「Xperia」を買ったら月々いくら?~パターン別維持費を徹底分析~

2010年03月31日 19:08 by Highmount
携帯電話購入の前に、契約サービスと維持費の検討は必須

携帯電話購入の前に、契約サービスと維持費の検討は必須

巷で話題のスマートフォン、NTTドコモの「Xperia」がついに発売されます。早速購入しようと思っている方も多いのではないでしょうか。しかし通常のiモードケータイから機種変更をする場合、これまで使えていたサービスが利用できなくなったり、逆に利用するために契約しなければいけないサービスが発生します。 そこで今回は、いくつかの事例を取り上げて実際どんなサービスを契約する必要があるのか、月々いくら支払うことになるかをご紹介。料金は表にまとめました。


  1. iモードケータイから機種変をしてXperiaを買う
    1-1 iモードを契約したまま機種変更をする場合
    1-2 iモードを解約して機種変更をする場合
  2. 新規契約や他社からMNPで契約する場合
  3. とにかく安く維持したい!



1.  iモードケータイから機種変をしてXperiaを買う


一番多いであろう契約方法だと思います。3月末まではスマートフォンを契約する場合、パケット定額サービスは「Biz・ホーダイ ダブル」または「Biz・ホーダイ シンプル」を契約しなければいけませんでしたが、4月1日(木)からは「パケ・ホーダイ ダブル」または「パケ・ホーダイ シンプル」にサービスが統合されるため、iモードケータイからの移行であればパケット定額サービスを変更する必要がなくなりました。ただしフルブラウザ通信と同じ条件となるため、定額の上限額が4,410円ではなく、5,985円になります。


パケット接続のためには、ドコモのプロバイダサービスである「mopera U」に別途契約が必要です。もしMzoneなどの公衆無線LANサービスを利用したいのであれば、オプションの『U「公衆無線LAN」コース』を契約する必要があるため、「mopera U スタンダードプラン」(月額525円)を契約しなければなりませんが、もしmoperaメールは必要ない、公衆無線LANも利用しないということであれば、接続契約だけの「mopera U ライトプラン」(月額315円)を契約しても問題ないでしょう。ライトプランの場合、パケット接続を利用しない場合は月額料金を請求されません。4月30日(金)まではスマートフォンの販売促進キャンペーンとして、mopera U スタンダードプランは半額の月額262.5円、mopera U ライトプランは無料となっています。


IMoNiなどのアプリを使用すれば、iモードメールの利用も可能だ

IMoNiなどのアプリを使用すれば、iモードメールの利用も可能だ

この他、スマートフォンではiモードサービスを利用することが出来ません。このためこれまで利用していたモバイルサイトの有料課金や、「iコンシェル」などのサービスについては解約をした方が維持費を抑えることが出来ます。しかしFOMAカードを入れ替えれば元のiモードケータイを利用することも可能であるため、もしiモードケータイで引き続き利用するということであれば、サービスは継続したままでも構いません。


iモードメールについては、若干制約はあるもののXperiaからでも利用は可能ですので、もしiモードメールの契約が切れないという場合はiモードサービスの契約は継続した方がいいでしょう。ただし標準搭載の「iモード.netモバイルアプリ」は2回線所有している場合しか想定されていないため、このアプリは使用せず、「IMoNi」などの巡回アプリを使用して受信することになります。なお、iモード.net契約の際はiモードケータイから確認メールを受信する必要があります。


また、ドコモは4月14日(水)から「ドコモwebメール」というPCや携帯電話で利用できるWebメールサービスを開始すると発表しました。iモード契約者は無料でメールアドレスを取得でき、容量2GBのメールボックスを利用できます。プロバイダのメールや他のwebメールをまとめて送受信したり、携帯電話で送受信したiモードメールをドコモwebメールに自動保存したりすることができるそうです。このサービスを介してiモードメールを直接やりとりすることはできませんが、Xperiaからもブラウザを介してアクセスが可能ですので、サブメールアドレスや各種メールの保存用ストレージとしては利用できそうです。留守番電話サービスやキャッチホンサービスなどのネットワークサービスについては利用可能ですが、2in1は利用できません。



話題のXperiaにかかるコストは?

話題のXperiaにかかるコストは?

それでは、具体的な金額を計算していきます。今回はあくまで参考として、基本料金プランは「タイプSSバリュー」または「タイプシンプルバリュー」の金額で出していきます。またプロバイダ料金については、mopera U スタンダードプラン(キャンペーン割引適用なし)で計算し、「ケータイ補償お届けサービス」に加入するという想定にします。 タイプS以上の料金プランを契約している場合や、ベーシックプランで契約する場合、その他オプションの適用の有無などでは金額が変わってきますので、適宜読み替えて下さい。この他端末割賦代金がかかりますが、これは購入先や割賦期間によって条件が変わりますので、ここでは割愛します。



1-1  iモードを契約したまま機種変更をする場合

iモードを契約したままの状態にしておくと、FOMAカードをiモードケータイに入れればこれまで通りに各種サービスを利用することが出来ます。iモードメールをXperiaから利用することも可能になりますが、その場合はiモード.net(月額215円、契約から30日間は無料)に契約しなければなりません。またこの場合でも定期的にiモードケータイでiモードメールを受信しなければ、サーバ容量がいっぱいになって受信できなくなるという、現状では使い勝手の悪い仕様になっています。あまり長くないメッセージについてはSMSを利用することを考えてもいいでしょう。


メール使いホーダイを適用しない場合
料金プラン:タイプSS バリュー
+ファミ割★MAX50orひとりでも割★50適用
980円
iモード付加機能使用料 315円
iモード.net付加機能利用料 210円
mopera U スタンダードプラン 525円
ユニバーサルサービス料 8円
パケ・ホーダイ ダブル 390円~5,985円
ケータイ補償お届けサービス付加機能利用料 315円
合計 2,743円~8,338円


メール使いホーダイを適用する場合
料金プラン:タイプシンプル バリュー
+ファミ割★MAX50orひとりでも割★50適用
780円
iモード付加機能使用料 315円
iモード.net付加機能利用料 210円
mopera U スタンダードプラン 525円
ユニバーサルサービス料 8円
パケ・ホーダイ シンプル 0円~5,985円
ケータイ補償お届けサービス付加機能利用料 315円
合計 2,145円~8,138円


もしXperiaではiモードメールを読まないというのであれば、iモード.netの契約は必要ありません。



1-2  iモードを解約して機種変更をする場合

XperiaはGoogleサービスとの連携が容易であるため、Gmailを利用することが出来ます。また、mopera U スタンダードプランを契約する場合、moperaメールアドレスも利用することが可能です。そのためもうiモードメールが必要ない、iモードケータイも使わないからiモードも必要ないというのであれば、機種変更手続きの際にiモードサービスを解約してもいいでしょう。解約すると、これまで利用していたiモードメールアドレスは利用できなくなります。Gmailなどに移行するのに抵抗がある相手がいる場合、あまり長くないメッセージはSMSを利用してもいいでしょう。なお、ドコモwebメールについてはiモード契約が必要になるので、利用することが出来なくなります。


金額的には、「iモードを契約したまま機種変更をする場合」からiモード関連の費用を除いた金額になります。ただしメール使いホーダイはiモード契約が必須となるため、この方法を使うことが出来ません。


料金プラン:タイプSS バリュー
+ファミ割★MAX50orひとりでも割★50適用
980円
mopera U スタンダードプラン 525円
ユニバーサルサービス料 8円
パケ・ホーダイ ダブル 390円~5,985円
ケータイ補償お届けサービス付加機能利用料 315円
合計 2,218円~7,813円



2.  新規契約や他社からMNPで契約する場合

新規契約やMNP契約の場合、どのみち従来使用していたメールアドレスは利用できませんから、これを機にmoperaメールアドレスやGmailアドレスに移行してもいいかもしれません。iモードが必要な場合は契約してもいいのですが、iモードサービスを利用する際は別途ドコモのiモードケータイが必要になりますし、iモード.netを使ってXperiaからiモードメールを読みたい場合も、契約の際にiモードケータイでメールを受信する必要があったり、標準搭載の「iモード.netモバイルアプリ」は2回線所有していることが前提となった設計であるため、あまりお勧めできません。4月からメール使いホーダイの送受信無料の対象にmoperaメールアドレス(mopera.ne.jp)が加わりますので、iモードメールの代わりにmoperaメールを使って、送受信無料を利用するという方法もあります。


このため、iモード契約をしない場合は「iモードを解約して機種変更をする場合」と同様の契約になります。iモード契約をする場合、「iモードを契約したまま機種変更をする場合」に準じた契約内容になります。iモード契約をしているとドコモwebメールも利用できますので、まずはiモードを使わずに回線契約を行い、必要であればiモード契約を追加するということもできます。ただしドコモwebメールはiモードサイト上から登録するとのことなので、iモードケータイを別に持っていない場合はちょっと注意が必要になるかも知れません。



3.  とにかく安く維持したい!

Xpeiaの端末価格は端末購入サポートを適用して3万円台後半~4万円台前半ということですから、最新のiモードケータイほどではないとはいえ、結構なお値段です。そのため月々の値段は出来るだけ抑えたいという人も多いのではないかと思います(筆者もその一人です)。


維持費を安く抑えたいのであれば、とにかく余計なサービスは利用しないことに尽きます。料金プランは一番安く、mopera Uは接続だけのライトプランに、iモード.netは使わない、できればパケットもあまり利用しないという利用法で抑えることになります。もし既に他社のモバイルルータ(イー・モバイルのPocket Wi-Fiなど)を使用しているのであれば、無線LANで接続を共有してパケットは極力使わないという利用法もあります。安く抑えたいところですが、ケータイ補償お届けサービスは出来れば契約をしておきたいところです。iモード契約は必要になりますが、メール使いホーダイで契約するという方法もあります。パケット使用を抑制できるのであれば、こちらの方が安くなる可能性もありますが、パケット接続を普通に利用するのであればかえって割高になってしまいます。


端末の割賦代もありますが、機種変更よりも新規やMNPの方がデビュー割が適用される関係で割賦額は安くなります。また、MNPの場合は更にチェンジ割が適用されます。


料金プラン:タイプSS バリュー
+ファミ割★MAX50orひとりでも割★50適用
980円
mopera U ライトプラン 315円
ユニバーサルサービス料 8円
パケ・ホーダイ ダブル 390円~5,985円
ケータイ補償お届けサービス付加機能利用料 315円
合計 2,008円~7,603円


メール使いホーダイを適用する場合
料金プラン:タイプシンプル バリュー
+ファミ割★MAX50orひとりでも割★50適用
780円
iモード付加機能使用料 315円
mopera U ライトプラン 315円
ユニバーサルサービス料 8円
パケ・ホーダイ シンプル 0円~5,985円
ケータイ補償お届けサービス付加機能利用料 315円
合計 1,733円~7,718円


なお学生さんとそのご家族については、「タイプシンプル学割」を使って基本料を390円にするということも出来ます。うらやましいです。


端末の割賦代金を入れると、最大で9,000円台になってしまうので、確かにちょっと“お高い”のですが、割賦代金はドコモのPRIMEシリーズなどでは2,000円を越えることも多く、付加サービスや課金サービスを複数利用している場合を考えると、Xperiaも飛び抜けて高いというほどではありません。iモードサービスが原則利用できなくなってしまう反面、Googleのクラウドサービスとの連携や、様々なアプリケーションを自由に入れられることなど、iモードケータイとは違った魅力をXperiaは提供してくれるでしょう。