

Dock4Droid
今回ご紹介するアプリは、Macのドック感覚で使えるランチャーアプリ『Dock4Droid』です。ドックとは、Macの画面下や横にあるアイコンのバーのこと。本アプリを起動すると、Android端末の画面の端(デフォルトは画面下部)を長押ししてドックを起動し、そこから様々なアプリを起動できるようになります。
他のアプリを起動中でも使用できるので、ホーム画面に戻る手間が省けて楽です。見た目はもちろんですが、使い勝手もとても良いですよ。
アプリを起動すると設定が画面に表示されるので、起動したいアプリと、本アプリを起動させるためのタップ領域の場所・感度等を設定するだけで利用できます。設定項目が豊富なので、代表的なものを紹介します。
アプリや連絡先をランチャーに設定
本アプリを起動し、「Custom launchers」からドックに置きたいアプリを選択しましょう。アプリを選んで「Save」をタップするだけです。デフォルトだと、最近使用したアプリもあわせて表示されます。
アプリ以外にも、連絡先やTwitterアカウントが登録でき、以下の設定項目に対応しています。なお、本アプリは無料のお試し版なので、登録できるアプリ数とユーザ数はそれぞれ4つまでとなっています。
- Custom launchers : アプリ
- Contacts : 連絡先
- Exclude apps : 除外アプリ(ドックに表示されないよう設定できます)
- Max recent task : 最近使用したアプリの表示設定ができます。
最近使用したアプリの表示/非表示や表示させる数については、「Max recent task」から0~30まで設定可能です。


Dock4Droid:設定画面
タップ領域とビジュアルをカスタマイズ
タップ場所・タップ感度に関しては、下記項目から設定できます。色々試してみて、使いやすいようカスタマイズしてみてください。
- Dock orientation : タップ場所の位置(下部、右側面、上部など)
- Icon size : 表示するアイコンサイズ
- Wave amplitude : アイコンの出方が微妙に変わります。下記の画像を参照ください。
- Icons offset : ドックの幅を変更できます。下記の画像を参照ください。
- Minimized position : タップ領域の枠上の位置(右寄せ、中央、左寄せなど)
- Minimized height : タップ領域の高さ
- Minimized width : タップ領域の幅
- Show minimized : タップ領域の表示有/無、チェックするとタップ領域が薄赤色で表示されます。
- Show in landscape: 横表示時の有効/無効


Dock4Droid:Wave amplitudeからアイコンの出方を変更。「Short」(左)「Long」右


Dock4Droid:Icons offsetで、ドックの幅を変更。「XS」(左)「Large」(右)
実際に横画面で『Dock4Droid』を起動してみました。Macっぽいですね。 設定した場所に指を置くとドックが出現します。起動させたいアプリアイコンから指を離すと、アプリが起動します。


Dock4Droid:タップ領域の表示を変更可能(左)画面右部表示(右)
設定を変えて誤作動を防止
実際に使い始めると、アイコンをスライドさせている最中に、意図せずアプリを起動してしまうことがあります。回避策として「Task launch mode」を見直すと、アプリ起動の動作を変えることができます。
- Task launch mode : “up”は、ドックのアイコンから指を離すとアプリが起動します。“Single tap”や“Double tap”にすると、タップ操作をしなければアプリは起動されません。デフォルトは“up”ですが、それ以外に設定すると不意にアプリが起動してしまう事態を防げます。
- Notification icon : 通知領域に表示された情報をタップすることで、アプリの有効/無効を簡単に切り替えられます。
また「Notification icon」にチェックを入れると、通知領域・ステータスバーにアプリが表示されるようになります。この通知領域をタップすると、アプリは動作しなくなります。再度タップすれば、また利用できるようになります。一時的に『Dock4Droid』を無効にしたい場合に活躍します。
本アプリはキーボード画面にも表示されてしまうので、タップ領域を画面下部にしている場合で文字入力する時などは、この機能があるとすごく便利です。


Dock4Droid:通知バー画面(左)通知領域画面(右)
他にもいろいろカスタマイズできる項目がありますが、有料版でないと設定できない項目があります。有料版だとドックの透明度やカラーの変更などもできますよ。使用してみて気に入った方は、有料版『Dock4Droid Unlock』も試してみてはいかがでしょうか?使用頻度の高いアプリは本アプリを使って整理してみてください。