「MWC 2010」レポート~ネットブックやカーナビなど広がりを見せるAndroid~

2010年02月26日 15:04 by 石川温
Mobile World Congress 2010

Mobile World Congress 2010

2月15日(月)~18日(木)、スペイン・バルセロナでMobile World Congress 2010が開催された。各メーカーの発表や展示の様子を複数回にわたってお届けしてきたが、最後にもう一点、特記しておきたい。

MWC初日には、メディアだけに公開されるイベント「Mobile Focus」が、バルセロナ市内のホテルで開催された。ブースは出展しないが、メディアには公開したい製品があるという企業が集まるため、かなり面白い機器が揃うことが多い。


今回の目玉はやはりAndroidだ。各社とも開発中のプロトタイプモデルを相次いで展示していた。


Dellのタブレット型Android。画面スクロールも滑らかに動き、使いやすそうだった

Dellのタブレット型Android。画面スクロールも滑らかに動き、使いやすそうだった

会場で最も気になったのがDellが展示していたタブレット型のAndroid端末。5インチの大型ディスプレイのタッチパネルになっている。この手のデバイスはかつても開発されていたが、いずれもWi-Fiのみというものが多かった。が、今回のDellが展示していたものは3Gの電波もキャッチしていた。


画面の動きもサクサクしており、ブラウザや地図も大きく表示されていてとても便利そうな印象だった。


Dell「mini3」。通常のものとOPhone対応の2つを展示していた

Dell「mini3」。通常のものとOPhone対応の2つを展示していた

Dellがもうひとつ展示していたのが「Mini 3」。3.5インチのタッチパネルを搭載したモデルで、中国・チャイナモバイル向けOphoneとしても納入されるものだ。


Airlife 100。空冷ファンもないので、静かで軽いのが特長

「Airlife 100」。空冷ファンもないので、静かで軽いのが特長

一方、Hewlett-Packard(HP)が紹介していたのはAndroidを搭載したネットブック「Compaq Airlife 100」。10.1インチのタッチスクリーンを採用したモデルで、クアルコムの「Snapdragon」を使っている。1月にアメリカ・ラスベガスで開催されたCESで発表されたものの、そのときは実物は展示されていなかったが、ようやくここで触れるものが出てきたようだ。


メモリは16GBのSSDで、3G回線だけでなくWi-Fiやカメラ、GPSを備える。もともと、携帯電話向けのチップであるため低消費電力に優れており、実際、12時間近い駆動時間を実現するという。また、スマートフォンと同様に蓋を閉じた状態でも自動的にメールの着信やRSSの受信などもできるようになっている。


実際、動画の再生デモも行っていたが、ほぼ問題ないクオリティを実現していた。発売は今春、スペインのキャリアであるテレフォニカから登場する見込みだ。


Androidを採用したナビゲーションマシン

Androidを採用したナビゲーションマシン

もうひとつ、Androidを搭載していたのがナビゲーション端末を発売するGarmin-Asus。「nuvifone A50」はスマートフォンだけでなく、ナビゲーションとしての機能が充実しているモデルだ。画面サイズは3.5インチ、クアルコム社製の7227ARM11、600MHzのチップを使っている。Androidのバージョンは1.6で「Breeze UI」というものをかぶせているようだ。


GPS関連としてはクアルコムの「GPSOne」に加えて、Assisted GPS、Aided GPSと、単独で測位できるようにもなっている。ナビゲーション端末として、測位には力を入れているようだ。


機能面でもGoogleの周辺検索だけでなく、渋滞や地元のイベント、ガソリンスタンドや飛行機の時刻などがわかるものが搭載されている。ナビゲーション端末ではあるが、当然、HSDPAなどの通信機能を備え、Android MarketやYoutube、他のGoogleサービスも利用可能となっている。


こちらはWindowsPhoneをベースにしている。最新版6.5.3を採用する

こちらはWindowsPhoneをベースにしている。最新版6.5.3を採用する

ちなみにGarmin-Asusでは「nuvifone M10」というWindows Mobileベースの端末も展示していた。こちらはバージョンが「6.5.3」という最新版を搭載したものとなっている。


MWCに関連する記事