最速ブラウザ決定戦!ベストはどれだ!? 主要Webブラウザ5つを比較

2014年05月09日 10:30 by せう
最速ブラウザ決定戦!ベストはどれだ!? 主要Webブラウザ5つを比較
最速ブラウザ決定戦!主要Webブラウザ5つを比較

最速ブラウザ決定戦!主要Webブラウザ5つを比較

Google Playには様々なWebブラウザが用意されています。それらは画面の描画が速い、JavaScript(ブラウザで実行するプログラム言語)の実行速度が速い、ほかの端末とのブックマークの共有がしやすいなど、様々な特色を持っています。

 

今回は、その中でも特にユーザーが多いであろう『Chrome』、『Firefox』、『ドルフィンブラウザ』、『Sleipnir Mobile』、『Habit Browser』の5つを、同じAndroidスマートフォンを使ってベンチマークを取り、どれが一番“速い”のか比べてみることにしました。

 

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各ブラウザの特色
ある意味、鉄板中の鉄板『Chrome』

ある意味、鉄板中の鉄板『Chrome』

Chrome

Google純正のWebブラウザです。Androidのほか、Windows、Mac(OS X)、Linux、iOS向けに提供されています。

 

iOS版以外は「Blink」というレンダリングエンジンと「Google V8 JavaScript Engine」というJavaScriptエンジンを組み合わせた高速な表示を特徴としています。

 

また、Googleアカウントを利用した履歴などの共有が非常に便利です。最近のAndroid端末では、メーカーオリジナルのWebブラウザの代わりに標準ブラウザになっているものも多いので、さり気なく使っている方も多いかもしれません。

 

『Firefox』はアドオンの追加で機能強化が簡単にできる

『Firefox』はアドオンの追加で機能強化が簡単にできる

Firefox

『Chrome』の対抗馬です。Mozilla Foundationが開発したWebブラウザで、Androidのほか、Windows、Mac(OS X)、Linux向けに提供されています。

 

いずれも「Gecko」というMozilla Foundationが中心となって開発したレンダリングエンジンを搭載しています。

 

また、Firefoxはアドオン(追加ソフト)による機能拡張が特色ですが、Android版でもその特色は健在で、自分の好きな拡張機能を自由に組み込むことができます。

 

Chrome同様、他のデバイスとの履歴などの共有も可能です。

 

『ドルフィンブラウザ』は、ソナー機能など、操作のしやすさを重視している

『ドルフィンブラウザ』は、ソナー機能など、操作のしやすさを重視している

ドルフィンブラウザ

2009年にAndroid向けブラウザとして登場した「老舗」です。使いやすさに対する拘りは強く、ジェスチャー機能、ソナー(音声操作)機能やアドオン機能をモバイルブラウザとして初めて搭載したのもこのブラウザです。

 

片手での操作性も高めています。アカウントを作成すれば、iOS版を含めた他のデバイスとの履歴などの共有が可能です。

 

パソコンでもお馴染みな『Sleipnir』のAndroid版。タブの操作性は独特だが使いやすい

パソコンでもお馴染みな『Sleipnir』のAndroid版。タブの操作性は独特だが使いやすい

Sleipnir Mobile

パソコン向けの国産Webブラウザーとして有名な「Sleipnir」のAndroid版です。分かりやすいジェスチャー機能、特に何よりもタブの操作性にはかなりこだわりを持っています。

 

カスタマイズ性も高く、アドオンの追加で機能を増やせます。他のデバイスとのブックマークの共有も可能です。

 

カスタマイズ性の高い『Habit Browser』。終了時オプションが一番充実している

カスタマイズ性の高い『Habit Browser』。終了時オプションが一番充実している

Habit Browser

今回エントリーするブラウザの中では唯一個人がリリースしているものです。軽快な動作が特徴で、カスタマイズもしやすいことから、愛用している方も多いと思います。

 
なお、『ドルフィンブラウザ』、『Sleipnir Mobile』、『Habit Browser』はブラウザエンジンとしてWebkitを利用しています。実測してみないと何とも言えませんが、似たような結果が出るかもしれません。

 

今回は、ベンチマーク結果に極端な偏りが出ないようにするために、「ARROWS NX F-01F」を使い、自宅のブロードバンド回線のもとテストを実施しました。

 

HTML5の対応力は『Habit Browser』

まず、パソコン向けのベンチマークテストアプリで有名なFuturemarkが開発したブラウザベンチマーク「Peacekeeper」です。あらゆるデバイス上で稼働するHTML5ブラウザのベンチマークを実行できることが特徴です。ベンチマークと同時にHTML5の対応力を調べる機能も付いています。

 
速度の結果は、以下のグラフどおり。『Habit Browser』、『ドルフィンブラウザ』、『Sleipnir Mobile』と、Webkitベースのブラウザが1000オーバーで比較的高速であることが分かりました。

 

一方、『Chrome』と『Firefox』はちょっと振いませんでした。ただし、HTML5対応力テストでは、『Firefox』が7項目中6項目対応でトップ。それ以外の4つは7項目中3項目対応ということで、HTML5対応サイトでの再現性を重視するのであれば『Firefox』も有力な選択肢と言えるでしょう。
 

「Peacekeeper」の測定結果(数値が大きいほど良好)

「Peacekeeper」の測定結果(数値が大きいほど良好)

 

「Octane 2.0」で計測

最近のWebページでは当たり前のように使われているJavaScript。その速度を測定するベンチマークサイトも結構ありますが、まずはGoogleが提供する「Octane 2.0」です。Google提供ということで、『Chrome』が有利そうに思えます。結果は以下の通りです。

 

「Octane 2.0」の計測結果(数値が大きいほど良好)

「Octane 2.0」の計測結果(数値が大きいほど良好)

 

予想通り、『Chrome』が一人勝ち、Webkitを使った3ブラウザがほぼ横並びで、『ドルフィンブラウザ』がちょっとだけ頭抜けている感じとなりました。なお、『Firefox』については、テスト終盤でブラウザアプリが強制終了してしまい、正しく測定できませんでした。

 

「SunSpider」で計測

次は、Webkitが提供している「SunSpider」というJavaScriptのベンチマークテストをやってみます。このテストは、JavaScriptの処理速度をミリ秒単位で出すもので、今までやった2つのベンチマークとは異なり、数字が少ないほど高速です。

 

Webkit謹製ということで、Webkit3兄弟がすごく有利そうです。
 

「SunSpider」の計測結果(数値が小さいほど良好)

「SunSpider」の計測結果(数値が小さいほど良好)

 

Webkitを使った3ブラウザの計測結果は予想通り良好。その中でも『Habit Browser』がちょっと高速といった感じです。『Chrome』と『Firefox』はほとんど差が出ませんでした。

 

「Kraken JavaScript Benchmark」で計測

最後にMozillaが提供している「Kraken JavaScript Benchmark」を試してみます。「Octane」や「SunSpider」と比較すると、通常のWebサイトで良く使うJavaScriptを中心に構成されていて、より現実的なベンチマークになっていると言われています。

 

「SunSpider」同様、処理速度をミリ秒単位で出すため、数字が少ないほど高速です。より現実的とは言え、やはり『Firefox』が有利なのじゃないか、と疑心暗鬼だったりしますが、結果やいかに。
 

「Kraken Benchmark」の結果

「Kraken Benchmark」の結果

 

なんと『Chrome』がベスト、『Firefox』が2位という結果になりました。このテストでは、Webkitを採用したブラウザの結果がふるいませんでした。

 

最速ブラウザは?

ブラウザ最速王を決めてみようと思って始めたこの企画。4つのベンチマークを実施した結果、『Chrome』と『Habit Browser』が2回ずつ最速を記録しました。

 

ということで、高速なWebブラウザは『Chrome』と『Habit Browser』といきたいところですが、単純にWebを表示する、という観点ではエンジンの種類が同じなら有意な差はありません。

 

寧ろ、ジェスチャー機能やブックマーク・履歴などの同期といった機能面で、自分にあったブラウザを選ぶのが良いでしょう。

 

まだまだある!Androidで使えるブラウザアプリ

 

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