au初のAndroid端末「IS01」を買うときに注意すべきポイント!

2010年06月29日 17:00 by Highmount
いよいよ発売!au初のAndroid端末「IS01」

いよいよ発売!au初のAndroid端末「IS01」

いよいよ明日、au初のAndroid端末「IS01」が発売となります。


6月24日に発売されたWindows Phoneの「IS02」とあわせて、初のコンシューマ向けスマートフォン(及びスマートブック)の投入となりますが、これまでのau携帯電話とは勝手が違うことも多々あるかと思われます。


そこで購入する前に注意しておきたいポイントをご紹介します。


IS01を買うときに注意したいこと

IS01を購入する際に注意すべき点として、下記3点を中心に紹介します。


  1. EZ Webは使えない
  2. メールの利用に制限がある
  3. 通話にはイヤホンまたはBluetoothヘッドセットが必要


1.EZ Webは使えない


まず、ISシリーズではEZ Webを使うことができません。これまでEZ Webで月額課金のコンテンツを利用している場合は、事前に解約しておくことをお勧めします。


ただし機種変更後に旧端末を使用してEZ Webにアクセスすることはできますが、そのためにはいちいちau ICカードを入れ替える必要があり、あまり現実的とは言えないでしょう。どうしてもEZ Webにアクセスする必要がある場合は、現在利用している回線とは別にIS01を契約することを検討した方がいいでしょう(2台持ちを前提として、KDDIは「ISデビュー割」という割引施策を実施します)。


IS01では「Galapagos Browser」というアプリを使うことで、EZ Webに最適化されたサイトを表示することはできるかも知れませんが、EZ Webの公式コンテンツを表示することはできません。また、IS01は「LISMO!」に対応していますが、LISMO Musicのみの対応となっており、LISMO VideoやLISMO Bookには対応していないため、現在これらを利用している場合は利用できなくなることに注意が必要です。


2.メールの利用に制限がある


IS01はEメール(@ezweb.ne.jp)への対応が発表されていますが、Eメールへ対応するのは8月下旬以降に行われるソフトウェアアップデートを待たなければいけません。このためしばらくの間は@ezweb.ne.jpのメールアドレスが使用できなくなってしまうため、メールの運用を考えておく必要があります。


Androidスマートフォンを利用する際はGoogleのアカウントを取得することになりますが、Gmailに移行するか、もしくはauが提供している「au one メール」を利用することになるでしょう。既にau one メールを利用していて機種変更をする場合は、後者の方が都合がいいかも知れません。


au one メールを利用する際は、標準のメールアプリか、マーケットで公開されているメールアプリにアカウント設定を入れることで利用することができます(筆者はau one メールのアカウントを取得しており、「K-9 mail」にアカウントを設定してHT-03Aで受信していました)。なお、Cメールは最初から使用することができるため、しばらくCメールでやりとりするのもひとつの方法です。また、8月下旬以降のEメールへの対応が行われた後も、ガンガンメールは非対応となることが発表されています。


3.通話にはイヤホンまたはBluetoothヘッドセットが必須


IS01はその形状から、普通の電話機のように通話を行うことが想定されていません。通話を開始するとハンズフリー通話になってしまうため、相手の声が外に丸々聞こえてしまうことになり、屋外ではそのまま使うのは難しいでしょう。


そのため、IS01で通話を行う場合は平型イヤホン端子のイヤホンマイクか、Bluetoothヘッドセットが必須アイテムとなります。Bluetoothヘッドセットは、音楽を聴く用途ではステレオヘッドセットが非常に便利ですが、使用中は両耳を塞ぐ形となり、移動中の通話に使用するにはやや危険が伴います。このため通話用には片耳に引っかけて使う“耳かけ式”のヘッドセットがお勧めです。


PCの代わりになるのか?!

その形状から、モバイルPCの代わりとしてIS01を購入することを考えてらっしゃる方もいらっしゃるかもしれません(実は筆者もそのように考えていました)。確かに「Documents To Go」を搭載しているため、WordやExcelのファイルを取り扱ったり、PDFファイルを閲覧することが可能です。インターネットへのアクセスもできますし、Googleサービスとの連携も可能となっていますから、PCで行っていた作業をIS01で行うということは不可能ではありません。価格的にもネットブックやUMPC(ウルトラモバイルパソコン)などが比較対象になってしまうのも、仕方がないかもしれません。


形状はPCを連想させるIS01

形状はPCを連想させるIS01


シャープが発売している「NetWalker PC-Z1」や、工人舎が発売しているUMPCはサイズ的にも近似していますから、これらとIS01を比較検討している方も中にはいらっしゃるでしょう。しかし、随分と前からPDAやスマートフォンが「PC並の作業ができる!」と喧伝された結果として、“意外とそうでもない”という事実にガッカリさせられるユーザが続出するという歴史を繰り返してきました。


IS01は従来のAndroid端末からすればまさに破格の解像度を持ち、QWERTYキーボードを装備し、メインプロセッサは現時点での最高速クラスであるSnapdragonの1GHzを搭載しています。確かにPC並の作業はできてしまうのでしょうが、だからといって“PCそのもの”ではないことに注意が必要となります。


OSはあくまでAndroidであり、WindowsやMacで使っているアプリケーションをそのまま使えるというわけでもなく、PCそのものの使い勝手となり得ないことをもって「PC並ではないじゃないか」という人も出てくるかもしれません。Flashを使用したWebサイトが閲覧できないという点は、一番わかりやすいところでしょう(将来的にOSが2.1以上にアップグレードされれば、Flashにも対応します)。そのため、100%代替することができるデバイスとして捉えていると、イメージと現実にズレが生じる恐れもあります。筆者としては、ある程度までの作業を支援するツールとして捉えることをお勧めしています。


IS01はサイズを見ると、ちょっと大きな電子手帳程度のサイズしかありません。ある方が言われていたのですが、IS01は「通信機能が付いたポメラ」(ポメラ=キングジムが製造販売するデジタルメモ)という感覚で使ってみてはいかがでしょうか。


スマートフォンを新規開拓するIS01

IS01はカテゴリーとしては「スマートブック」に当てはまります。スマートフォンとネットブックの中間を埋めるカテゴリーとなりますが、まさにIS01はそういった用途を念頭に置いて使用するのが一番良いと思われます。また、これまでのau携帯電話から移行する場合は、色々と勝手が違うことも多いでしょう。購入する前に、自身の用途に影響しないか、どうすれば代替ができるのかについて軽く下調べをした上で検討した方がいいかも知れません。


IS01はこれまでのスマートフォンにはなかった、日本独自の機能を取り込んでいくという試みを実現した初号機であると同時に、これまでのAndroidスマートフォンとは切り口が違うものとして、注目に値する一台でしょう。Androidスマートブックの登場によって、これまで開拓されていなかったものが開拓されれば、KDDIにとっても我々ユーザにとっても結果としてはプラスになるはずです。