Android 4.4搭載!「Nexus 5」を使ってわかったメリット・デメリット

2013年11月15日 10:30 by ホセ
Android 4.4搭載!「Nexus 5」を使ってわかったメリット・デメリット
「Nexus 5」を入手して約10日。気になるポイントをチェック!

「Nexus 5」を入手して約10日。気になるポイントをチェック!

11月1日より世界で発売を開始し、11月15日にはイー・モバイルからも発売されたGoogle社のリードデバイス「Nexus 5」(LG電子製)。

 

筆者も11月1日に注文したものが5日に届きましたので、実際に使って感じた部分を紹介いたします!

 

「Nexus」とは

「Nexus」とは、Google社が提供するAndroid OSの最新バージョンで動くアプリを開発する上でのツール用スマートフォン(以下、スマホ)。

 

「Nexus」シリーズの7インチタブレット「Nexus 7」

「Nexus」シリーズの7インチタブレット「Nexus 7」

ケータイ各社から発売されているスマートフォンとは違い、メーカーやキャリア独自のアプリが入っていないシンプルさで、日本でも7インチタブレットの「Nexus 7」が人気を集めています。

 

また今から2年ほど前には、アプリ開発用端末という位置づけよりも、Googleサービスを快適に利用する端末としての意味合いが強くなり、一般ユーザ向けに販売する機会も増えてきました。

 

今回紹介する「Nexus 5」はAndroid 4.4を搭載した、「Nexus One」「Nexus S」「GALAXY Nexus」「Nexus 4」に続く5世代目のNexusシリーズとなっています。

 

一番便利な使い方はコレ!

「Nexus 5」の大きな特徴は、「SIMフリー」であることと端末の価格が安いこと。

 

16GBが39,800円、32GBが44,800円と、7~80,000円はかかる2013年冬モデルの端末に比べて、ほぼ半額で手に入れることができます。しかも、最新のAndroidを搭載したハイスペックな端末。とても魅力的です。

 

SIMは、どのケータイ会社のものを挿入してもアクセスポイントの設定さえすれば利用できます。当然ながらアクセスポイントを公開していない会社もありますので、全部が全部利用できるわけではありません。注意しましょう。

 

各社のmicroSIMに対応!

各社のmicroSIMに対応!

 

しかしながら、SIMフリースマートフォンともっとも相性がよいものもあります。それはMVNO(仮想移動体通信事業者)です。

 

毎月約1,000円で利用できるイオンやIIJなどの格安SIMを挿入することで、通信制限こそあるものの格安でスマホを利用することができます。

 

例えば、通話用にフィーチャーフォン(ガラケー)を利用し、2台目としてMVNOのSIMを入れた「Nexus 5」を利用することで、毎月約1,000円でスマホを所有することができるようになります。つまり、「Nexus 5」は“最強の2台目スマホ”でもあるわけです。

 

格安SIMについては、こちらもチェック!

 

<メリット>
シンプルさが特徴的なデザイン

まず目を引くのが外観のデザインです。本体色はホワイトとブラックがあり、筆者はホワイトをチョイス。手元にあった「Nexus 7(2013)」を並べて置いてみると、同じデザインとなっているのがよくわかります。

 

手触りのよいサラサラした背面に、大きく配された「nexus」のロゴが特徴的ですね。

 

手前が7インチタブレット「Nexus 7(2013)」、奥が5インチスマホの「Nexus 5」

手前が7インチタブレット「Nexus 7(2013)」、奥が5インチスマホの「Nexus 5」

 

ディスプレイは約5インチ(4.95インチ)。片手で持つには大きいかなというイメージですが、狭額縁(きょうがくぶち)設計により片手でも持ちやすい幅に抑えられています。

 

そのため、電車の中で片手で使いたいというシーンでも快適に利用できました。

 

一見小さく見えるが、立派な5インチ端末

一見小さく見えるが、立派な5インチ端末

 

大型とは思えない薄さと軽さを実現

Googleの公開しているデータでは130gの重さでしたが、実測で131gXperia Z1は、約171g)。1g多いのは、SIMカードを挿し込んでいるためと思われます。

 

端末の重さは実測で131g(SIMカード含む)

端末の重さは実測で131g(SIMカード含む)

 

また、厚さは約8.6mmで大型の5インチスマホとは思えない薄さに仕上がっています。

 

手に持ってみて最初に感じたのは、「軽い!」でした。逆に軽すぎて不安になるぐらいです。

 

端末は非常に薄くて持ちやすい

端末は非常に薄くて持ちやすい

 

7インチタブレットと同じディスプレイを採用

約5インチのディスプレイには「Nexus 7(2013)」と同じフルHD(1,920×1,080)を採用し、非常に高精細です。

 

ドットのきめ細かさはデジタルカメラで拡大撮影をしないとわからないレベルです。PC用Webサイトを表示させても1画面で収まりますが、さすがに文字が小さすぎて読めませんでした。

 

andronaviのトップページをPC向けで表示

andronaviのトップページをPC向けで表示

 

高精細で便利な点は2つあります。ひとつは図面などの資料を見る場合。資料の細かい線もボヤけずにしっかりと確認できることです。

 

もう1つは写真の閲覧。写真の細かいディティールがしっかりと表現され、臨場感たっぷりです。さらに視野角も広く、斜めからも見やすいと感じました。

 

ここまで拡大しないとドットがわからない。裸眼では確認不可能

ここまで拡大しないとドットがわからない。裸眼では確認不可能

 

カメラは800万画素でも明るく撮れる

注目のカメラは、他のスマートフォンよりも少ない800万画素。もともとカメラ重視のスマホではないので画素数こそ少ないですが、新開発のレンズにより前モデルの「Nexus 4」よりも約25%明るさを向上することができたそうです。

 

明るく撮影ができるカメラ。大画面での撮影が可能

明るく撮影ができるカメラ。大画面での撮影が可能

 

つまり、やや暗い場所でも快適に撮影できます。実際に、ラーメン屋さんのちょっと薄暗い店内でも、おいしそうなラーメンが撮れました。

 

ちょっと薄暗い店内にてラーメンを撮影。明るく撮れた

ちょっと薄暗い店内にてラーメンを撮影。明るく撮れた

 

また、HDR(写真を重ね合わせて明暗が破たんしない写真を作る機能)やパノラマも搭載されており、一通りの機能が揃っています。

 

東京タワーをHDR機能で撮影してみた

東京タワーをHDR機能で撮影してみた

実際に使ってみたところ、暗めの場所ではオートフォーカスでピントが合うまでにやや時間がかかるような印象を受けました。

 

しかし、細かな描写までバッチリ再現された写真を撮影できた以外に、HDRでも他のスマートフォンよりも色合いの鮮やかな写真が撮影できました。

 

風景などを撮影するアウトカメラ、ビデオチャットなどに使えるインカメラも搭載されています。

 

便利なNFCやQiも搭載!
NFCを使った「Android Beam」で他のスマホやタブレットと情報共有できる

NFCを使った「Android Beam」で他のスマホやタブレットと情報共有できる

「Nexus 5」は標準機能としてNFCに対応しています。

 

NFCを使った「Android Beam」という機能を利用することで、他のスマホやタブレットと写真や動画、閲覧中のWebサイト、連絡先などを簡単に共有することができます。

 

どれぐらい簡単かというと、NFC搭載モデル2つの両背面をタッチするだけで操作が可能です。

 

また、「Nexus 7(2013)」と同様に非接触充電「Qi」を搭載。例えばドコモの「ワイヤレスチャージャー03」といったQi充電パッドに置くだけで充電してくれるので楽です。

 

「Qi」により置くだけで充電ができる

「Qi」により置くだけで充電ができる

 

<デメリット>
メモリーカードは利用不可
32GBモデルですが、実際に利用できるのは25GB程度

32GBモデルですが、実際に利用できるのは25GB程度

前述の通り、「Nexus 5」には32GBモデルと16GBモデルがあります。

 

筆者が購入したのは32GBモデルで、約7GBがシステムなどで利用されています。そのため、ユーザが実際に使うことができるのは約25GBでした。

 

「Nexus」シリーズでは一貫してメモリーカードが非対応になっており、『Google ドライブ』などのクラウドサービスを使ってくださいという姿勢なので、本体に音楽や動画、アプリを多く入れたい場合には32GBモデルがおすすめです。

 

なお、撮影した写真に関しては『Google+』にて、横幅2,048ドット程度にリサイズされてしまいますが、無制限で保存されます。写真をメインで利用する場合、容量はあまり気にしなくてよいです。

 

バッテリーは少し減りが速い印象

バッテリーは2,300mAhと、最近のスマホで主流になりつつある2,500~3,000mAhのバッテリーと比較しても若干少ないかなと思います。

 

事実、Webサイトの閲覧やゲームを頻繁にしていると、「あれ、もうこんなに減ったのかな」と思わせる面も少なからずあり、最新のCPUを採用したハイパワーな本体と比べてもちょっと少なく感じました。

 

頻繁に利用する場合にはモバイルバッテリーなどを用意するとよいかもしれませんね。

 

モバイルバッテリーについては、こちらをチェック!

 

パワフルなCPUゆえに起きる問題
『3DMark』という3D性能に特化したベンチマークアプリで検証。結果は世界的にも非常に強い3D性能だった

『3DMark』という3D性能に特化したベンチマークアプリで検証。結果は世界的にも非常に強い3D性能だった

「Nexus 5」で採用されているCPUは最新の「SnapDragon 800」で、現行スマートフォンの中でも最もパワフルなもの。

 

そのパワーは通常利用にも反映され、あらゆる動作がもたつくことがなくとっても滑らか。いわゆる「サクサクではなくヌルヌル動く」という表現がピッタリ。処理の重たい3Dゲームなどで遊んでも、処理落ちすることもなく快適に遊べました。

 

ただし、パワフルなCPUを採用しているためか背面のカメラ横あたりが結構熱を持つのと、やはりバッテリーの減りがやや早いのが気になります。

 

 

ひと通り「Nexus 5」を紹介してきましたが、いったいどのような人におすすめなのでしょう。それはズバリ、スマホを電話のできる小さなPCとして利用するのが好きな人です。

 

理由は、5インチという大画面に高精細なディスプレイを搭載し、パワフルな最新CPUが積まれている反面、ケータイ時代からの便利機能である防水、赤外線、ワンセグ、おサイフケータイなどには軒並み非対応だからです。

 

「Nexus 5」をケータイ各社から発売しているメーカー製スマホと同じように考えると、ちょっと物足りないかもしれません。

 

しかしながら、先ほども書いたようにパワフルなCPUと高精細なディスプレイによりPC並の処理が可能です。小型PC(PDA)のような使い方であれば、きっと役立つでしょう。

 

ドロワー画面。最低限のGoogleアプリしか入っていない

ドロワー画面。最低限のGoogleアプリしか入っていない

 

また、アプリも最初はGoogle社の提供する必要最低限なものしか入っていません。アプリを探して自分でカスタマイズをするのが好きな人にはたまらないスマホだと思います。

 

Google Playの他、イー・モバイルでも購入できるので、気になる方は、ぜひ検討してみてください。