ここまで進化したAndroid! Xperia 5つの特徴

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Xperiaの魅力を紹介

Xperiaの魅力を紹介

2010年4月1日、ついにNTTドコモからスマートフォン「Xperia」が発売されました。日本初のAndroidスマートフォン「HT-03A」に続く二機種目は非常にハイスペックかつ個性的なモデルとなりました。NTTドコモ、ソニー・エリクソンともにプロモーションに力が入っており、まさに“Android第二章”の始まりと言えるでしょう。


さて、今回はXperiaに標準搭載されているアプリケーションや機能からぜひ使いこなしてもらいたい5つをピックアップして紹介します。スマートフォンの魅力を高めていく機能としても注目しています。

  1. 日本語入力機能「POBox Touch 1.0」:予測変換機能の語彙が豊富
  2. Mediascape:コンテンツをシームレスにつなぐ
  3. Timescape:履歴をビジュアル化して表示
  4. カメラ:多彩な機能を装備
  5. GPS機能:精度の高い測位情報


1.日本語入力システムは「IME POBox Touch 1.0」

HT-03Aに搭載された日本語入力はオムロンソフトウェアが開発した「iWnn IME for Android」でした。また、Androidマーケットで公開されている日本語IMEもオムロンソフトウェアが開発し、オープンソース化した「OpenWnn」ベースのIMEがほとんどです。Xperiaに標準搭載される日本語入力IMEは、ソニー・エリクソン製携帯電話ではおなじみの「POBox」の流れを汲んだ「POBox Touch 1.0」が搭載されました。


キー配置は、日本語入力に特化した入力アシストが実装されています。また予測変換機能が表示してくれる語彙が非常に豊富であり、これまでスマートフォンに搭載されてきた日本語入力システムの中でも特に入力しやすい部類に入るのではないでしょうか。


POBox Touch 1.0の設定画面、「キーボード」の選択項目(左)と、入力アシスト「ワイド」に設定した際のキーボード表示

POBox Touch 1.0の設定画面、「キーボード」の選択項目(左)と、入力アシスト「ワイド」に設定した際のキーボード表示



アシスト機能は母音キー(a,i,u,e,o)が幅広くなる「ワイド」、ワイドに加えて次に入力される可能性があるキーをハイライト表示する「ハイライト」、ワイドに加えて次に入力される可能性があるキーを拡大表示する「ダイナミック」の3種類あります。


入力アシスト「ハイライト」(左)と「ダイナミック」(右)に設定した際のキーボード表示

入力アシスト「ハイライト」(左)と「ダイナミック」(右)に設定した際のキーボード表示



いずれのアシストもお気に召さない場合は「ノーマル」で一切アシストを行わない設定にすることもできます。また、テンキー入力の方がいいという場合は、文字キーを長押しすることでテンキー入力に切り替えることも可能です。しかし、利用者が多いフリック機能は標準装備されていないので、フリック機能を利用したい場合はアプリケーションの「Simeji」で対応するのが良いと思います。


2.音楽、動画、写真などのコンテンツをシームレスにつなぐMediascape(メディアスケープ)

端末内に保存されている音楽、動画、写真というメディアファイルを表示する機能です。写真については端末内のものだけではなく、PicasaやFacebookといったWebサービスに保存されている画像データもシームレスに表示することが出来ます。

非常にビジュアルに凝った感じのメディアビューアですが、単にメディアファイルを再生できるだけではありません。楽曲再生時に表示されているInfinite(インフィニット)ボタンをタッチすると、関連する音楽ファイルを一覧表示してくれるほか、アーティストに関連するYouTube動画を検索してくれる機能が搭載されています。また、アーティストについてWebで検索を行うことも可能です。


Infiniteボタンをタッチすると、端末内の関連楽曲を一覧表示(左)、YouTubeから関連動画を検索可能(中央)。楽曲情報をWebで検索することもできます(右)。(写真のブラウザは別途インストールしたSteelブラウザです)

Infiniteボタンをタッチすると、端末内の関連楽曲を一覧表示(左)、YouTubeから関連動画を検索可能(中央)。楽曲情報をWebで検索することもできます(右)。(写真のブラウザは別途インストールしたSteelブラウザです)



端末内に保存された画像だけではなく、FacebookやPicasaに保存している画像もまとめて表示。

端末内に保存された画像だけではなく、FacebookやPicasaに保存している画像もまとめて表示。

Xperiaで撮影した写真を表示してInfiniteボタンをタッチすると、同じ日に撮影した画像を一覧表示してくれます。また、人物写真は顔を認識して、電話帳に登録されている人であれば名前を表示し、メールを送ったり電話をかけたりする事も出来ます。さらに、同じ人を写した写真を一覧表示することもできるので、特定の友人が写っている写真を探すときなどは便利な機能です。


3.利用履歴をビジュアル化したTimescape(タイムスケープ)

不在着信やメール受信、音楽やカメラ、SNSなど、使用した機能の履歴をビジュアル的に時系列で表示してくれます。SNSはTwitter、Facebook、mixiに対応していて、Timescape上からTwitterにつぶやきを投稿することもできます。


Timescapeは様々な項目を時系列順に表示できるほか(左)、各項目別に表示することもできます(右)。

Timescapeは様々な項目を時系列順に表示できるほか(左)、各項目別に表示することもできます(右)。




Spline(スプライン)と呼ばれるタイルの列に様々な情報が表示されます。Infiniteボタンを押すことで電話帳などとも連携して情報を引き出すことが出来ます。


Splineをタッチすると、右上にInfiniteボタンが出ているため、これをタッチすると、電話帳の情報を紐付けで見ることが出来ます。

Splineをタッチすると、右上にInfiniteボタンが出ているため、これをタッチすると、電話帳の情報を紐付けで見ることが出来ます。


Twitterの専用クライアントと比べると使い勝手が若干劣るのは仕方のないところですが、電話帳との連携やTwitter以外のソーシャルネットとも連携できることなど、PIM機能を拡張するアプリケーションとして見ると非常に面白いと思います。


4.多彩なカメラ機能

Xperiaには8.1メガピクセルのオートフォーカスカメラが搭載されています。顔認識機能が搭載されており、スマイル検出も行えるなど、コンパクトデジタルカメラにも匹敵するような機能が満載です。ユーザーインターフェースもソニーのコンパクトデジタルカメ「Cyber-Shot」に似ています。


フォーカスモードは顔認識が標準ですが、マルチAFに切り替えると多焦点オートフォーカスも利用可能。ピントを置きたい場所が中心から外れてしまった場合でもピントを合わせることもできます。

フォーカスモードは顔認識が標準ですが、マルチAFに切り替えると多焦点オートフォーカスも利用可能。ピントを置きたい場所が中心から外れてしまった場合でもピントを合わせることもできます。


シーン認識機能もあり、屋内や屋外、動きの激しい被写体や夜景など、様々な撮影シーンを自動的に認識して最適なモードをXperiaが選んでくれます。もちろん手ブレ補正機能も搭載しています。動画撮影もでき、設定項目ではYouTubeにアップロードする際に最適なサイズにすることもできます。


シーン撮影は数多くのモードが設定されているほか、撮影モードでは自動的にシーンを認識してくれる機能や、最近コンデジでも増えてきたタッチ撮影機能も搭載。

シーン撮影は数多くのモードが設定されているほか、撮影モードでは自動的にシーンを認識してくれる機能や、最近コンデジでも増えてきたタッチ撮影機能も搭載。


5.高精度なGPS機能

Xperiaの測位機能はワイヤレスネットワークによる位置特定とGPSによる高精度測位に加え、アシストGPS(A-GPS)による位置検出によって、高精度の測位を行うことが出来ます。HT-03Aでは屋内での測位性能が弱く、屋内で次の目的地の検索を行おうとすると実際の位置から数百メートル~1キロメートル弱程度ズレて現在地を表示してしまうことが頻繁に起こっていました。しかしXperiaでは誤差が最大でも100メートル以内、しかも非常に素早く現在位置を測位してくれます。


Xperiaの位置情報画面(写真左)とHT-03Aの位置情報画面(写真右)。XperiaにはアシストGPSの項目が増えています。

Xperiaの位置情報画面(写真左)とHT-03Aの位置情報画面(写真右)。XperiaにはアシストGPSの項目が増えています。


また、XperiaにはGoogleマップが搭載されていますが、4インチの画面と854×400ピクセルという高解像度で非常に精細なマップを見ることが出来ます。画面の拡大・縮小は驚くほどスムーズです。目的地の検索や経路検索なども非常に速く、HT-03Aで感じていたストレスを感じていた部分が大幅に軽減されました。



使いやすさが向上したスマートフォン「Xperia」

Xperiaは高性能なだけではなく、ユーザーの使い勝手を“拡張する”ことが意識されているスマートフォンであると感じました。エンターテインメント性とコミュニケーション性を統合し、新しいユーザーエクスペリエンスを提供したいというソニー・エリクソンの考え方は、TimescapeやMediascape、それに連動する電話帳の設計などから感じ取ることが出来ます。一見見栄えを派手にしただけと捉えてしまいがちですが、それぞれの機能を使い込んでいくうちに、ただの見かけ倒しではなく、色々な情報を紐付けようとしたときの使い勝手の良さを感じました。また、カメラやGPSの高機能化と同時に使い勝手を良くすることで、これまでスマートフォンを敬遠していたユーザーに対して有効なアピールになると思います。


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