『Time-Lapse』微速撮影~非日常を表現しよう~

Time-Lapse
みなさんは、微速撮影をご存知ですか?
雲が空を流れる様子、花が咲いてから枯れるまでの様子などを、すごい速さで、まるで早送りで見ているように見せる・・・アレです。混雑する交差点を撮影すれば、蠢く人と車の群れが撮影できますし、散歩しながら撮影すれば、Googleのストリートビューみたいに町の様子を撮影することも。ようするに、どのように撮影するのかはあなた次第。
コマ撮りやインターバル撮影なんて言われたりもしますが、時間の流れをゆっくりと撮影していくことで、日常の風景を非日常の世界へ変える。そんな力が微速撮影にはあると思います。
ということで、今回紹介するのは微速撮影アプリ「Time-Lapse」です。
そもそも、微速撮影の原理は、パラパラ漫画のようなもの。1コマ、1コマ間隔を空けて撮影し、つなぎ合わせることで通常の時間感覚では捉えにくい被写体の移り変わりを映像化して楽しめるわけです。

Capture New
撮影前に設定する項目は3つ
- Capture a frame every(撮影間隔)
撮影する間隔を設定します。間隔は1~60から設定できます。撮影する単位はSecond(秒)とMinute(分)から選択してください。 - Playback rate(fps)(1秒間のコマ数)
1秒間のコマ数を設定します。間隔は1~30から設定。
映画は24コマ、テレビは30コマで構成されています。コマ数が多ければ多いほどなめらかな動きになっていきます。ただし、割り当てるコマを多く準備しなくてはいけないので、撮影間隔や撮影時間などとも考慮しながら決めてください。 - Quality(解像度)
画像の解像度を設定します。解像度は6段階から設定。
解像度が上がれば当然必要な容量も増えてきます。長時間の撮影の場合は、SDカードの残量も確認してください。SDカードの空き容量は、下部のアンドロイドアイコン横の文から確認できます。
“Ready!”→“Strat!”で撮影開始。終わりたいときは“Stop”です。
変化の多い被写体の場合は、撮影間隔を短く設定して、プレイバックレートも少なめに。変化の少ない被写体の場合は、撮影間隔を長めに設定して、プレイバックレートを多めに。なんてのが、僕が撮影してみて感じたコツだったりします。被写体に合わせていろいろと試して自分に合った設定を探してみてください。

My Time-Lapses
撮影した動画は、My Time-Lapsesから確認することができます。ここでできる操作は、Delete(削除)、Rename(タイトル変更)、Play(再生)、Uplode(アップロード)です。
Play(再生)時に、「This device cannot play time-lapse at full frame rate.」=”このデバイスでは、完全なフレーム速度で再生できません。”とアラートが出ることがあります。この場合、画像が荒く不自然な動きで再生されます。せっかく撮影した動画のできが悪かったと、ここだけで判断してはいけません(僕がそうでした)。YouTubeなどへアップロードして、他のデバイスで再生すれば設定通りキレイに表示されます。高解像度で撮影したものであれば、全く違った見え方に。
動画のアップロードは、Uplodeから簡単にできます。今回掲載している動画はここから直接YouTubeにアップしました。
<総括>
なんとなく敷居の高そうな微速撮影を手軽に楽しめるこのアプリ。街の様子や人の動き、物の変化など撮影対象はさまざま。実際に一眼レなどで、機材をそろえて使える環境にしようとすると数万円もかかるらしいです。そんな機能が1ドルで手に入るなんて。「Time-Lapse」で自分だけの世界を表現してみてください。
