

Simeji(日本語入力キーボード)
日本語入力アプリ(以下、IMEアプリ)を自由に選択できるAndroidスマートフォン。数あるIMEアプリの中で定番といえるのが『Simeji(日本語入力キーボード)』。300万ダウンロードを突破した大人気のアプリです。
変換精度の高さはもちろん、顔文字の入力も楽々。マッシュルーム対応やスキンの変更など、カスタマイズ性が非常に高いのも魅力です。
それだけにとどまらず、AA/アスキーアート(以下、テキストスタンプ)の追加や音声録音機能を搭載するなど、さらなる進化を遂げました。
優れたIMEアプリを探している方はもちろん、一度利用したことのある方も、ぜひ使っていただきたいです。
※更新:2012年12月19日に記事を更新しました。
目次
文字入力が楽になるコントロールパネル
IMEアプリは設定が難しいと思われがちですが、本アプリは初回起動時に設定方法が表示されます。その指示通りに行えば利用できるので、初心者でも安心です。
入力方法は「フリック入力」の他にも「ポケベル入力」「ケータイ入力」など、ひと通り揃っているので、他のIMEアプリから移行やフィーチャーフォンから機種変更した場合でも、違和感なく使えます。
また、キーボードの上部に「コントロールパネル」を設置。左から、「設定」「テンキーパネル」「メディアボックス」となっています。
「テンキーパネル」はカーソルの移動やコピー、ペーストなどの操作ができ、メディアボックスからは「音声入力」や「テキストスタンプ」などにアクセスすることが可能です。


Simeji(日本語入力キーボード):コントロールパネル(左)テンキーパネル(右)
よく使う機能をツータップで呼び出せるのは、非常に使い勝手がよいと感じました。「コントロールパネル」は文字を何も入力していない時だけ表示されるので、文字入力の邪魔にならないのもありがたいですね。
また「Social IME」を設定することで、本アプリを利用する人の変換内容を共有。常に新しい言葉を変換できるように対応してくれます。
他にも、アニメのキャラクターや企業名を1発変換できる辞書を搭載。長文を入力しても1発で正しく変換されることが多く、精度の高さを感じました。


Simeji(日本語入力キーボード):長文変換に強い(左)企業名も簡単に変換(右)
メールやSNSでウケる!テキストスタンプ機能
1行で成立する顔文字よりも大きくて動きのあるテキストスタンプが、新たに追加されました。2012年12月現在、約500種類用意。「あいさつ」「かわいい」「たのしい」など用途や感情別に分類されているので、どんなシチュエーションにも対応できます。
挿入するには、キーボードの上にある「メディアボックス」ボタンをタップ後、中央のボタンから呼び出せます。テキストスタンプが並んだ一覧を眺めているだけでも楽しくなっちゃいますよ。
ちなみに、『LINE』でテキストスタンプを入れて送信したところ、崩れることなくきれいに表示されました!


Simeji(日本語入力キーボード):テキストスタンプ一覧(左)LINEでもバッチリ表示される(右)
テキストスタンプは、用意されたものを利用できるだけでなく、ユーザ辞書に新規で登録することも可能です。といっても、さすがにイチからオリジナルを作成するのは技術が必要なので、本アプリで使えるテキストスタンプを編集して作るのが手軽です。
設定画面から「辞書」→「テキストスタンプ辞書」を選択します。画面右上にある鉛筆アイコンをタップすると、白紙の編集画面が出てきます。こちらでお好きなテキストスタンプを編集できます。


Simeji(日本語入力キーボード):ベースのテキストスタンプを一覧から選択(左)編集画面に挿入された(右)
登録したテキストスタンプは、一覧の「ユーザ辞書」にあります。慣れてきたら、今度は自分だけのテキストスタンプを作って、どんどんメッセージの幅を広げちゃいましょう!
一度見ると忘れない!キモい顔文字
もちろん、顔文字の種類も豊富。呼び出し方も簡単で、「かお」と入力して変換するだけで顔文字が変換候補に現れます。ソフトウェアキーボードの記号キーをタッチしても、顔文字に加え、各キャリアの絵文字を入力できます。メールやSNSなど、様々な場面で活躍してくれそうです。


Simeji(日本語入力キーボード):「かお」で顔文字がズラリ!(左)キャリアの絵文字も入力できる(右)
さらに「きもい」と入力すると、キモい顔文字が変更候補に表示されます。これまでに見たことのない独特の面構えで、メールを送られた人は興味津々になることでしょう。
『Twitter』(アプリは『Tweet Lanes』)でキモい顔文字をつけて投稿すると、文字化けすることなく表示されました。ただし、1行で収まるよう工夫しないと、顔文字がわかりにくくなるのでご注意ください。


Simeji(日本語入力キーボード):「きもい」でキモい顔文字が出てくる(左)『Tweet Lanes』でも表示された(右)
自分の声でつぶやきやメッセージを伝えられる!
そして、「録音入力」機能も搭載。音声入力のように、話した言葉がテキストに変換されるのではなく、話した声がそのまま録音され、テキストの代わりとして利用できます。
15秒間録音が可能で、録音後「変換する」を選択すればメッセージにURLとして表示されます。受け取った相手は、そのURLからリンクを開くことで音声が再生される仕組みです。テキストではなく生の声を使うことで、いつもと違うメッセージが送れます。
大事な記念日やお祝いごとに使うと、気持ちが伝わって喜ばれるかもしれません。


Simeji(日本語入力キーボード):録音した音声は変換すれば、送信できる(左)URLが添付される(右)
定番の便利な機能も健在
優れた機能を次々に搭載する本アプリですが、これまでのSimejiを支えてきた機能も健在。すべて活用してこそ、楽しめますよ!
マッシュルーム機能
本アプリのオリジナル機能「マッシュルーム」。これは、本アプリと連携して電話帳のアドレスや日本語で入力した言葉を外国語に変換するなど、様々な機能を持ったマッシュルームアプリを利用した文字内容がそのまま入力されます。
利用方法は、ソフトキーボードにあるキノコのボタンを長押しして、インストールしてあるマッシュルームアプリの一覧から利用したいアプリを選択しましょう。
入力した語句を翻訳したり、郵便番号からアドレスを出力するといった時に役立ちます。


Simeji(日本語入力キーボード):赤枠で囲んだのが「マッシュルーム」ボタン(左)インストールしたマッシュルームアプリが表示される(右)
キーボードの着せかえ
カスタマイズ性も高く、キーボードのデザインを自由に設定できるのも魅力的です。「設定」画面の「スキンギャラリー」から、好みのものをダウンロードして利用できます。
「チョコ」や「ドット」のかわいいデザインから「INFOBAR」風まで、多数のスキンが用意されていて、選ぶのに迷ってしまうほど。
スキンを変更するだけで印象がガラっと変わるので、気分に合わせて使ってみると楽しいですよ。なお、自分で用意した画像をスキンとして利用することも可能です。ただ文字を入力するだけで、これだけ楽しめるのはうれしいですね!


Simeji(日本語入力キーボード):「スキンギャラリー」で好みのスキンを選べる(左)人気No.1の「チョコ」に変更(右)