話題の新端末を多数展示!Androidが話題を振りまいた「CEATEC JAPAN 2010」

2010年10月12日 17:55 by いのたしん
「CEATEC JAPAN 2010」展示会場の様子

「CEATEC JAPAN 2010」展示会場の様子

アジア最大級の家電・IT・エレクトロニクスの展示会CEATEC JAPAN 2010」が10月5日~9日、幕張メッセにて開催された。最終日を無料公開日とするなど新たな試みもなされた今回は、各企業ブースでAndroid関連の展示も多数実施。発表されたばかりの新端末の展示には長蛇の列ができていた。


そんな「CEATEC JAPAN 2010」の展示の中から、Android関連の話題をピックアップしてお伝えする。


黒山の人だかりとなった「GALAXY S」「GALAXY Tab」の展示

Android関連の展示で人気を集めていたのは、まず何といってもNTTドコモブースで行われていた「GALAXY S」「GALAXY Tab」のタッチ&トライだ。共にSAMSUNG製のAndroid OS 2.2搭載端末で、「GALAXY S」は約4.0インチ・480×800ドットディスプレイのスマートフォンタイプ、「GALAXY Tab」は約7.0インチ・600×1,024ドットディスプレイのタブレットタイプとなっている。


「GALAXY S」アプリケーション一覧

「GALAXY S」アプリケーション一覧

「GALAXY S」は、視認性の高い「SUPER AMOLED」ディスプレイが搭載されているため、美しい動画を見ることができた。


一方「GALAXY Tab」はiPadより一回り小さく、持ち運びに便利な印象。動作も機敏に感じられた。通話も可能だが、ハンズフリー会話やヘッドセットをつけての通話となるという。


「GALAXY Tab」のホーム画面と裏面

「GALAXY Tab」のホーム画面と裏面



「Swype」は日本語未対応

「Swype」は日本語未対応

ソフトウェアキーボード部分の単語をなぞることで単語を予測入力できる文字入力機能「Swype」は日本語未対応となっていた。


ガラケー機能を継承して話題の「IS03」の展示も人気

「GALAXY S」「GALAXY Tab」同様、Android端末の展示で最大級の注目を集めていたのが、KDDIブースとシャープブースに展示された「IS03」だ。同機種はその名の通りISシリーズの3機種目にして、auが“1台目として所有できるスマートフォン”として本格展開する端末。


「IS03」のホーム画面

「IS03」のホーム画面

Android OS 2.1端末ながら、おサイフケータイ対応、ワンセグ機能、赤外線通信機能と、日本のケータイ文化を継承した機能も搭載されている。いわゆるガラケーからスマートフォン移行する人にとって、現状では最も違和感なく使用できる端末だろう。


会場でワンセグ機能を試してみたところ、良好な受信を確認できた。


ワンセグの受信も良好に行えた

ワンセグの受信も良好に行えた



「IS01」で好評だったタスク管理機能も搭載

「IS01」で好評だったタスク管理機能も搭載

また「IS01」で好評だったタスク管理機能も搭載している。このタスク管理機能は、稼動アプリをサムネイル表示するほか、アプリ終了も右上の×マークをタップするだけの簡単操作で実行できる。ISシリーズ開発で培った経験も活かされていると感じられた。


電子書籍ビジネスを開拓できるか!?「GALAPAGOS」の展示も

シャープブースでは「IS03」の他、Android搭載の電子書籍端末「GALAPAGOS」のタッチ&トライも実施していた。「GALAPAGOS」は次世代XMDF対応ビューワ搭載の電子書籍端末及び電子書籍サービスで、端末は5.5型モバイルモデルと10.8型ホームモデルの2種類がある。


モバイルモデルは片手で持って文庫本のようなスタイルで、ホームモデルは家で雑誌を読むようなスタイルで利用するのがよさそうだ。ホームアプリの「デスク」は「未読・おすすめ」「最近読んだ本」「お気に入り」「定期購読」の4つの項目から読みたい本をスムーズに探せるユーザーインターフェイスとなっていた。


ホームアプリからワンタッチで目的の本を閲覧できる

ホームアプリからワンタッチで目的の本を閲覧できる


その他テキストを選択して単語を辞書検索したり、マーカーを引いたりすることも可能。ウェブブラウザやゲーム等のアプリも利用できる。


テキストを選択して辞書検索したり、マーカーを引いたりすることも可能

テキストを選択して辞書検索したり、マーカーを引いたりすることも可能


これらのAndroid端末の他にも、京セラブースでの北米向けAndroid端末「ZIO」のタッチ&トライや、東芝ブースでのAndroid搭載スレート型タブレットPCの展示もあり、新型Android端末を体験しようと列に並ぶ人々の姿が数多く見られた。


京セラブースでは「ZIO」のタッチ&トライを実施(左)東芝ブースに展示されていたAndroid搭載スレート型タブレットPC(右)

京セラブースでは「ZIO」のタッチ&トライを実施(左)東芝ブースに展示されていたAndroid搭載スレート型タブレットPC(右)


カーナビ、テレビ連携、STB…Androidを利用した新サービスも次々登場

「CEATEC JAPAN 2010」ではAndroidの新端末だけでなく、Android端末を利用したサービスやソリューションも数多く展示されていた。


「ドコモ ドライブネット powered by カロッツェリア」、専用クレイドルで高精度な位置情報を提供

「ドコモ ドライブネット powered by カロッツェリア」、専用クレイドルで高精度な位置情報を提供

パイオニアやNTTドコモのブースでは、スマートフォン対応カーナビアプリ利用についてのデモが行われていた。デモではAndroid端末をパイオニアが開発した専用クレイドル「スマートクレイドル」に設置。

(※クレイドル:スタンド型の拡張機器)


NTTドコモのドライバー向け情報提供サービス「ドコモ ドライブネット」をスマートフォン対応としたアプリ「ドコモ ドライブネット powered by カロッツェリア」と連動し、スマートフォンを本格カーナビとして利用できるようになるとアピールしていた。スマートクレイドルのGPSシステムや各種センサーにより、高い精度の位置測位が可能となり、ドライブに便利な各種コンテンツがリアルタイム提供されるという。


東芝のブースではテレビやデジタルビデオレコーダー(DVR)やクラウド上のサーバを、Android端末のようなスマートフォンやタブレットPCのアプリで有機的に結合するシステムレグザ Appsコネクト」の展示を実施。スマートフォン等向けの専用のアプリにより最大20台までのテレビやDVRを操作できるようになるタッチリモコンや、全国のユーザがクラウドサーバにお気に入りのシーンの頭出し情報「タグリスト」を登録し、それをDVR等を通じて共有することでユーザーコミュニケーションを図る「タグリストシェア」等の機能について精力的にPRしていた。


またKDDIブースではケーブルテレビ・IPTV向けAndroid搭載ハイブリッドSTBの試作機を展示していた。パイオニアと共同開発したもので、Android OS 2.1 を搭載。デモでは専用アプリをインストールしたAndroid端末と連携し、端末側からの録画予約等が可能であることを見せていた。


KDDIとパイオニアが開発したAndroid搭載ハイブリッドSTBの試作機

KDDIとパイオニアが開発したAndroid搭載ハイブリッドSTBの試作機


また利用イメージとして、STBに蓄積したコンテンツを再生位置情報も含めてAndroid端末に転送し、自宅で見ていたコンテンツを外出先でAndroid端末を利用して続きから視聴するといったことも提示されていた。


各種端末だけでなく、Androidが家電のさまざまな領域へと広がりそうな勢いを見せていた今回の「CEATEC JAPAN 2010」。特にテレビ等とのマルチスクリーン連携にはかなりの可能性を感じられた。次の「CEATEC JAPAN 2011」ではこの状況がどう進化しているのだろうか……それが非常に楽しみになる展示会だった。