アプリが気になる「Mobile World Congress 2010」の見所

2010年02月12日 11:30 by 石川温
Mobile World Congress 2010

Mobile World Congress 2010

2月15日(月)~18日(木)、スペイン・バルセロナで世界最大の携帯電話関連展示会「Mobile World Congress 2010」が開催される。


世界中からキャリアやメーカーなどの移動体通信関連企業が参加。業界のキーマンも集結し、あちこちで交渉が行われる場となっている。大手メーカーなどは、このタイミングで新製品を発表することもあり、世界的に見逃せないイベントだ。


例年「どのメーカーがどんなことを発表するのか」と話題になるMWCだが、今年はちょっと様相が異なるようだ。


まず、世界最大手の端末メーカーであるノキアが参加を見送った。例年、巨大な展示ブースで存在感を放っていたのだが、今年は影も形もなくなりそうだ。
さらにもう一社、誰もが知る有名メーカーが直前になってブースの出展を見合わせた、という情報が入ってきた。ただし、このメーカーはブースは出さないものの、メディア向けには新製品を披露するということだから、期待して良さそうだ(新製品のラインナップにはAndroid端末も含まれている)。


MWCの様子(2009)

メインホールには大手メーカーやキャリアが顔を揃える。今年はノキアが参加を見送ったが、日本からはNTTドコモやNECのブースが並ぶ予定


1月にアメリカ・ラスベガスで開催された世界最大級の家電イベント「CES(コンシューマ・エレクトロニクス・ショー)」ではノキアを始め、サムスン電子、LGエレクトロニクス、ソニー・エリクソン(ソニーブース内での展示)など、大手メーカーの展示が目立っていた。
特にノキアはアメリカ市場ではシェアが低く、またサムスンやLGはアメリカ市場に強いという理由から展示を強化していたのだろう。しかし、MWCにおいては、端末メーカーとして参加する意義を見失いつつあるのかも知れない。


会場のエントランス

バルセロナ市内にある展示会場。モバイル業界におけるキーマン達が年に一度集うイベントだ


端末メーカーは下火だが、一方で盛り上がりを見せそうなのがアプリケーションだ。
MWCの会場では「App Planet」というイベントが開催される。世界中のアプリケーション開発者が揃い、アプリのデモをするだけでなく、コンテンツプロバイダやキャリア、端末メーカーなどが一堂に会する見込みだ。


注目は曜日ごとにフォーカスされたプラットフォームが異なるという点だ。月曜日はモトローラ(Android)とボーダフォン360(JIL)、火曜日はBlackBerry、水曜日はソニー・エリクソンとGoogle(Android)といった具合に各日、それぞれのプラットフォームのキーマンたちがプレゼンテーションやパネルディスカッションを行うと見られている。


Androidのブース

昨年はHTCのアンドロイド端末が注目を浴びていた。果たして今年はどんなものが登場するのか?

アプリ開発者としては「どのプラットフォームに将来性があって、多くのユーザーを獲得できるか」というのが最も気になるところであろう。その点、アップルを除く、世界的に影響力を及ぼしているメーカーやキャリアが揃って戦略を語ると言うのはかなり注目に値する。


筆者も今週末からバルセロナ入りして、MWCを取材する予定だ。最新のスマートフォン事情やアプリ関連の情報を現地からレポートするつもりだ。



MWC2010関連記事
「MWC 2010」現地レポート~Xperia発売前にシリーズ展開を明らかにしたソニー・エリクソンの本気~