「ドコモメール」の使い方とspモードメールとの違いをチェック!12月からiPhoneでも開始

2013年11月12日 10:30 by せう
「ドコモメール」の使い方とspモードメールとの違いをチェック!12月からiPhoneでも開始
「ドコモメール」の使い方とspモードメールとの違いをチェック!

「ドコモメール」の使い方とspモードメールとの違いをチェック!

NTTドコモ(以下、ドコモ)は、10月24日から「ドコモメール」のサービスを開始しました。

 

スマートフォン向けメールサービス「spモードメール」の後継となるクラウドメールサービスで、今までにない特徴を持ち合わせている反面、注意しないといけない点もあります。

 

本記事では、ドコモメールの概要と、注意点について解説していきます。

 

「ドコモメール」の使い方と注意点をチェック!

 

 

spモードメールと何が違う?

ドコモメールは、ドコモのスマートフォン用ネット接続サービス「spモード」(月額315円)を契約していれば誰でも追加料金なしで利用できます。

 

spモードメールと比較すると、以下の2点が大きな変更点です。

 

  • メールデータはクラウドに保存される
  • マルチデバイスに対応する

 

<メールデータはクラウドに保存される>

spモードメールでは、送受信メールのデータは端末側で保存しています。そのため、機種変更時にメールデータを移行したい場合は、microSDカードにバックアップを取る必要がありました。

 

spモードメールではメールの移行にmicroSDカードなどを使う必要があった

spモードメールではメールの移行にmicroSDカードなどを使う必要があった

 

それに対し、ドコモメールでは、送受信メールのデータをクラウド(ドコモのサーバ)上に保存しています。

 

そのため、別端末に移行したとしても、ネットワークで同期できる環境下にあれば、バックアップ抜きで旧端末と同じメールデータを閲覧できます。「Gmail」と同じ感覚ですね。

 

ドコモメールは、ネットワークにさえつながれば移行手続きは不要

ドコモメールは、ネットワークにさえつながれば移行手続きは不要

 

なお、クラウド保存については、容量が最大1GB、件数は最大2万件となります。どちらかが超過した場合は、古いメールから順次自動削除されていきます。

 

大事なメールの自動削除を避けたい場合は、最大800MBまたは1万件までメールに保護設定をかけることができます。

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<マルチデバイスに対応する>

ドコモメールは、「docomo ID」を利用することで契約回線とは関係ないPC、スマートフォン、タブレットからも送受信できるようになります。方法は「Webメール」(11月以降対応予定)と「IMAP」(2013年度中対応予定)の2種類が用意されます。

 

Webメールは、Webブラウザを使ってメールの送受信を行います。Webブラウザさえあれば、アプリを追加せずに使えるため、利便性が高いです。

 

例えば、普段ドコモメールを使っているスマートフォンやタブレットを家に置いてきてしまっても、仕事場にあるPCからメールをチェックし、返信までできてしまうのです。

 

IMAPは、電子メールクライアントアプリの通信手順のひとつです。これを使うと、普段使い慣れているメールアプリでドコモメールの送受信ができる、という訳です。

 

Androidにも、『K-9 Mail』などIMAP対応のメールアプリがたくさんあるので、これをドコモメールアプリの代わりに使う、という芸当もできます。

 

 

ドコモメールアプリの全貌と使い勝手

Androidスマートフォンには、ドコモメールアプリも用意され、2013年冬モデル以降(一部を除く)では、プリインストールされています。

 

また、Android 4.0以上を搭載していて、かつ「docomo Application Manager」に対応する既存機種でも順次利用可能となります(対応状況は、ドコモメールのWebサイトから確認できます)。

 

今回は、サービス開始日から対応している「ELUGA P P-03E」を使ってみました。

 

初回起動時は、spモードメールアプリと同じく使用許諾契約等に同意する必要があります。ドコモメールの場合はさらにドコモメール固有の注意事項が表示されます。

 

契約上、ドコモメールは“ドコモのサーバにメールデータを保存するspモードメール”という扱いになるようです。

 

ドコモメールでは同意確認が2回行われる。ひとつはspモードメールアプリと同様だが、もうひとつはドコモメール固有の同意事項となる

ドコモメールでは同意確認が2回行われる。ひとつはspモードメールアプリと同様だが、もうひとつはドコモメール固有の同意事項となる

 

同意すると、「ようこそドコモメールへ」という画面が表示されます。ここではドコモメールの概要と注意事項が表示されます。

 

spモードメールからの移行の場合、バックグラウンドでクラウド保存への切り替えと、spモードメールアプリからのメールデータのインポートが行われます。

 

サーバ側の準備が整うと、メッセージが表示される

サーバ側の準備が整うと、メッセージが表示される

すでにドコモメールを使っている場合は、バックグラウンドでデータの同期が実行されます。

 

サーバ側の準備が整うと、「クラウドサーバの準備が完了しました」というメッセージが出るようになっています。

 

初期設定では、メイン画面はフォルダ一覧が表示されるようになっています。spモードメールアプリから引き継いだメッセージがある場合、フォルダ一覧の上部に「クラウド」と「ローカル」というタブが表示されます。

 

クラウドを選択すると、ドコモメールのフォルダ一覧が、ローカルを選択すると以前のspモードメールのフォルダ一覧が表示されます。

 

 

クラウド・ローカルのフォルダ一覧は、タブのクリックはもちろん、フリックでも行き来できるようになっています。

 

クラウドメールは「クラウド」側、過去のspモードメールアプリで送受信したメールやインポートしたメールは「ローカル」側に表示される

クラウドメールは「クラウド」側、過去のspモードメールアプリで送受信したメールやインポートしたメールは「ローカル」側に表示される

 

赤外線通信やファイルからのインポートで保存された送受信メールに関しても、ローカル側に表示されます。

 

またローカル側に一切ファイルがない場合は、切り替えタブ自体が表示されません。

 

メールの閲覧画面と作成画面も刷新されています。作成画面では、通常の文字入力と、デコメ、装飾、添付ファイル、連携アプリの表示がタブ選択できるようになっています。

 

受信画面(左)送信画面(右)いずれもspモードメールアプリより視認性と利便性が増している

受信画面(左)送信画面(右)いずれもspモードメールアプリより視認性と利便性が増している

 

連携アプリはすでにいくつか登場しており、別途ダウンロードするとメール作成時に利用できます。

 

ドコモメールの本文保持件数は0件(なし)、300件(デフォルト)などから選択可能

ドコモメールの本文保持件数は0件(なし)、300件(デフォルト)などから選択可能

ドコモメールアプリでは、クラウドから本文のキャッシュを取得することも可能です。

 

キャッシュを取得したメールは、圏外、あるいは通信不可能な状態でも閲覧・編集できるので、便利です。

 

初期設定では、最新300件を取得するようになっていますが、すべてキャッシュを取得することも、逆に一切取得しない(データを常にオンラインで取得する)こともできます。

 

 

容量を圧迫している場合は、キャッシュのクリアも可能

容量を圧迫している場合は、キャッシュのクリアも可能

取得したキャッシュが本体容量を圧迫している場合は、キャッシュデータのクリアもできます。

 

なお、WebメールまたはIMAPメールアプリでメールの編集・削除操作を行った場合、次にオンライン状態になったらその操作が反映されてしまいます。

 

また、別のドコモメールをセットアップしたspモードを契約したUIMカードを当該端末に挿して使うと、メールデータが別アカウントのものに置き換わってしまうので、この点は注意です。

 

 

 

spモードメールからの移行上の注意点

さて、とても便利なドコモメール。読者の多くは、spモードメールからの移行となるケースが多いと思われます。

 

そこで3つの注意点を把握しておきましょう。

 

<一度バージョンアップしたらspモードメールアプリには“戻れない”>

spモードメールアプリをインストール済みの対象機種に、ドコモメールアプリを導入した場合、それ以降、以前のspモードメールアプリを再インストールすることはできなくなります。

 

もしも、ドコモメールアプリをインストールした後、どうしてもspモードメールに“戻りたい”場合は『CommuniCase』をダウンロードして使いましょう。spモードメールアプリそのものには戻れません。

 

一度バージョンアップすると、再度spモードメールアプリはダウンロードできない(左)代わりに『CommuniCase』をインストールすればspモードメールには戻れる(右)

一度バージョンアップすると、再度spモードメールアプリはダウンロードできない(左)代わりに『CommuniCase』をインストールすればspモードメールには戻れる(右)

 

なお、この手法を使えば、2013年冬以降のドコモメールアプリ(のダウンローダ)がプリインストールされている機種でもspモードメールを使い続けることが可能です。

 

<ドコモメールとspモードメールは“併存”できない>

先述のとおり、ドコモメールアプリをインストールすると、spモードメールアプリは再インストールできませんが、ドコモメールを一時休止してspモードメールの利用を再開することは可能です。

 

エラーメッセージに記載されているURLにspモードで接続

エラーメッセージに記載されているURLにspモードで接続

spモードメールに戻す場合は、以下の手順で行うと楽です。

 

  1. 1. ドコモメール利用中のspモード回線から『CommuniCase』(またはspモードメールアプリ)でspモードメールの問い合わせを実行する。
  2. 2. 送られてくるエラーメッセージに記載されているURLにspモードで接続。
  3. 3. 指示に従って、注意事項を読みつつ設定を進める。

 

休止中もドコモメールで送受信したメールのデータは保持されますが、閲覧はできません。

 

また、休止中に送受信したメールのデータはクラウド保存されません。再度利用開始手続きをすれば、休止前に蓄積した送受信メールを再度閲覧することが可能になります。

 

 

ドコモメールからspモードメールに戻すこともできる

ドコモメールからspモードメールに戻すこともできる

 

<spモードメールアプリのデータは保持される>

spモードメールアプリからバージョンアップしてドコモメールアプリをインストールした場合は、既存の送受信メールは「ローカル」フォルダに自動インポートされます。

 

ただ、念のためバージョンアップの前にバックアップを取っておくことをおすすめします。

 

ただし、事前にバックアップをとる場合はファイル形式に注意が必要です。spモードメールでは、iモードケータイでも使われているVMG(vMessage)フォーマットか、PC用メールアプリなどで使われているEML形式でバックアップできます。

 

しかし、ドコモメールアプリでは前者のみインポートできます。後者でバックアップを取ってしまうと、直接端末に取り込むことができません。

 

万が一EMLフォーマットでバックアップしてしまった場合は、PCで複数存在する変換アプリを介することで取り込めますが、手順が面倒になるので、バックアップ時にVMG形式にすることを忘れないようにしましょう。

 

 

いかがでしたでしょうか?ドコモメールは、以前のspモードメールと比較すると利便性が高まっており、アプリも便利で快適になりました。キャリアメールが手放せない、という方。なるべく早く移行することをおすすめします!

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