

Xperiaの着信画面:着信音を楽しもう!
様々なことができるAndroid端末ですが、意外と最初に悩むことが、普通の携帯電話から機種変更等をした際に行なう、端末の設定。本コラムでは、そうした基本的な端末の設定や機能をあらためて紹介していきます。今回は「着信音・アラーム音設定の方法」です。
Android端末では着メロや着うたのダウンロード配信はあまり一般的ではなく、その意味で勝手がわからないという方もいるかもしれません。しかしAndroidも、自由に着信音を設定できます。
今回は着信音の他、通知音(主にメール着信音などで利用)やアラーム音を設定する方法について以下のステップで紹介していきます。
- 基本的な着信・通知音設定の方法
- 個別に着信音を設定したい場合
- 着信音切りかえの基本操作
- Xperiaならではの着信音設定方法
- 音楽ファイルを着信音に設定しよう
- アプリを利用して、着信音等を作成しよう
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「サウンド&画面設定」の画面で基本的な着信音設定はできる(画面はXperia)
1.基本的な着信・通知音設定の方法
Androidのごく基本的な着信音などの設定方法は、設定メニューから着信音を設定することです。「設定」→「サウンド&画面設定」(IS01やLYNXでは「音・バイブ・ランプ」、Desireでは「音とディスプレイ」)を開くと、着信音や通知音を設定できる画面に入ります。
一般的なAndroid端末では「着信音」または「通知音」を選択すると、着信音や通知音を設定することができます。初期状態ではプリセットメロディしか設定できません(プリセット以外のメロディを追加する方法は後述します)。
IS01やLYNXの場合は設定がもう少し細かく、「音・バイブ・ランプ」画面の中に「音声着信」「メール受信」「PCメール受信」「お知らせ受信」と項目ごとに細かく設定することができます。
また、IS01やLYNXの場合はプリセットのメロディの他、microSDカードに保存している音楽ファイルから着信・通知音を設定できます。


IS01は着信・通知音設定の自由度が高い
また、アラーム音は設定画面からではなく、アラーム機能から直接設定できます。「アラーム」を立ち上げ、時間設定を行なう画面でアラーム音を設定できます。こちらも一般的なAndroidでは初期状態ではプリセット音のみ、IS01やLYNXではmicroSDカード内の音楽ファイルを設定できます。


アラーム音はアラーム機能から設定を行なう
2.個別に着信音を設定したい場合
着信の相手ごとに着信音を切りかえたい、ケータイでは当たり前の機能ですが、Android端末にもその機能は搭載されています。
- 着信音切りかえの基本操作
「連絡先(電話帳)」から対象の連絡先の編集を行なうと、着信音を設定する場所があるので、ここで個別に着信音を設定することになります。


連絡先で個別に着信音を設定できる(画面はXperia)
また、Gmailアプリも既定の通知音とは別にGmailの着信音を設定できます。


Gmailのみ通知音を別にすることも可能
アプリを起動し、設定画面に入ると、通知設定の中に「着信音を選択」という項目があるので、ここで着信音を設定しておくと、Gmail受信時は別の通知音を鳴らすことが可能です。(プリセット着信音に設定すると前述の通知音設定で設定した通知音が鳴ります)
他のアプリでも、通知音を既定の通知音とは別の通知音に設定する機能がついているアプリがあるため、それぞれのアプリで別々の通知音を鳴らせます。
- Xperiaならではの着信音設定方法
上記の方法では、Xperiaの場合に着信音を設定したいときはプリセットの着信音からしか選べないのかと思われるかもしれません。しかし、Xperiaの場合は別に着信音を設定する方法があります。
Mediascapeを起動し、着信音に設定したい曲の再生を行っている状態でメニューボタンを押すと、「着信音に設定」というボタンがあるため、これをタッチするとワンタッチで今流れている曲が着信音として設定されます。


Mediascapeで音楽を再生中にメニューボタンを押し、着信音に設定を選択すると一発で着信音に設定できる
この方法で着信音にしたい音楽ファイルをいくつか設定を繰り返すと、プリセット着信音しか選択できなかった着信音選択に、先程設定した着信音が選択肢として増えています。一度増やしたら個別着信音にも設定できるため、この方法がお手軽といえばお手軽です。
他のメディアプレイヤーアプリでも、着信音設定の機能を持ったものであれば同様に利用できるでしょう。しかし、ここまでで紹介した方法では例えば“サビだけ着信音で鳴らしたい”といった希望を叶えることはできません。それを解決する方法のひとつを、後に「3.アプリを利用して着信音を自由に作成しよう」で紹介します。
- 音楽ファイルを着信音に設定しよう
ここまでに紹介した方法でおわかりの方もいるかもしれませんが、Androidの場合、音楽ファイルとして再生できるファイルであれば着信音や通知音、あるいはアラーム音として設定することができます。
しかし、HT-03AやXperiaなど標準的なAndroid端末では、初期状態ではmicroSDカードに音楽ファイルを保存していても、着信音選択などで表示されないため、着信音に設定することができません。選択肢に表示するためには、前述のXperiaでの方法のほか、microSDカードの既定のフォルダに保存することで選択肢として表示できます。


media/audioフォルダ内の各フォルダに保存した音楽ファイルが、着信音などのリストに反映される
microSDカードの中のmedia/audioフォルダ内にある各フォルダがそれぞれ着信音やアラーム音に対応しています。
着信音はringtonesフォルダ、通知音はnotificationsフォルダ、アラーム音はAlarmsフォルダにAndroidで再生できる音楽ファイルをコピーすると、リストに反映されるようになります。
フォルダの管理や閲覧は『アストロファイルマネージャ』などのファイルマネージャアプリを利用すると便利です。
3.アプリを利用して着信音を自由に作成しよう
先ほどまでに紹介した着信音設定の方法では、任意の長さのオリジナル着信音を作成することができませんでした。そこで、着信音作成ができるアプリを使用して、任意に編集し、着信音として登録する方法を紹介します。
着信音作成アプリとして、今回は『Ringdroid』を使用します。


音楽ファイルから、編集する楽曲を選択する
『Ringdroid』では、現在保存している音楽ファイルを元に、着信音やアラーム音などを作成できるアプリです。


選択した楽曲が波形データとして表示される。切り出したい部分を選択しよう
アプリを起動すると、保存されている楽曲の一覧が表示されるので、その中から選択します。選択すると、その楽曲の波形データが表示されます。
これまで音声ファイルや音楽の編集を行った経験がない方は少し面食らうかもしれませんが、基本的には切り出したい範囲(何分何秒から何分何秒までの範囲)を選択するだけなので、その波形が何を表しているかについて、詳細を知っている必要はありません。
始まりの部分と終わりの部分をできるだけ自然にするために、波形を参照しながら調整することはありますが、見てもよくわからない場合は実際に聞いてみながら範囲を微調整して位置決めをしてもいいと思います。波形を見て編集をする場合は、波形の拡大・縮小も可能です。


保存の際に着信音、アラーム音、通知音を選択できる
完成したデータを保存する際、着信音、アラーム音、通知音を選択して保存できます。保存先は、前述のmedia/audioフォルダ内のそれぞれのフォルダ(着信音であればringtonesフォルダ)に自動的に保存されるため、すぐにリストに反映されます。また、同様の機能を持った着信音作成アプリであれば、同様の手順でオリジナルの着信音が作成できます。
自分好みの着信音を設定して、自分色に染め上げる
従来のケータイの常識からすると、ちょっと面倒に感じられるかもしれませんが、作成した着信音などは、別のAndroid端末に機種変更した場合も、ファイルをコピーするだけで引き続いて使用できます。ちなみに、Androidを採用したスマートフォンやタブレット端末であれば、同じ方法で設定が行えるため、メーカーや携帯キャリアには基本的には依存しません。
着メロサイトからダウンロードしたファイルがその機種だけでしか使えず、機種変更後の新機種には移せないということを考えると、実は便利だということにお気付き頂けるでしょうか?
着メロサイトなどにはなかなか公開されないようなレアな楽曲や、お気に入りのアイドルの生ボイスを設定することもできます。あなたのAndroid端末を、見た目だけではなく音も“自分色”に染め上げて、他のユーザと差を付けてみるのはいかがでしょう?
スマートフォン対応の着メロ・着うたサイト(スマートフォンからアクセスしてください)
- MySoundフル
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