

G'zOne IS11CAのバッテリーは1,460mAh。通常のケータイ電話よりも多めですが…
カシオ計算機のタフネスケータイブランド「G’zOne」。国内向けでは初めてとなるAndroid(アンドロイド)スマートフォンとして、auより「G’zOne IS11CA」(以下G’zOne)が発売されました。
「G-Shockファン待望の「G’zOne IS11CA」はタフさを追求する“漢(オトコ)の端末”だ!」という記事で、その魅力に迫りましたが、防水・防塵対応かつ、MILスペックの耐衝撃性能を有していることはとても魅力です。
バッテリー容量は1,460mAhは比較的大容量な方ですが、Androidスマートフォンの宿命として、常時通信をしようとするアプリなどによってバッテリー持ちが悪くなってしまう、という面は避けることができません。そこで、電源を強制的に切られることなく、G’zOneを快適に運用する術を考えてみました。
※本記事は発売前の評価機を使って執筆しています。発売中のものと一部仕様が異なる場合があることをご了承ください。
それでは、G’zOne IS11CAのバッテリー長持ち対策を、以下の3つのポイントに分けて紹介します。
- ecoモードを活用する
- 通知領域を活用する
- バッテリー(電池パック)を追加する
1:ecoモードを活用する
一般的にバッテリー消費を軽減するためには、以下の項目を使わないときはOFFにすることが鉄則です。
- 「Bluetooth」
- 「Wi-Fi」
- 「GPS」
- 「同期」
- 「ディスプレイ」
BluetoothとWi-Fiに関しては「設定」→「無線とネットワーク」、GPSに関しては「現在地情報とセキュリティの設定」、同期に関しては「アカウントと同期」の画面で、それぞれON/OFFできます。
また、「ディスプレイ」についても照度を上げすぎない、付けすぎないことが大切です。「設定」→「表示」とたどり、「画面の明るさ」では照度を調整できますし、「バックライト消灯」では画面の消灯時間を設定できます。
これらの項目を一括で設定できるのが「ecoモード」です。メニューボタン→「設定」→「ecoモード」とたどると設定画面に移動できます。
初期設定では、画面照度を下げたり、ライブ壁紙を無効にするだけですが、「ecoモードオプション設定」から変更すると、先ほど挙げた項目も一括でON/OFFできるようになります。
「ecoモード」自体のON/OFFは、「設定」→「ecoモード」でチェックを入れるか、後述する通知領域のバーで行います。


ecoモードをしっかり設定すれば、一括で省電力の設定ができます
2:通知領域を活用する
1.で挙げた機能のON/OFFや画面の照度変更は、通知領域(※)から行うこともできます。
通知領域画面の最上部にあるバーから、ecoモード、GPS、Bluetooth、Wi-Fi、同期のON/OFFと画面照度の変更が可能です。表示されていない部分はバーを左右にスワイプする(なぞる)ことでスクロールして表示します。わざわざ端末の設定画面に入らずとも、かんたんに省電力設定できます。
※通知領域については、「【Androidの使い方FAQ】通知バー/ステータスバー、通知領域って何ですか?」でも紹介しているので、あわせてご覧ください。


通知領域でも省電力に関わる設定のON/OFFが、簡単にできて便利です
3:バッテリーを追加する
ソフトウェア的にできることを検討しきったら、今度はバッテリー(電池パック)を増やすことを考慮してみます。
手頃なのは、端末に標準添付されているものと同じ「電池パックCAI11UAA」を購入することを検討します。 auオンラインショップやauショップで購入できます。ただし、電池パックだけを充電するためのオプション品がないため、充電をするために端末の電源を切って電池パックを入れ替える、という面倒な作業が待っています。


筆者の私物「ポータブル充電器02」
それが嫌だ、という場合は、市販されている補助充電用アダプタを持ち歩き、端末のバッテリーが枯れかけたら充電するという選択肢も増えてくるかもしれません。
au純正オプション品としては「ポータブル充電器02 」が用意されています。こちらもauオンラインショップ、auショップで購入できます。
バッテリー節約の基本は、使わない機能をOFFにすること。ただし、限界はあります。いざという時に「バッテリーが切れて、使えない」という事を防ぐためにも、予備のバッテリーや充電アダプタは用意しておいたほうが良いかもしれません。