Android端末なう:014「LG Optimus GT540」コンパクトで軽快なアンドロイド端末

2010年09月14日 17:08 by Highmount
「LG Optimus GT540」コンパクト&エントリースマートフォン

「LG Optimus GT540」コンパクト&エントリースマートフォン

Android端末はSnapdragonを搭載し大画面ディスプレイを採用するハイエンドモデルが多数リリースされる一方、最近ではCPU速度は程々、画面サイズも3インチ前後にしてコストを抑えたエントリーユーザ向けのモデルも増えてきました。


今回ご紹介する「LG Optimus GT540」もそんなエントリーモデルのひとつです。


製造メーカーはLGエレクトロニクス。サムスン電子と双璧を成す韓国の代表的電機メーカーです。


1月に発表された際のプレス写真。UIデザインがやや垢抜けない。

1月に発表された際のプレス写真。UIデザインがやや垢抜けない

GT540は2010年1月にラスベガスで行われたイベントで発表され、同4月に発売されました。アジアやヨーロッパなど、世界各国で販売されています。当初発表された際の画面デザインはやや垢抜けなさが残っていましたが、実際の製品はスタイリッシュなUI(ユーザーインターフェース)が搭載されています。


この機種をLG初のAndroid端末と紹介する向きがあるようですが、実際は2009年11月頃にGW620というQWERTYスライドキーボード搭載のモデルが発売されています(ただしAndroid OS 1.6搭載機としてはLG初となります)。


GT540のカラーバリエーションは今回購入したブラックの他、ホワイト、シルバー、ピンクがありますが、中でもピンクは背面が女性向けバッグのようなキルティング風のデザインになっており、若い女性をターゲットにしたものであると伺われます。


カラーバリエーションのうち、ピンクは女性向けにアピールしたデザインとなっている

カラーバリエーションのうち、ピンクは女性向けにアピールしたデザインとなっている


箱がとても小さい!

以前ご紹介したAcerの「Liquid」の時も最近の端末は箱が小さいと感じましたが、GT540は更に小さい箱が届いたので驚いてしまいました。


本体の箱。アクセサリ類しか入ってないのでは?と思う程に小さい

本体の箱。アクセサリ類しか入ってないのでは?と思う程に小さい


アクセサリ類(充電器、イヤホンマイクなど)しか入ってないんじゃ?と思ってしまいましたが、ちゃんと本体も入っています。


小さな箱に本体もちゃんと入っていた。しかし本体も小さい!

小さな箱に本体もちゃんと入っていた。しかし本体も小さい!


付属品はACアダプタ、バッテリー、USBケーブル、microSDカード(2GB)、microSDカードアダプタ、イヤホンマイク、取扱説明書となっています。


液晶保護シートについては、最初から貼ってあるようです。microSDカードは最初から本体に装着されていました。バッテリー容量は1500mAhとなっており、大容量といえます。


なお、本製品に添付されていたACアダプタは入力電圧が“150-240V”と記載されており、コンセントアダプタを使用しても日本では使用できないことがわかりました。そのため、出力の数値がほぼ共通しているXperia用のACアダプタを流用して充電を行っています。Xperiaのアダプタだと出力電圧が0.1V高いので、充電したまま放置はしないようにしています。ちなみにauのACアダプタにIS01に添付されている変換コネクタを使用しても、今度は電圧は合致するのですが、電流が0.1A足りません。


本体もやはり小さい!

大きさの比較でいうと、GT540は109mm×54.5mm×12.7mm、HT-03Aは113mm×56mm×14.0mmです。寸法としてはHT-03Aとそれほど違いはないはずなのですが、厚みが違うせいか随分と小さく感じられます。


本体サイズはHT-03Aとそれほど違わないが、かなり小さく感じられる

本体サイズはHT-03Aとそれほど違わないが、かなり小さく感じられる


割と角が立ったデザインではありますが、サイズが小さいせいかあまり持ちにくいとは感じませんでした。


ブラックの表面はヘアライン加工が施されている

ブラックの表面はヘアライン加工が施されている

端末の表面はヘアライン加工(表面に髪の毛のような細いラインを加工して金属のような質感を出す仕上げ加工)が施されていて、材質はプラスチックなのですが、一見して金属のような見栄えです。単純につや消しにするよりはデザインに配慮がなされていると感じます。


端末の右側面には上からmicroUSBコネクタ、検索ボタン、カメラのシャッターボタン。左側面にはボリュームボタンが設置されています。


気になるGT540の使い勝手

ロック画面やアプリのアイコンがAndroid OS 2.1のものになっているため、一瞬期待してしまいましたが、Android OS 1.6となっています。


Android OS 2.1のようなデザインだが、OSバージョンは1.6

Android OS 2.1のようなデザインだが、OSバージョンは1.6


ホーム画面は独自の「LG Home」となっています。


ホーム画面は標準では「LG Home」となっているが、Android標準のホーム画面も使用できる

ホーム画面は標準では「LG Home」となっているが、Android標準のホーム画面も使用できる


標準ではホーム画面のスクリーン枚数が5面に設定されていますが、最大で7面まで増やすことができます。またテーマを変更することができ、それぞれのボディカラーに合わせたテーマが用意されています。


スクリーン枚数やホーム画面のテーマを変更することができる

スクリーン枚数やホーム画面のテーマを変更することができる


また、ドロワー画面(メインメニュー画面)は標準搭載のアプリケーションと、ダウンロードしたアプリケーションが別々に表示されるようになっていました。これは結構便利ですが、更にカテゴリを追加・変更ができるようなので、自分が使いやすいようにアイコンを並べ替えることができるようです。この辺の使い勝手はIS01が採用している“カード型メニュー”の使い勝手の良さに通じるものがあります。


余談ですが、プリインストールアプリとして、無料アプリとして配布されている「Taskiller Free」「ワペディア」がなぜか入っていたり……。


ドロワー画面の使い勝手がいい

ドロワー画面の使い勝手がいい


HT-03Aと同程度のスペックではありますが、CPUが高速であることから非常に動作が軽快に感じられます。また、その割にバッテリーのもちが非常に良いと感じています。1500mAhのバッテリーを積んでいるのが相当効いているようです。


今回は香港版を購入しているため、マルチバイト文字(中国語、韓国語など)のフォントが入っており、日本語も表示できます。ロケールの変更と日本語IMEをインストールすることで、日本語の使用も取り敢えず問題ありません。


難点を言うとすると、タッチパネルの感度があまり芳しくないことと、日本語フォントのサイズがやや小さく読みにくいと感じるあたりでしょうか。タッチパネルは感度修正のためのデジタイザ調整も行えるのですが、何度やってもあまり変わらない感じがします。ちなみにお値段は、現在250ドルを切っており、折からの円高で2万円前後で購入できてしまうというお買い得なモデルです。


コンパクトで動作が軽快なモデル、日本にも欲しい

エントリーモデルではありますが、コストパフォーマンスも良く、動作もなかなか軽快であるためお買い得感の高いモデルであるように感じます。コンパクトでデザインも悪くないので、男性だけではなく女性にもお勧めできる端末です。


SamsungはNTTドコモ向けにGalaxy SベースのハイエンドAndroid端末(SC-02B?)をリリースする予定ですが、同じくドコモに端末を供給しているLGではAndroid端末投入の予定はないのでしょうか。LGは“LGジャパンモデル”と呼称して、日本向けに携帯電話の商品を開発・供給をしてくれていますが、スマートフォンでもLGジャパンモデルを展開してくれたらと、筆者は個人的に感じています。ハイエンドに偏る傾向が出てきたAndroid端末のモデル展開に、エントリーモデルを設定することで、ユーザの裾野を広げてくれるとうれしいです。