カスタマイズ項目が豊富な青空文庫ビューワー『青い空 日本語版』

2010年10月29日 13:10 by オクトバ
青い空 日本語版: 携帯で読書の秋

青い空 日本語版: 携帯で読書の秋

皆さん「青空文庫」を利用したことがありますか?「青空文庫」はWeb上で公開されている、著作権の期間が終了した書籍をダウンロードして読めるサイトです。有名な著者の本を誰でも自由に閲覧ができるようになるというのは本好きにとってはたまらなく嬉しいことですよね。


今回は、膨大な書籍から自分の読みたい本だけをダウンロードして自由に閲覧できる青空文庫ビューワーアプリ、『青い空 日本語版』をご紹介します。Androidで電子書籍を存分に楽しみましょう。


書籍データのダウンロード

初めて起動した時はまだ書籍のデータがないので、まずはダウンロードを行います。menuボタンから「青空文庫」をタップします。ここで表示される画面から自分の読みたい本を探してダウンロードすることで「ファイル一覧」に作品名が一覧表示されます。作品の検索では「公開中の作品」から「作家別」「作品別」の2パターンでの検索方法があります。


青い空 日本語版:(左)初回起動画面(中央)「青空文庫」で書籍を検索(右)検索画面

青い空 日本語版:(左)初回起動画面(中央)「青空文庫」で書籍を検索(右)検索画面


「作家別」は作家が五十音順で表記され、名前の横に現在公開されている作品数が表示されます。やはり著名な作家ほど多くの作品が公開されています。作者をタップすると、その作品が並びます。同名の作品があるのは新旧仮名の違いや前編後編で作品を別にしているものがあるためです。


青い空 日本語版:(左)作家は五十音順、公開されている作品数も表記(右)新旧仮名、好きな方で作品を楽しめる場合もある

青い空 日本語版:(左)作家は五十音順、公開されている作品数も表記(右)新旧仮名、好きな方で作品を楽しめる場合もある


作品を選ぶとダウンロード画面に移ります。「ファイルをダウンロード」と「いますぐXHTML版で読む」という2つの閲覧方法があり、「ファイルのダウンロード」はローカルに作品を保存するものです。これを選べば、いつでも好きなときに読書を楽しむことができます。「いますぐXHTML版で読む」は、ダウンロードせずに作品を閲覧します。ダウンロードする際には「テキストファイル(ルビあり)」からzipファイルをダウンロードしましょう。ダウンロードする際に保存場所を「本体」か「SD」の選択ができます。


青い空 日本語版:(左)書籍の閲覧は2種類から選べる(中央)XHTML版の表示画面は横書き(右)ファイルのダウンロードも早い

青い空 日本語版:(左)書籍の閲覧は2種類から選べる(中央)XHTML版の表示画面は横書き(右)ファイルのダウンロードも早い


なお、ダウンロードを行うサイトには「公開中の作品」の他に「作業中の作品」があります。ここから随時公開になるであろう作品を見ることができます。「作家別」で確認する際には作家名の横に現在作業中になっている作品数も表示してくれています。これら作業中の作品は他の作品を読んで気長に待ってみましょう。


青い空 日本語版: (左)作業中の作品も検索可能 (右)作業中の作品表示画面

青い空 日本語版: (左)作業中の作品も検索可能 (右)作業中の作品表示画面


読むときの使い方

それではダウンロードが終了した作品をローカルで閲覧します。ダウンロードする際に保存先を「本体」にした場合は「内蔵->SD」の状態で作品名をタップして開きましょう。「SD」を保存先にした時は、「SD->内蔵」から「aoisora」というファイルを開いて作品を選択します。


デフォルトの状態では、白地に黒文字の文庫本と同じような表示です。設定で背景色や文字の色なども自由に変更ができます。操作は画面左下をタップすると次のページへ進み、右下をタップすると前のページへ戻るようになっています。画面の上部をタップすると、メニュー画面が開きます。操作方法は変更できます。


青い空 日本語版:(左)「内蔵->SD」でダウンロードしたファイルを探す(中央)「aoisora」というフォルダにダウンロードした書籍データは保存(右)機能を示すボタンは一切表示されず読みやすい

青い空 日本語版:(左)「内蔵->SD」でダウンロードしたファイルを探す(中央)「aoisora」というフォルダにダウンロードした書籍データは保存(右)機能を示すボタンは一切表示されず読みやすい


青い空 日本語版: 横画面表示も読みやすい

青い空 日本語版: 横画面表示も読みやすい

本アプリでは、横画面での閲覧も可能です。しかも文字は縦書きで表示されます。横画面表示にするには、作品を選ぶ際の「ファイル一覧」画面の時に横画面表示にしてから閲覧画面を開いてください。


メニュー画面からは、作品に栞(しおり)を挟むことができます。栞の数は1作品につき1つ利用できます。また、「ジャンプ」では読みたいページにすぐに飛ぶことができます。


また、文章が表示されている画面でmenuボタンを押すと「単位メモ」が用意されており、様々な単位についての説明が用意されています。これは作品の中に日頃私達があまり使わない長さや重さの単位が使われているためです。同じく、menuボタンから「設定」を押すと、画面の明るさを変更できます。


青い空 日本語版:(左)「メニュー」からは栞を挟める(中央)「単位メモ」は作品を読む上で助かる(右)周りの照明によって画面の明るさを変更可能

青い空 日本語版:(左)「メニュー」からは栞を挟める(中央)「単位メモ」は作品を読む上で助かる(右)周りの照明によって画面の明るさを変更可能


青い空 日本語版: 作品を複数読む場合も栞を挟めば安心

青い空 日本語版: 作品を複数読む場合も栞を挟めば安心

栞を挟んだ書籍は「栞一覧」から確認できます。栞については先ほど述べたように1つの作品に対して1つまで挟んで保存が可能なので、いくつもの作品を同時に読む人には非常にありがたい機能です。


また、最後に閲覧していた書籍に限って「続きから」をタップするだけで再度開けます。この時は栞を挟んでいなくても最後に読んだページからの再開となるので、栞を挟み忘れても安心です。


青い空 日本語版: 基本的な項目を変更するだけで本の読み心地は変わる

青い空 日本語版: 基本的な項目を変更するだけで本の読み心地は変わる

カスタマイズの項目

本アプリは、ビューワーとして多数のカスタマイズ項目が用意されています。


まず、「文字、ルビ、行間」のサイズ指定が行えます。作品を読んでいる際に文字やルビが小さかったりした時にはここで調整してください。また、「文字、ルビ、背景」の色も自由に変更できます。プレビューで確認を行いながら、それぞれの変更が行えます。


「ページめくり方法」で、操作方法を変更できます。「タップ(広範囲)」や「フリック」に変更できる他、「キー設定」で特定のキー入力をページめくりに割り当てることもできます。


青い空 日本語版: カスタマイズ項目はまだまだある

青い空 日本語版: カスタマイズ項目はまだまだある

その他にも、使用中に画面をフルスクリーンにしたり、アプリ起動中のスリープ無効、挿絵の画質調整などがあるので自分の使いやすいように表示の設定を変更できます。設定できるのは以下の項目です。


  • フルスクリーン
  • 読書中のスリープを無効に
  • 字下げ
  • 禁則処理(行頭の。など)
  • 傍点
  • 太字解釈
  • 既読ページを読み込まない
  • はみ出すルビを次行に
  • 検索BOXをロングタップで表示(未チェックだとオプションメニューから)
  • 常に縦表示
  • 一覧表示を小さめのフォントで
  • 1文字毎の不備を連結(最大4文字)
  • テキストやzipを開く時に使う
  • 挿絵画質調整



いかがでしたでしょうか。電子書籍を楽しむ時には、そのビューワーの使いやすさや機能の充実が非常に重要だと思います。携帯端末の場合はなおさらです。本アプリはカスタマイズの豊富さで、その点をカバーしてくれています。『青い空 日本語版』は有料アプリですが、無料版の『青い空 評価版』があります。有料版との違いは挿絵、文字・背景色設定、zipのサポート、簡易画像Viewrの機能の有無です。興味がある方は、まず無料版からお試しください。


それでは今回はこの辺で失礼。ご紹介はオクトバでした!

<総括>

電子書籍のビューワーアプリです。豊富なカスタマイズ項目で、使う人に適した利用が可能です。アプリ全体の見た目に少しもの足りなさを感じますが、それを補って余りある機能がそろっています。携帯端末で読書を楽しみたい方には、一度お試しいただきたいアプリです。

青い空 日本語版
mokkouyou 青い空 日本語版 315円

『青い空 日本語版』~カスタマイズ項目が豊富な青空文庫ビューワー~

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