

東京アメッシュ:アメダスで雨を見よう
うっとおしい梅雨の季節になりました。蒸し暑い満員電車はイヤだし、長い傘を持ち歩いてどこかに置き忘れるのもイヤ。今回は、雨雲の動きを見て、雨をうまく回避して、賢く過ごすことができる「東京アメッシュ」をご紹介します。
この「東京アメッシュ」、東京水道局が提供する降水量のデータサイト「Web版東京アメッシュ」のAndroidアプリ版です。この「東京アメッシュ」は、東京を中心とする、神奈川、千葉、埼玉、山梨の一部、茨城の一部の降水量情報を見ることができます。
左の画像は、ちょうど雨が降っている状態の図。雨の強弱を色で確認することができます。地図はスライドすれば上下左右、上記の範囲内を見ることができます。
このアプリの活用方法のすばらしさは、まさにほんの数分前の降水量情報を確認でき、その情報が5分毎に更新されること。またアプリを立ち上げた時刻から2時間前までの降水量情報を見ることができます。過去の情報は下のスライドバーを動かすだけ。
過去の情報を見る利点は、雲の動きを察知することで、雨雲を回避できるかどうか、おおよその予測ができること。下の画像6枚で時間の流れを例にとって説明しましょう。
品川区大崎にいる12:10の私は、14時頃に外出予定。外は曇りながらも雨は降っていなく、傘を持って出かけるか悩むところです。


東京アメッシュ:雲の動きその1
12:40までは雨は神奈川や埼玉のところどころで降っていたのにもかかわらず、13:20からは急に雨雲がやってきます。出かける時刻の14時前、品川区大崎では雨は降っていないものの、南西から北西に向かって雨雲が進んでいることを考えれば、この後大雨がやってくることは間違いありません。予想通り14:05には雨がやってきました。外を見て雨が降っていなかったとしても、確実に雨がやってくることをこの「東京アメッシュ」で知ることができたのです。もちろん傘を持っていったので、雨に濡れることなくセーフ。


東京アメッシュ:雲の動きその2


東京アメッシュ:設定パネル
逆に、雨が降っていてももうすぐやむかどうかを確認できる場合もあります。夕立やゲリラ豪雨など、少し待てば雨雲が過ぎることを予測できるのです。
こんな単純なアプリなので、設定メニューも「更新」か「凡例」しかありません。


東京アメッシュ:凡例
こちらが「凡例」。
「やや激しい雨」の黄色表示でも十分大雨で、「猛烈な雨」は台風やゲリラ豪雨の時くらいしか見ることができません。一番弱い「弱い雨」でも傘は必要な程度の雨です。
このアプリの対象地域に住んでいる方は必須アプリです。このアプリを使って、うっとおしい梅雨の時期をうまく過ごしましょう。