CES2010 Androidプロダクト最新情報 第五弾 Androidをサポートしているプロセッサメーカの動向

2010年01月19日 10:00 by NECビッグローブ 粟冠

CES2010関連情報としては、今回が最終回です。
これまで4回にわたり、、CES2010で見つけた最新の端末を中心にご紹介していましたが、快適にAndroidを利用するには、端末の心臓部ともいえるプロセッサの性能や特性にも左右されます。
いくつかのプロセッサメーカから、CESに合わせて新しいプロセッサの発表などもありましたので、ここで簡単におさらいをしておこうと思います。


NVIDIA


今回のCESに合わせて、高性能プロセッサ「Tegra」の次世代版を発表がありました。
3Dグラフィックスが得意なプロセッサとして、第一世代のTegraは米国マイクロソフト社のマルチメディアプレイヤー「Zune HD(2009年5月に発表、9月発売)」に搭載されています。

次世代版では、従来のTegraに比べ消費電力はそのままで、さらに高性能化。動画性能も1080pをサポートしました(従来は720p)。
NVIDIAのブースでは、早速、この最新チップを搭載し、Android 2.1搭載のプロトタイプ端末が多数展示されていました。


タブレット型


左から、COMPAL「ULTIMATE」、QUANTA 「QV7A」、ICD 「ULTRA」

左から、COMPAL「ULTIMATE(10インチ)」、QUANTA 「QV7A(10インチ)」、ICD 「ULTRA(7インチ)」

MSI「eBook」 Adobe Photoshop Mobileがインストールされていました

MSI「eBook(10インチ)」 Adobe Photoshop Mobileがインストールされていました


キーボード付きのクラムシェル型


左から、PEGATRON 「NEO」、MOBINNOVA「BEAM、メーカ不明

左から、PEGATRON 「NEO(10インチ)」、MOBINNOVA「BEAM」、メーカ不明


これら以外に、ブース内のショーケースの中には、Foxconn、、BYD/VIEWSONIC、COMPAL、MITAC、NOTION INK、ASUS、Wistronなどからのプロトタイプが静態展示されていました。


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次世代Tegraを搭載したデバイスたち

Press Release
New NVIDIA Tegra Processor Powers The Tablet Revolution(2010.1.7)



Marvell


今回のCESに合わせて、高性能プロセッサ「ARMADA 610」の発表がありました。


Marvell_ARMADA610

Marvell ARMADA610を搭載したプロトタイプ

高性能で3Dマルチメディアにも強くて、1080pのHD動画処理もサポート。ブースでのデモではLinux版のプロトタイプですが、端末の画面で3Dゲームを動かしながら、同時に外部接続のHDTVに1080pの映像を表示させるデモを行っており、非常にスムーズな動作をしていました。
高性能マルチメディアプロセッサとして、Tegraの牙城をどこまで崩せるか...というところでしょうか。



ARMADA610のデモ映像



Press Release
Marvell Changes the Game Again – New ARMADA 610 Application Processor First to Bring 1080p Full-HD Encode and Decode and 3D Multimedia Performance to Mobile Connected(2010.1.5)


これとは別に、普及型のプロセッサ「ARMADA 168」を搭載したリファレンスデザインとして、「MULTIMEDIA TABLET」も展示していました。一般向けには販売されず、端末を開発したいベンダー等向けの商品となります。



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MULTIMEDIA TABLET



Qualcomm


NexusOne-1

NexusOne

「Snapdragon」という高性能のプロセッサをすでに提供しています。
主に、SmartPhone系で採用されており、これまでWindows Mobileをサポートした東芝製「T-01A(ドコモ)」、「X02T(ソフトバンク)」に搭載されています。




先日発売されたGoogleの「Nexus One」や、

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XPERIA X10

近々日本でもソニー・エリクソン・モバイル・コミュニケーションズから発表される予定の「XPERIA X10」などがこのチップセットを搭載して、Androidをサポートしています。

CES会場での出展はありませんでしたが、Lenovoから発表のあった2010年前半に中国で発売されるスマートフォン「LePhone」も、このプロセッサを採用したAndroidベースの端末です。

LePhoneのデモ映像

 

LePhone紹介サイト


また、Qualcomm社CEOのKeynoteの中では、このプロセッサを搭載した米Hewlett-Packard(HP)社のAndroid版スマートブックのデモがありました。


Press Release
Qualcomm and HP Showcase World’s First Snapdragon Smartbook Device with Google’s Android Operating System(2010.1.6)


Freescale


新たなプロセッサの発表はありませんでしたが、LinuxおよびAndroid向けのタブレット/スマートブック向けのリファレンスデザインの発表がありました。
一般向けには販売されず、端末を開発したいベンダー等向けの商品となります。このリファレンスデザインを採用すれば、$200以下で商品ができあがるとのことです。


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Smartbooks tablet reference design


Press Release
フリースケール、新しいタブレット設計を搭載した第2世代スマートブック・フォーム・ファクタを開発(2010.1.5)



プロセッサも低消費電力型で高性能なものが続々と出てくるので、さて、今年はどんな魅力的なAndroidデバイスが出てくるか、非常に楽しみです。