Android端末なう:019 PCより手軽でスマフォよりもクリエイティブ!NEC端末「LifeTouch NOTE」

2011年02月22日 14:07 by タオソフトウェア谷口岳
ハードウェアキーボードを搭載したスマートブック端末「LifeTouch NOTE」

ハードウェアキーボードを搭載したスマートブック端末「LifeTouch NOTE」

2011年2月15日、NECよりAndroid搭載端末「LifeTouch NOTE」が満を持して発表されました。この端末は2011/1/6~1/9に米国ラスベガスにて行われたCES(Consumer Electronics Show)で展示されていたものです。直販サイトのNEC Directではすでに製品ページが作成されており、NECの意気込みが感じられます。


今回は「LifeTouch NOTE」の製品概要およびハード仕様を中心にレビューをお届けします。


「LifeTouch NOTE」はクラウドコミュニケーターであるLifeTouchシリーズの端末という位置づけですが、名前に「NOTE」が付いていることからもからも分かる通り、ハードウェアキーボードを搭載したスマートブックに分類されます。


外観

スマートブックとしては昨年発売されたKDDIの「IS01」やNTTドコモの「LYNX SH-10B」、東芝の「dynabook AZ」などがありますが、「LifeTouch NOTE」はその中でも「dynabook AZ」と同様にネットブックに近い存在です。


本体サイズは234(W)x138(D)x25(H)mmで重さは約699gとなっており、ネットブックよりも持ち運びのしやすさを重視した大きさとなっています。また、天板は「NEC」のロゴと外向きの200万画素カメラが配置されており、シンプルかつ高級感のある作りとなっています。


天板には「NEC」のロゴと外向きの200万画素カメラ

天板には「NEC」のロゴと外向きの200万画素カメラ


Smartiaとの比較

すでに発売されているNECの端末「Smartia」と比べてみました。ディスプレイサイズはほとんど同じですが、筐体は「Lifetouch NOTE」の方が背面のヒンジ分大きい感じです。


今回借りた物の中には、製品の箱がありませんでした。箱を見るとその製品へのこだわりなどが色々と分かることもあり、非常に楽しみだったので残念です。しかしながら、Smartiaの方はNECらしいかっちりとした仕上がりになっていたので、今回の箱にも力を入れてくるでしょう。


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Smartia(上)LifeTouch NOTE(下)の厚みを比較

Smartia(上)LifeTouch NOTE(下)の厚みを比較


その他接続端子

本体左側面に、ワイヤーロック用の穴、USB接続端子、イヤホンジャックがあります。ワイヤーロックには驚きです。一般向け製品ではありますが、企業への導入も匂わせる作りになっています。


本体左側面。左からワイヤーロック、USB接続端子、イヤホンジャック

本体左側面。左からワイヤーロック、USB接続端子、イヤホンジャック


本体右側面には電源端子とSD/SDHCメモリカードスロットがあります。


本体右側面。左からSDカード端子、電源端子

本体右側面。左からSDカード端子、電源端子


ACアダプタです。ノートパソコンのアダプタと同じぐらいの大きさです。大きさが分かりやすいようにタバコの箱と比較してみました。


タバコの箱と比較したAC電源

タバコの箱と比較したAC電源


本体前右部分に通知ランプがあります。左のドロイド君はメッセージランプ、次に電源ランプ、バッテリー充電ランプ、 WANランプ、無線LANランプ、Bluetoothランプとなります。


通知ランプ。左からメッセージ、電源、バッテリー充電、WAN、無線LAN、Bluetooth

通知ランプ。左からメッセージ、電源、バッテリー充電、WAN、無線LAN、Bluetooth


バッテリーパックは取り外し可能です。


本体裏。バッテリーパックは取り外し可能

本体裏。バッテリーパックは取り外し可能


バッテリーパックを外すと、SIMスロットルが出てきました。お借りした端末はWi-Fiモデルです。確認のため手元のドコモSIMを差してみましたが、さすがに認識しませんでした。


SIMスロットルも付いている

SIMスロットルも付いている


タッチディスプレイ

ディスプレイは画面解像度800×480の7インチワイドでタッチパネルも搭載されていてます。画面解像度が通常のスマートフォンと同様なため、アプリの表示における互換性の問題はなさそうです。


また、タッチパネルは通常のスマートフォンと同様に指でも操作可能ですが、スタイラスペンを使用してポインティングも可能です。このあたりはSmartiaから受け継がれているようです。


7インチのワイドディスプレイ

7インチのワイドディスプレイ



スタイラスペン

スタイラスペン

スタイラスペンは本体裏側に収納されています。スタイラスを使うような状況はあまりないと思いますが、指でもスタイラスでもOKということは、手袋を付けたままでも操作可能です。


余談ですが、スタイラスはちゃんとオプション品として買うことができます。


ディスプレイはほぼ180度まで開けます。最近は会議で資料を共有する場合も多いので、一つのディスプレイを簡単に共有できる事の利点を感じている方も多いのではないでしょうか。この180度開くディスプレイは地味ながら非常に価値のある点だと思っています。


180度まで開くディスプレイ

180度まで開くディスプレイ


キーボード

キーボードはキーピッチ16.8mm、キーストローク1.6mmとなっており、Androidで使用する専用キーは盤面右上と、通常のキーボードのCapsLockにあたる位置にMenuキーとして配置されています。キーピッチに関しては若干狭さを感じるところもありますが、問題なくタッチタイピングが行えます。


また、左側のMenu、Fn、Ctrlキーはそれぞれのキーバインドを設定メニューから切り替えることが可能で、コピー&ペーストやCtr + Z(戻る)などのPCでもよく使われるショートカットが非常に使いやすくなっています。特に、MenuとCtrを入れ替えられるのは、キーボード配列にこだわりを持つ人も納得といった感じではないでしょうか。IMEには標準でATOKが採用されており、長文入力も快適に行えます。


スペースの下側にはタッチパッド(長方形)も搭載されています。感触や動きは「Desire」に付いている丸いトラックボールと非常に良く似ています。マウスカーソルが出るわけでなくトラックボールと同じ動作です。ノートブックとキーボード操作が似すぎているので、ついついノートブックと同じような感覚でタッチパッドを操作してしまい、戸惑ってしまいました。現時点では判断できませんが、使い込めばよい点を発見できるかもしれません。


快適な日本語入力を追求したキーボード

快適な日本語入力を追求したキーボード


キーボード付きAndroid搭載端末と言えば、IS01を思い浮かべます。大きさを比べると「LifeTouch NOTE」はかなり大きいのがわかると思います。 IS01ではタッチタイピング入力はやりずらかったのですが、この端末では楽々です。


LifeTouch NOTE(奥)とIS01(手前)。大きさはかなり違う

LifeTouch NOTE(奥)とIS01(手前)。大きさはかなり違う


実際にキーを打ち込んでみたところ、重量があり、ゴムの足がしっかりしているので、端末がふらつくことなく安定した入力が可能でした。


カメラ

外部カメラとして200万画素のカメラが搭載されています。そこで、実際にプリインストールのカメラアプリでドロイド君人形を撮影してみました。 200万画素ということもあり、あまり鮮明な画像とは言えないですが簡単なメモ代わりに使用するには十分実用的といえます。


外部カメラで撮影したドロイド君

外部カメラで撮影したドロイド君


ネットワーク

お借りした端末は、「LT-NA75W」だったので残念ながら色々なキャリアのSIMを差しての動作確認はできませんでした。4月発売予定のモデル「LT-NA75F」ではドコモSIMを差しての運用が可能になり(通話は不可)、本機をルータとするテザリング機能も利用できるようになります。


3G通信可能な端末が出るのは、NTTドコモが4月からSIMフリー化をするからだと推測されます。すでに価格比較サイトなどでは出荷価格が出ていますが、一般の家電製品として購入できるようです。


充実の基本性能

「LifeTouch NOTE」はメインプロセッサにNVIDIA Tegra250(2コア)1GHzが採用されていて、HD動画の再生などもスムーズに行うことが可能です。


また、内蔵ストレージは8GBが用意されており、外部ストレージとして使用できるSDカード8GBと合わせると16GBになります(※シリーズにより異なる)。この点においてはクラウド上にデータを置くことが多くなっている近年、モバイル端末としては必要十分な容量といえるのではないでしょうか。またOSにはAndroid 2.2が採用されています。


まとめ

今回「LifeTouch NOTE」を使用してみて一番印象に残ったのは、やはり快適な文章入力に対するこだわりでした。特にキーバインドの変更が可能なキーボードとATOKの組み合わせによる文章入力は他の端末にはない強みと言えます。


また、スマートフォン以外のAndroid搭載端末ではAndroid Marketではない独自のマーケットしか使用できない端末もありますが、「LifeTouch NOTE」はAndroid Marketに対応しているので、普段スマートフォンで使用しているアプリをこちらでも使用することができます。また『andronavi』アプリもプリインストールされており、多彩なアプリを楽しめます。


これらの点も踏まえて考えると、ノートPCより手軽でスマートフォンよりもクリエイティブに使える端末を求めている人には、最適な端末といえるのではないでしょうか。