手数料)がそれぞれかかります。各社とも、前者は3,150円、後者は2,100円に設定されています。

 

ドコモの場合、ドコモオンラインショップでの購入に限り前者は2,100円、後者は免除(無料)となります。

 

なお、これはあくまで正規取扱店で新品端末を購入した時にかかる手数料なので、中古(白ロム)端末を購入した場合はかかりません。

 

 

Q4 : キャリアが提供する「下取りサービス」って使うべき?
A4 : ケースバイケース。中古携帯ショップの買い取り(査定)価格と比較してお得な方を選びましょう!

ソフトバンクを皮切りに、auやドコモも導入した端末の下取りサービス。上昇傾向にあるスマートフォンをより安く手に入れるための手段のひとつとして注目を集めています。

 

この下取りサービス、キャリアによって運用方法が違います。とりあえず、Androidスマートフォン購入時に使える下取りサービスに絞ってご紹介します。

 

  • ドコモ「機種限定下取りキャンペーン」(現在のところ10月31日までの期間限定)

ドコモプレミアクラブ会員限定で、直近に購入履歴のある下取り対象機種1台をドコモ取扱店(一部を除く)で下取りしてもらえます。

 

故障、水濡れ、著しい外観破損がなければ、1,050円~9,450円の範囲で機種ごとの固定額で下取りとなり、機種変更にのみ使えるドコモポイントとして払い出されます。

 

このポイントによる割引を適用する機種に制限はありませんが、周辺機器扱いとなっているWi-Fiタブレット「dtab」には適用できません。

 

  • au「下取りプログラム」

プリペイド契約や持ち込み機種を除いて、手持ちの下取り対象機種1台をau取扱店(一部を除く)で下取りしてもらえます。

 

故障、水濡れ、破損がなく正常に動作すれば、iPhone 4S/5は容量に応じて1万5,000円~2万8,000円の、それ以外の対象Androidスマートフォン・フィーチャーフォンは3,000円の固定額で下取りとなり、通常のauポイントとして払い出されます。

 

払い出されたポイントは、その場で機種変更やオプション品の購入に利用することも可能ですし、後日使うために温存することもできます。

 

  • ソフトバンク「スマホ下取り割」

新規契約(MNP含む)または機種変更でSoftBank 4G対応Androidスマートフォンを購入する際に、新スーパーボーナス契約または通常契約で購入した下取り対象機種1台を下取りしてもらえます。

 

下取りに対応するソフトバンクショップではその場で、それ以外の取扱店では下取りキットの申し込みを行い、後日送られてくる下取りキットに端末を入れて返送して行います。

 

下取り額は、対象Androidスマートフォンは1,000円、iPhone 3G/3GSは容量を問わず2,000円、iPhone 4/4S/5は容量に応じて3,000円~2万5,000円の固定額で下取りとなります。

 

破損がなく正常に動作することが確認されると、下取りが成立した月から、下取り金額に達するまで、毎月1,000円が請求金額から割り引かれます。

 

こうして見ると、使い勝手の面では、機種変更時以外にもポイント利用が可能なauが一番良好です。確実に無駄が出ないのは、機種変更と同時にしか使えないドコモということになります。ソフトバンクは、割引が完了する前に割引を受けている回線の契約を解約すると残った割引分が消滅してしまいます。

 

auの下取り金額表

auの下取り金額表

 

と、ここで疑問が湧いてきます。「中古携帯ショップで買い取ってもらった方がより高額で引き取ってもらえるのではないか」と。

 

実際、auの下取りプログラムで対象になっている「ARROWS Z ISW11F」と「HTC J ISW13HT」をPCショップのイオシスにおける中古品の買い取り上限金額と比べてみたところ、前者が4,200円、後者に至っては1万1,900円(いずれも2013年10月16日現在)と、下取りプログラムよりも高額です。

 

中古携帯ショップでは、auの下取り以上の金額で買い取られる

中古携帯ショップでは、auの下取り以上の金額で買い取られる

 

しかし、中古携帯ショップの「買い取り上限金額」は、付属品がすべて揃っていて、かつ本体に傷がない場合の価格。ちょっとでも傷があったり欠品があると、査定金額からどんどん値が下げられます。

 

一方、キャリアの提供する下取りサービスでは、故障箇所や水濡れ反応・破損がなければ、傷や欠品による減額はありません。

 

機種変更前に、近所の中古携帯ショップに査定を出して、その査定金額次第で下取りを受けるか、買い取ってもらうか選ぶと良いでしょう。

 

 

Q5 : キャッシュバックなどで各種手数料をペイできる?
A5 : MNP契約であればできる可能性あり。

MNPで新規契約をすると、毎月の料金割引をより大きく受けられるだけでなく、現金や商品券でキャッシュバックを受けられることがあります。最新機種でなくても十分だよ、という場合は、5万円もキャッシュバックされるケースもあるようです。

 

auの「AQUOS PHONE SERIE SHL21」をMNP新規で買うと、一括0円で5万円もキャッシュバックを受けられるという実例

auの「AQUOS PHONE SERIE SHL21」をMNP新規で買うと、一括0円で5万円もキャッシュバックを受けられるという実例

 

5万円というと、新規契約事務手数料の3,150円を遙かに上回り、諸々の合計料金がだいたい月8,000円だとしても半年近くはキャッシュバックだけで月々の料金をまかなえてしまうだけの金額です。

 

きちんと使い続ける前提であれば、高額キャッシュバックが受けられる機種を買っても良いのかもしれません。気に入らない、ということで解約するにしても、3ヶ月以内に解約してしまえばやはり全く出費がかからない計算となります。

 

新機種でも、MNPであれば額は少ないもののキャッシュバックが受けられるケースもあります。この場合は、契約事務手数料ぐらいがまかなえる額をもらえることが多いです。

 

とは言え、キャッシュバックはその場で受けられる訳ではなく、数ヶ月使ったことが確認されたら行われるケースがほとんどです。

 

また、たくさんのコンテンツ契約を伴う場合もあります。今回例を挙げた上記の画像(情報は2013年10月10日時点)のような、コンテンツなしの高額キャッシュバックはあまりありません。条件等をよく確認の上、いろいろペイできるか検討していきましょう。

 

 

今回は、機種変更時に生じる各種の手数料に焦点を当ててみました。冬モデルの発売で新しい端末が欲しい!と考えている方にとって、参考になれば幸いです。

 

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