「MWC 2010」現地レポート~最上級から低価格普及機まで充実させる台湾HTC~

2010年02月22日 16:25 by 石川温
HTC Desireは1GHzのCPUを採用したハイスペックモデル。光学式トラックボールなので安定して操作できる

HTC Desireは1GHzのCPUを採用したハイスペックモデル。光学式トラックボールなので安定して操作できる

Nexus Oneなどの製造を手がけるHTCは、2月15日(月)~18日(木)にかけてスペイン・バルセロナにて開催されたMobile World Congress 2010でも精力的に新製品を発表した。


ハイスペックモデルとなるのが「HTC Desire」。Android 2.1を搭載し、画面は3.7インチのAMOLEDスクリーン、解像度は480×800ドット。CPUは1GHzを誇る。スペック的にはNexus Oneに近いが、こちらは物理的なトラックボールではなく光学式のトラックボールを採用となっている。操作性に安定感があるのは便利そうだ。


アルミボディを採用して高級感のあるHTC Legend。スマートフォンとしては世界初のアルミボディとなる。

アルミボディを採用して高級感のあるHTC Legend。スマートフォンとしては世界初のアルミボディとなる。

HTC Legend」はボディ部分にアルミ素材を使用した高級感のあるモデル。Macbookのように1つの部材を切り出して成型しているのでつなぎめのない表面になっているのが特長。実際に触ってみると、HTCらしからぬ高級感のある質感になっている。Android2.1を採用し、CPUは600MHz。こちらも光学式トラックボールを使っている。


いずれの機種も、HTCオリジナルのユーザーインターフェースである「HTC Sence」を搭載する。他メーカー同様に、TwitterやFacebookなどの情報をひとつの画面でまとめてチェックできる「Friend Stream」も備えている。


BMPを採用した「HTC Smart」。今後、スマートフォンが一般的な普及を狙うならば、こうした取り組みは必要になってくるかも知れない。

BMPを採用した「HTC Smart」。今後、スマートフォンが一般的な普及を狙うならば、こうした取り組みは必要になってくるかも知れない。

HTCは17日(水)にクアルコム、キャリア大手のO2と共に記者会見を開催している。1月にアメリカ・ラスベガスで開催されたCES(Consumer Electronics Show)でクアルコムが発表したプラットフォーム「Brew Mobile Platform(BMP)」を搭載した「HTC Smart」を発表したのだ。


搭載するCPUは300MHzというロースペック。画面も2.8インチでカメラは3メガピクセルとなる。
これまでスマートフォンはどちらかと言えば上級者を狙った製品だったが、HTC SmartはBrewという10年近い歴史のあるプラットフォームで、さらにハードのスペックを下げることで価格を半分以下に抑える戦略に打って出てきた。


だが、実際に触ってみると、操作は軽やかで快適。メールなどを扱う分にはまったく問題のない使用感となっている。HTC独自のユーザーインターフェースで、「Friend Stream」も使える。



HTC社長であるピーター・チョウ氏は「スマートフォン」と力説していたが、仮にBrewをベースとした機器をスマートフォンと呼ぶとなると、auのケータイもすべてスマートフォンという位置づけになってくる。
今回のHTC Smartは「果たして、スマートフォンという言葉の定義は何か」ということを考えさせられる一台になりそうだ。


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