いよいよサービス開始!「spモード」を使ってみた

2010年09月09日 16:11 by いのたしん
「spモード」のサービスが開始しました!

「spモード」のサービスが開始しました!

いよいよ9月1日よりサービス提供を開始したNTTドコモの「spモード」。


iモードメールアドレス(@docomo.ne.jp)を利用可能になることをはじめ、スマートフォン利用をより加速させるサービスとして注目を集めている。ここではそんなspモードの主な使用方法などをまとめてみた。


メール、ネット接続、コンテンツ決済等を提供

まずはspモードの概要から。spモードは以下のサービスが提供される。メールサービスについてはiモードメールと同様、プッシュ型のサービスだ。


  • spモードで提供するサービス
    • スマートフォンからのインターネット接続
    • @docomo.ne.jpを利用したメールサービス
    • コンテンツ決済サービス


  • オプションサービス
    • メールウイルスチェックやアクセス制限サービス
    • spモードフィルタ
    • spモードフィルタカスタマイズなど


注意が必要なのが対応機種。9月1日時点での対応機種は、Android機種では「LYNX SH-10B」「Xperia SO-01B」、Windows Mobile機種では「dynapocket T-10B」「SC-01B」「T-01A」となる。「HT-03A」は残念ながら非対応となっている。


spモードの申し込みはドコモショップやドコモ インフォメーションセンター、ドコモ・スマートフォン・ケアなどで行える。量販店や一般販売店でも申し込みできるが、端末購入と同時の申し込みのみとなる。特別な理由がなければ、ドコモショップで契約するのが最も安心だろう。


iモードとmopera Uの契約を残すか否か

さてspモード契約の際、確認しておきたいのが「iモード」と「mopera U」を解約するかどうかという点だ。iモードに関しては、iモード対応機からスマートフォンに移行したユーザを中心に契約中の方は多いことと思う。Android端末なら『IMoNi』のようなアプリでiモードメールを利用可能となるなど、iモード契約を残しておくことの利点は大きかった。


だがspモードを利用すれば、iモードのメールアドレスはspモードに引き継がれる。そのためiモードメールアドレスを利用するためだけにiモード契約を残しておく必要はなくなる。このような場合はiモードを解約してしまっても問題ないだろう。一方SIMカードの差し替えでiモード機も使いたいユーザはiモード契約を残しておいた方がいいだろう。


とはいえ、実はspモード契約のみでも、spモード+iモード契約でも月額利用料は変わらない。spモード+iモードの場合は「ISPセット割」が適用されるためだ。ISPセット割はドコモの複数のISPサービスを利用する際、1ISPごとに157.5円(税込)の月額利用料が割引となるもの。これによりspモード+iモードの月額利用料はspモード単独利用時と同じ315円/月(税込)となる。


次にmopera Uの解約について。mopera Uはスマートフォンからのインターネット接続のために契約が必要だったが、この機能はspモードも有している。ということでインターネット接続のみのためにmopera Uを契約していたユーザ(主にmopera Uライト契約ユーザ)は解約してしまってもいいだろう。一方mopera Uスタンダードプランでmoperaのメールアドレスや公衆無線LANサービス割引を利用していたユーザで、spモード契約後もそのままこれらのサービスを利用したい場合は、mopera Uの契約を残しておこう。


XperiaでのAPN設定画面

XperiaでのAPN設定画面

spモードの設定方法

1.APNの設定


契約が済んだら続いては設定だ。spモードに契約したら、まずはAPNを設定しよう。利用している端末からモバイルネットワーク設定を立ち上げ、APNを「spmode.ne.jp」へと変更するのだ。


筆者が使用しているXperiaの場合なら、ホーム画面でメニューボタンを押し、「設定」→「ワイヤレス設定」→「モバイルネットワーク」→「アクセスポイント名」と進み、APN一覧を表示。その画面でメニューボタンを押し「新しいAPN」をタップ。次の画面で名前に「spモード」等適当な名前を、APNに「spmode.ne.jp」と入力し、メニューボタンから「保存」をタップすれば設定は終了となる。


利用端末がXperiaの場合、本体のアップデートも必要だ。spモード契約前にアップデート済みの場合は、この手順は必要ない。メニューボタンから「設定」→「端末情報」→「ソフトウェア更新」→「今すぐ更新」でアップデートを行おう。


2.『spモードメール』はAndroidマーケットorドコモマーケットからダウンロード


アップデートが終了したら、今度は『spモードメール』のアプリをダウンロードする。Android端末ならばAndroidマーケットまたはドコモマーケットから入手できる。


ドコモマーケットからダウンロードする場合は、メニューの「spモード」か「お客様サポート」からspモード各種設定へ進めばダウンロード・インストールできる。


ドコモマーケットではsp各種設定ページ等から『spモードメール』アプリをダウンロード(左)Androidマーケットからも『spモードメール』は入手可能(右)

ドコモマーケットではsp各種設定ページ等から『spモードメール』アプリをダウンロード(左)Androidマーケットからも『spモードメール』は入手可能(右)


セットアップの最後はメールアドレスの設定だ。前述した通り、spモード契約時に以前に利用していたiモードを解約した場合は、それまで使用していたiモードメールアドレスがspモードに引き継がれる。


一方新規契約やiモードを解約せずに、spモードを追加契約した場合は、新たにiモードメールアドレスを取得することとなる。ただし、iモードメールアドレスは1端末につきひとつしか利用できないので、メールアドレスの入れ替え作業を行なう必要があるので注意してほしい。


spモードでできること

1.絵文字やデコメにも対応、メールのフォルダ振り分けも可能


spモードでのメールサービスの利用は『spモードメール』アプリから行う。『spモードメール』のホーム画面。5種類のテーマが用意されており、リスト表示にすることも可能だ。


『spモードメール』のホーム画面。5種類のテーマが用意されている

『spモードメール』のホーム画面。5種類のテーマが用意されている


リスト表示にすることも可能

リスト表示にすることも可能

その使用感はほぼiモード機のメール機能と変わらないので、iモード機の使用経験のある方ならそれほど違和感なく使えるだろう。


絵文字やデコメールにも対応しており、文字装飾やデコメ絵文字、デコメピクチャを使用したデコメールを送受信・作成できる。Xperiaではキーボード上の「装飾」「デコメ」ボタンからデコメ装飾を行える。テンプレートを使用したデコメール作成も可能だ。ただしデコメアニメには対応していない。


デコメ、絵文字にも対応(左)デコメ絵文字選択画面。下のスライダーで表示の拡大・縮小も可能(中)テンプレートからデコメールを作成できる(右)

デコメ、絵文字にも対応(左)デコメ絵文字選択画面。下のスライダーで表示の拡大・縮小も可能(中)テンプレートからデコメールを作成できる(右)


フォルダごとの受信振り分け設定も可能。受信メールフォルダに新規フォルダを作成した後、各フォルダを長押しするとフォルダ振り分け設定が表示される。フォルダの振り分け設定は複数設定することができる。


フォルダごとの受信振り分け設定も可能。設定は複数指定できる

フォルダごとの受信振り分け設定も可能。設定は複数指定できる


spモードメール利用時に注意すべき点としては、spモードメールの送受信はFOMAネットワークのみで可能で、Wi-Fi接続のみでの送受信は行えないことが挙げられる。ただしWi-Fi接続環境でもメール受信通知はプッシュ配信されるので、これを受信し次第、接続をFOMAに切り替えてspモードメールを受信する、といった使い方もできるだろう。


また2in1Bアドレスの利用不可や、スマートフォン側ではファミリー割引グループ内のメール無料対象外となるといった部分も注意が必要と言えよう。その他spモードメールとiモードメールの違いについては下記にまとめたので、ご確認を。



spモードメールとiモードメールの違い(NTTドコモ「ご利用ガイドブック spモード《スマートフォン》編」p.21より)


項目

spモードメール

iモードメール

送受信メールサイズ

件名

最大約10Mバイト
(本文、添付ファイル含むメール全体の容量)

最大全角100文字(SJIS換算で200バイト)

本文

最大全角5,000文字(SJIS換算で10,000バイト)

添付ファイル

合計で最大2Mバイト

インライン画像

合計で最大90Kバイト

spモード/iモードセンターでの最大保管件数・容量


約50Mバイト

最大1,000件または約10Mバイト

絵文字


デコメ

デコレーション

テンプレート

デコメピクチャ

デコメ絵文字

デコメアニメ

×(※1)

メールアドレス

同報可能数

最大100件

最大5件

取得可能アドレス

半角英数字など3字から30字まで
(@docomo.ne.jp以前の部分)

半角英数字など3字から30字まで
(@docomo.ne.jp以前の部分)

迷惑メール対策設定

メアド変えても転送サービス

×

(1回105円<税抜100円>)

メアド変更時一斉通知(ケータイデータお預かりセンター経由)

×

メッセージR

×

メッセージF

×

2in1 Bアドレス

×(2in1との重畳契約自体は可能)

iモード.net

×

タイマーメール

△(※2)

フレンドメール12

×

音声入力メール

×

(月額使用料210円<税抜200円>)




※1:デコメアニメを受信した場合、本文が表示されなかったり、添付ファイルとして認識しないなど正しく表示されないため注意。その場合もパケット通信料がかかる

※2:タイマーメールの受信は可能


2.コンテンツ決済サービスも提供!対応コンテンツ拡充はこれから


spモードはメールサービス以外にも、コンテンツ決済サービスが提供されている。対応するコンテンツの決済をドコモ利用料に合算し請求してくれるサービスだ。これを利用すればクレジットカード等がなくても、有料コンテンツやアプリを購入することができるようになる。9月1日現在はカタリスト・モバイルの「きせかえスマートストア」のみの対応となっている。さらなるコンテンツ等の拡充が待たれるところだ。


Android端末でiモードメールアドレスを使うならspモードがファーストチョイス

以上、駆け足ではあるがspモードの設定や使用方法等についてまとめてみた。


これまでAndroid端末では『IMoNi』でiモードメールの受信は可能だった。ただ同アプリはメールチェック間隔を狭めることで擬似的にプッシュ型メールとしての利用は可能だったものの、やはりプッシュ型サービスと比べてメール受信にタイムラグが生まれてしまっていた。その点spモードはプッシュ型メールサービスを提供しているので、タイムラグなくiモードアドレスのメールを受信できる。また料金的にもiモード.netの契約が不要になる分お得と言える。特別な理由がない限り、iモードメールアドレスをAndroid端末で利用したいドコモユーザは、spモードを使うのが良いだろう。