過信は禁物?防水スマートフォンの落とし穴。水濡れした際のケア方法も教えます!

2014年04月25日 10:30 by 甲斐寿憲
過信は禁物?防水スマートフォンの落とし穴。水濡れした際のケア方法も教えます!
防水スマートフォンの落とし穴。水濡れした際のケア方法も教えます!

防水スマートフォンの落とし穴。水濡れした際のケア方法も教えます!

iPhoneではなくAndroidスマートフォンを選んだ1つの理由が「防水だから」だった人も多いのではないでしょうか。

 

防水性能はフィーチャーフォン時代から日本人が好む機能の1つです。手脂で汚れた端末をサッと水洗いできたり、入浴中にメールやSNSを確認したり大変便利で、あって困るものでもありません。

 

ですが、意外にその防水性能を過信してしまうのも危険ということをご存じですか?本記事では、そんな「防水性能の落とし穴」と「防水性能を正しく使うための知識」についてご紹介します。

 

意外に多い防水スマ-トフォンの水濡れ

ほとんどのスマートフォンで防水性能を実現しているのは、USB充電端子部とイヤホンジャックにフタがあり、そのフタが水の混入を防いでいるからです。ゴムパッキン付きのフタさえきちんと取り付けておけば、メーカーの言うとおり防水になります。

 

しかし、携帯キャリアショップスタッフに話を聞くと、「逆に防水スマートフォンの方が水濡れの修理の受付が多いです」と言うのです。これは一体どういうことなのでしょう。

 

それは、防水スマートフォンだからという「過信」による事故だと思われます。「自分のスマートフォンは防水だから大丈夫」という先入観でキャップをしっかりはめ込まず、そのまま水洗い、結果は端末内部に水が侵入し水濡れ、という事故が多いようなのです。

 

また、防水性能を保つフタのゴムパッキンの劣化や破損もあります。防水スマートフォンをお持ちの方は、充電後は必ずフタをはめておく、そして時々はフタのゴムパッキンを確認しておきましょう。

 

基本的には、防水性能を維持するため、異常の有無にかかわらず2年に1回をめどに部品の交換が必要と言われています。

 

防水スマートフォンのほとんどはキャップ(フタ)によって防水性能を実現している

防水スマートフォンのほとんどはキャップ(フタ)によって防水性能を実現している

 

実は防水なのは「真水」に対して

最近発売されている防水スマートフォンは、ほとんどのものが「IPX5/7」になっています。

 

性能的には「あらゆる方向から水をかけられて濡れても大丈夫であること」がIPX5の防水規格、「常温で水道水、かつ静水の水深1mの水槽に電話機本体を静かに沈め、約30分間水底に放置しても、電話機本体内部に浸水がなく、電話機としての性能を保持できること」というものがIPX7の防水規格をクリアしているという事です。

 

つまり、IPX5/7の防水スマートフォンは、水に濡れても水没させても大丈夫なはずなのですが、それは「真水や水道水」に対してです。お湯や海水、プールの水などは想定外なのです。

 

また「水没しても水の内部侵入に耐えうる」ということであって「水に沈めたまま使用する」ということを保証しているわけではありません。

 

一部の機種においては、お風呂場での利用可としているものもありますが、それは「お風呂の湯船に沈めてみる」といった用途ではなく、また「石けんや入浴剤の入った水には絶対に浸けないように」という注意もされています。

 

実は湯船に沈めての使用は想定されていない

実は湯船に沈めての使用は想定されていない

 

水没した際のケア方法

「濡れた手で触った」、「水しぶきが少しかかった」くらいなら、そこまで心配しなくてもよいのですが、防水スマートフォンといえども、水没させた後はケアが必要です。

 

乾いたタオルやティッシュペーパーで拭く

先ず、本体に付いた水分は乾いたタオルやティッシュペーパーで丁寧に拭いてください。この時にUSB充電端子のフタなどは絶対に外さないようにしましょう。
防水用のフタは綿棒等で吸い取る

防水用のフタの間に水分がある場合は、しばらくたってからフタの部分を下にして外し、綿棒などで吸い取りましょう。必ず下側を向けて外すようにしてください。不用意に開けると端子部に流れ込む可能性もあります。

 

防水キャップ等は綿棒を使って、水滴をふき取る

防水キャップ等は綿棒を使って、水滴をふき取る

 

また防水性能がないスマートフォンでも言えることですが、水濡れした場合に「ドライヤーで乾かす」という人がいます。スマートフォンに温風は厳禁です。

 

自然乾燥させる

温風を使うと本体の変形などを引き起こすことがあります。スピーカーやマイク部という拭き取れない箇所に水分が入ってる場合であっても、自然乾燥させたほうがよいでしょう。

 

間違った対処法についてはこちらもチェック!

 

 

このように防水スマートフォンも実は「どんなに濡れても大丈夫」と言い切れません。防水性能は正しい知識と使用方法で実現されるといえます。とは言え「もしもの時」や「どうしてもの時」に防水性能は、心強い性能の1つです。

 

もしも内部に水が浸入するような水濡れや水没をさせてしまったら、必ずキャリアショップで修理・点検に出すようにしましょう。

 

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