ホントは携帯ショップで相談できないこと。個人情報に関わるものなど、対応できない事もあるので注意

2015年02月24日 10:30 by 甲斐寿憲
ホントは携帯ショップで相談できないこと。個人情報に関わるものなど、対応できない事もあるので注意
ホントは携帯ショップで相談できないこと

ホントは携帯ショップで相談できないこと

「困ったら携帯ショップ!」これは凄く当たり前のことです。「毎月の料金が高い気がする」、「最近スマホの調子がおかしくなった」といった悩みに直接対応してくれるのがドコモ、au、ソフトバンクなどの携帯電話会社(=キャリア)のショップです。

 

ですが、キャリアショップでも本来は対応できないこともあるのをご存知でしょうか?今回は、本来はキャリアショップでは対応できない事や相談を控えたほうが良い事をご紹介したいと思います。

 

データの移し替えの依頼

SDカード内の写真などのデータは、基本的にはご自身でコピーしたり移すようにしましょう。電話帳データの移行サービスはキャリアのサービスとしてありますが、本来は自分でするほうが望ましいものです。

 

データサービスの移行は、過去、互換性が無かったガラケーの機種間で行っていたサービスで、データ移行が簡単に行えるスマートフォンでは個人情報の問題もあるので、自分で行うほうが望ましいのです。

 

SDカード内のデータ等は基本的には自己責任でコピーや移動を行う

SDカード内のデータ等は基本的には自己責任でコピーや移動を行う

 

パスワード設定をお願いする

本来、パスワードとは第三者に見られないようにするためのものです。よって、そもそも第三者であるキャリアスタッフに設定してもらうということは、大変危険な行為なのではないでしょうか。

 

特に課金に関わるサービスはご自身でやらないと大変危険です。例えばiTunesのカードやGoogleサービスの決済などの設定や入力は、友人/知人であっても危険な行為です。

 

パスワードやアカウント等の設定も自分で行うもの。他人に見せてはいけません

パスワードやアカウント等の設定も自分で行うもの。他人に見せてはいけません

 

アプリのインストールに関する相談

例えば『LINE』やオンラインゲームなど、端末購入後にインストールするアプリについては、さすがにショップでも説明が全部できるとは限りません。

 

アプリの数は何万、何十万とリリースされていますから、それについてすべてキャリアやショップスタッフが把握しているわけではないのです。それに、キャリアが作ったわけでもないアプリは、開発元でなければフォローできません。「課金してもアイテムが使えない」などとクレームを言いに行かないようにしましょう。

 

アプリのインストールも自己責任です

アプリのインストールも自己責任です

 

キャリアやメーカーの保証外になること、犯罪になること

ごくごく当たり前なことですが、キャリアやメーカーが推奨する使い方以外は教えることはできません。

 

例えばスマートフォンのroot化や脱獄方法、マーケット以外の野良アプリのインストール方法などは相談しても答えることはできません。他にも「音楽を無断でダウンロードできるアプリの使い方」などといった法にふれるようなことも、当たり前ですが教えてはくれません。

 

他キャリアのスマートフォンを持ち込んでの相談

MNP(モバイルナンバーポータビリティー)をした場合でも、他キャリアのスマートフォン、SIMフリーで購入したスマートフォン(※)の操作や設定は、キャリアショップでは対応できません。

 

むしろ、スマートフォンを購入したショップで説明を受ける方が良いと思われますが、その場合でも契約キャリアが違うので通信サービスなどは答えることができないと思われます。

※同キャリアで販売している端末なら対応可能です。

 

格安SIMなどの他社サービスについて

イオンSIMやBIGLOBE SIMなど格安なMVNOの通信サービスについて、「おたくの通信回線を使ってるんだろ?」とキャリアショップに相談に来るユーザも多いといいます。

 

キャリアはMVNOに通信回線を貸しているだけで、サービスや料金などは独自の設定で、まったく違うものです。MVNOのサービスは契約した家電量販店やMVNOのホームページなどで確認や問い合わせをするようにしましょう。

 

格安SIMサービスはドコモの回線を使用している事が多いため、端末にはドコモと表示されている(画面はiPhone)

格安SIMサービスはドコモの回線を使用している事が多いため、端末にはドコモと表示されている(画面はiPhone)

 

同キャリアの他ショップでのトラブル

基本的には、同じキャリアであれば受け付けてはくれます。ただし、当事者(クレーム対象のスタッフ)がいないので、話がややこしくなる場合もあります。未然に防ぐ方法としては「購入時に担当したスタッフの名前は覚えておく」、「わからないことを曖昧に受け流さない」ことが大事です。

 

購入後に疑問に思ったり納得がいかない場合は、購入ショップに出向き、接客担当者名をしっかり言って対応してもらいましょう。

 

他店で買ったアクセサリーの取り付け

最近のキャリアショップはスマホ用のアクセサリーを販売していますが、量販店やネット通販で買った液晶保護フィルムを持ち込んで取り付けをお願いしても断わられる事があります。

 

「もしも失敗した場合、換えの商品がない」といったショップ側の理由もありますが、そもそも、他店で買ったものを持ち込まれるのは気持ちのいいものではありませんよね。

 

他社のスマホの充電

ショップではスマホの無料充電サービスをおこなっているキャリアが多いが、他キャリアのスマホを「充電してください」と持ち込まれるのは困るようです。本来は自社スマホのユーザ向けのサービスですからね。

 

公式発表前に予約?

キャリアで発表前のスマートフォンのネット上の噂や海外版の発表を見て「これ、オタクでも出るでしょ?」、「予約の予約お願いします」と来店するユーザもいるようです。

 

熱心に興味を持たれることはありがたいことですが、公式サイトで正式に発表がない限りショップでは対応ができないのが実際です。また、公式発表以外の情報もショップでは対応できないので「でますよね?」という質問をしても無駄な場合が多いです。もちろん、発売されるかわからないスマホの予約の予約なんてこともできないのです。

 

 

キャリアショップの基本的な業務は「携帯電話の販売」、「修理の受付」です。最近では「アクセサリーの販売」や「スマートフォン教室」などのサービスも始めてはいますが、個人情報に関わること、ユーザ個人の責任のもとでおこなうことに関しては、基本的にタッチしてはならないことになっているのです。キャリアとユーザ、お互いが良好な関係を保つためには、ごく当たり前なことなのではないでしょうか。

 

今回紹介した例のような問い合わせにショップが対応してくれなくても、クレームをいれないようにしたいものですね。

 

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