最新「HTC J Butterfly」は、最強音楽とインカメラを装備したジブンケータイだった

2015年06月30日 07:00 by ホセ
最新「HTC J Butterfly」は、最強音楽とインカメラを装備したジブンケータイだった
「HTC J Butterfly HTV31」の魅力をチェック

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毎回熱心なファンを獲得している「HTC J Butterfly」の新モデルは、最強自分撮り、最強音質、そして従来よりも洗練された、まさに“ジブンケータイ”でした。

 

 

台湾の大手スマホメーカー「HTC」。日本でのスマホ展開は非常に古く、Androidが登場する前より日本でスマホを販売していたほど。

 

そんな同社は、過去にも2レンズスマホや、auと組んでスマホ版「INFOBAR」を投入するなど、野心的なモデルを投入することで知られています。そのためか、かなり熱心なファンが付いているメーカーとも言えそう。

 

絶妙な曲線を描いているためとっても持ちやすい

絶妙な曲線を描いているためとっても持ちやすい

 

今夏のモデルとして発表したのは、「HTC J Butterfly HTV31」。昨年夏モデルとして登場した前モデル「HTC J butterfly HTL23」に搭載されていた「DUO CAMERA(デュオ カメラ)」や、キャップレス防水防塵、フロントデュアルスピーカー「HTC BOOMSOUND」といったハード面の特徴はそのままに、性能を進化させたモデルとも言えます。

 

しかし、ただ性能進化させただけではなく、熱心なファンも納得の「野心的な」技術が盛り込まれていました。

 

防水モデルのスタンダードとしてもいいぐらいのキャップレス防水(左)SIMトレイ、microSDトレイは爪で開けるタイプなのでピンいらず(右)

防水モデルのスタンダードとしてもいいぐらいのキャップレス防水(左)SIMトレイ、microSDトレイは爪で開けるタイプなのでピンいらず(右)

 

「HTC J Butterfly HTV31」の魅力をチェック


 

1300万画素インカメラ搭載

インカメラというと、一昔前はビデオ通話用カメラとして30万画素程度のものが主流でした。しかし、今や自分撮り「selphy(セルフィ)」の流行により、各メーカーともインカメラに力を入れているのが実情です。

 

メインはサブカメラを搭載してピント合わせなどの補助に使うほかさまざまな効果に使える(左)大きさに特徴があるインカメラは国内最高の1300万画素(右)

メインはサブカメラを搭載してピント合わせなどの補助に使うほかさまざまな効果に使える(左)大きさに特徴があるインカメラは国内最高の1300万画素(右)

 

「HTC J Butterfly HTV31」では、業界最高画素数となるインカメラ1300万画素を搭載。他社の最新モデルが200万~500万画素程度なのに対して、おおよそ2倍以上のきめ細かさで撮影できます。

 

また、発色も改善されているほか、美肌モードも自動的に対応させた状態で利用できるので、効果を確認しつつ自分撮りできるというわけ。

 

なお、筆者で試してみたところ、肌はゆでたまごみたいにつやつやになり、目も大きく、盛った感じとなりました。筆者は流石に自分撮りをすることがないため、とてもくすぐったく思ってしまいましたが、とにかく効果の確認ができました。

 

また、1300万画素も画素数があるため、拡大や切り取りしても余裕があります。例えば撮影後に重要な部分だけ切り取り加工するというのもアリでしょう。ちなみに、インカメラで4K動画撮影も可能。自撮り動画が流行るかも?

 

4K動画撮影できるインカメラってハイスペックすぎ!(左)インカメラで自宅の自転車を撮影してみましたがメインカメラで撮影したみたいに綺麗でした!(右)

4K動画撮影できるインカメラってハイスペックすぎ!(左)インカメラで自宅の自転車を撮影してみましたがメインカメラで撮影したみたいに綺麗でした!(右)



 

マニアックすぎるRAW撮影

メインカメラも、1300万画素から2020万画素へバージョンアップ。一時期は画素数を下げて画質をあげるという取り組みをする時期もありましたが、現在は画素数を向上させる方向に転換しているようです。

 

このメインカメラも画素数以外にバージョンアップされています。まず、今までも搭載されていた「DUO CAMERA」による背景ぼかしや、後からピントを合わせる機能は健在。これにより、一眼レフカメラに匹敵するような写真も撮影できます。

 

マニュアル操作が非常にわかりやすいユーザーインターフェース。デジカメでも採用してほしいぐらい直感的で使いやすい

マニュアル操作が非常にわかりやすいユーザーインターフェース。デジカメでも採用してほしいぐらい直感的で使いやすい

 

実は、ここで筆者がはまったのは、カメラの縦横比。iPhoneなどと同じような「10:7」(4:3に近い)もので撮影すると、後からピント合わせ(UFocus)や、背景効果設定、3次元効果というデュオカメラを使った編集ができませんでした。基本的に「16:9」のワイドで撮影したのちに、編集するカメラだと思ったほうが良さそうです。

 

そこから、好きな様に編集して、4:3や1:1にするほうが、このモデルとしては自然かもしれません。

 

16:9モードで撮影しないと、後からピント合わせなどの機能が使えないのはぜひ改善してほしいところ

16:9モードで撮影しないと、後からピント合わせなどの機能が使えないのはぜひ改善してほしいところ

 

ここまでは前モデルにも搭載されていた機能。新しく追加されたのは、「RAW撮影」です。「RAW(ロー)」というのは、光がカメラのセンサーを通って、データ化されたその状態のままということ(正確にはちょっと違います)。

 

通常は、データ量が小さく、どのような製品でも見られるほど普及した「JPEG(ジェイペグ)」となって保存していますが、「RAW」はそのJPEGより前の未処理段階で、フィルムカメラでいうところの現像前フィルムのような役目を果たしています。

 

今回のモデルは、その「RAW撮影」に対応。さらに、RAW撮影時には、操作もフルマニュアル操作が可能となります。

 

「WB(ホワイトバランス)」、「露出(明るさ)」、「ISO(感度)」、「シャッタースピード」「ピント」の5項目を自由に設定でき、「WB」に関しては「K(ケルビン)」という数値で決定できるほどのマニアックさです。

 

RAW撮影はデータ量が多くなるのが難点だが、写真加工する人にはたまらないモード(左)全面と背面を同時撮影する「スプリットキャプチャ」も面白い機能(右)

RAW撮影はデータ量が多くなるのが難点だが、写真加工する人にはたまらないモード(左)全面と背面を同時撮影する「スプリットキャプチャ」も面白い機能(右)

 

これらの項目は、デジタル一眼レフカメラを持っている人でも、ハイアマチュアレベルでないとあまり使わないものなので、いかにマニアックな機能が追加されているのかわかると思います。

 

しかし、JPEGで撮影したあじさいの写真が1枚約4MBだったのに対して、RAWでは約42MB(JPEGデータ含む)とかなりのデータ量になってしまうのが難点。カメラにあまり詳しくない人は、使わなくても問題ありません。

 

音へのこだわり、ハイレゾ音源対応

続いて進化したのは、音へのこだわりです。HTCは前より音にはこだわっていた会社でした。そのため、フロントデュアルスピーカー「HTC BOOMSOUND」を搭載し続けるのもその理由から。

 

通常のスマホよりも大きな音を出しても、音割れがしにくく、かつダイナミックな音を楽しめるようになっているため、自宅での動画鑑賞にも有利なスピーカーです。筆者もフロントデュアルスピーカー搭載の本機で『YouTube』など視聴してみましたが、「やはり音は重要なのだな」と再認識するほど、臨場感が増しました。

 

「HTC BOOMSOUND」ではシアターモードとミュージックモードで音質が大きく異なり、その都度変更すると楽しい(左)差し込んだイヤホンに応じて設定を変更してくれる、本当に「こだわり」を感じる部分がある(右)

「HTC BOOMSOUND」ではシアターモードとミュージックモードで音質が大きく異なり、その都度変更すると楽しい(左)差し込んだイヤホンに応じて設定を変更してくれる、本当に「こだわり」を感じる部分がある(右)

 

今回、強化されているのは、音源です。「ハイレゾ音源」に対応しました。この、「ハイレゾ音源」というのは、高解像度な音源データのことで、CDの約6.5倍のデータ量を持つそうです。そのため、1曲で500MB超えもザラになるとのこと。

 

そのような超、高音質に対応したのが本モデル。筆者も実際に試してみたところ、音楽のさらに細かい、空気の振動まで聞こえるような気がしました。

 

音楽に関して、とにかく音質にこだわりたい人に、最適なモデルといって間違い無さそうです。前述のように「ハイレゾ音源」はとにかくデータ容量が大きくなります。そのため、最大200GBまでのメモリーカードにも対応したとのこと。

 

カスタマイズの楽しい「HTC Sense 7」

ハード面の次、最後はソフトウェア面です。特にスマホは、好きなようにアプリを入れられる、壁紙やテーマも変更できるため、カスタマイズ性が高くなっています。

 

しかし、ひとつひとつ自分で行っていたらキリがありません。そこで、「HTC J Butterfly HTV31」に搭載されている「HTC Sense 7」では、「テーマ」の他に「壁紙」「(アプリの)アイコン」、「サウンド」、「(文字の)フォント」も簡単に変更できるようになっています。

 

そのため、それらを組み合わせることで、世界でただ一つのスマホをいとも簡単に作られるというワケ。

 

手軽にきせかえを楽しめるのもHTCスマホの特徴(左)シンプルなものからクールなものまで多彩な壁紙やテーマが揃っている(右)

手軽にきせかえを楽しめるのもHTCスマホの特徴(左)シンプルなものからクールなものまで多彩な壁紙やテーマが揃っている(右)

 

また、今回新しく搭載されたのが「SENSE HOME」というウィジェット。これは、「自宅」「勤務先」「外出先」という位置情報を元に、その中のアイコンを自動的に変更してくれる機能です。

 

これにより、「自宅」では動画サイトやSNSをメインにして、「勤務先」では仕事用アプリをメインにしたアプリを配置するといった工夫ができます。いちいち、「仕事用にはこのページを」という使い分けを意識せずとも、手軽に使いやすくなります。

 

自宅や勤務先を決定することで、その都度アイコンを変更してくれる「SENSE HOME」(左)画像内のアイコンが場所によって自動変更される他、アイコンフォルダを設置することも可能(右)

自宅や勤務先を決定することで、その都度アイコンを変更してくれる「SENSE HOME」(左)画像内のアイコンが場所によって自動変更される他、アイコンフォルダを設置することも可能(右)

 

さらに、ディスプレイ下部のナビゲーションボタンも設定より配置順序や、機能を自由に変えられるため、そのカスタマイズ性は国内で販売されているスマホの中でも随一と言えるかもしれません。

 

とても嬉しいのがナビゲーションボタンの編集。3ボタンや4ボタンにするほか、機能の割り当てや順番変更も自由自在!(左)多彩なショートカットも健在で、覚えるともう手放せないかも!?(右)

とても嬉しいのがナビゲーションボタンの編集。3ボタンや4ボタンにするほか、機能の割り当てや順番変更も自由自在!(左)多彩なショートカットも健在で、覚えるともう手放せないかも!?(右)

 

これらの新機能「最強自分撮り」「マニアックすぎるカメラ機能」「高解像度な音楽が楽しめる」「カスタマイズも自由時間」という、現在のハイスペックスマホは差別化しにくい中で、「最強ジブンケータイ」という見事な差別化をしてきたモデルと言えるでしょう。

 

基本機能はそのままに、ただのバージョンアップにとどまらず、野心的な機能を追加してきた本モデル、筆者も触っていてとても楽しいスマホだと感じました。

 

「HTC J Butterfly HTV31」のスペック

OS Android 5.0
メモリ 内蔵(ROM/RAM)32GB/3GB、外部 microSD/SDHC/SDXC(最大200GB)
CPU MSM8994/2.0GHz×4+1.5GHz×4(オクタコア)
サイズ 約73×151×10.11mm(最厚部10.7mm)、約162g
ディスプレイサイズ 約5.2インチ Super LCD3 WQHD
カメラ メインカメラ:2020万画素、インカメラ:1300万画素
バッテリー容量 2,700mAh
充電時間 約110分(共通ACアダプタ05[別売]使用時)
連続通話時間 約1120分
連続待受時間 約370時間(4G LTE/WiMAX 2+)
防水・防塵
最大通信速度 受信225Mbps/送信25Mbps

 

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