

料金プラン徹底解説!auのAndroidに機種変更した時の月額コストは?
auは2011年9月28日より、新たな基本料金サービス「プランZシンプル」を開始しました。この料金プランは、au同士間の通話やCメールサービスが無料(通話は時間帯制限有り)になることが大きな特徴です。また、端末購入料を一括で支払う事により、端末代の割引が受けられる「フルサポートコース」の受付が2011年9月30日をもって終了し、今後は「シンプルコース」のみでの受付となりました。
さらに、WiMAX搭載端末が増え、3G以外の高速通信網として手軽にWiMAXが使えることもau端末の特徴といえます。本記事ではこれらのサービスを踏まえた、月額通信料金を紹介します。
※2011年10月現在の料金プランです。
利用できるメールサービス
まず、au端末で利用できるメールサービスを紹介します。
- Gmail(@gmail.com)
- Cメール(ショートメールサービス)
- Eメール(@ezweb.ne.jp)
- au oneメール(@auone.jp)
標準のメールアプリでEメール(@ezweb.ne.jp)とCメールの受信が行えるほか、au oneメールの送受信設定を登録し利用することも可能です。標準メールアプリの他、『K-9Mail』などのメールクライアントアプリを利用し設定することで、プロバイダのメールアドレスなども送受信ができるようになります。
通常の携帯電話で使用していたメールアドレスについては、そのまま引き継ぐことができます。ただしインターネットへの接続には「IS NETコース」(月額315円)への加入が必要となります。これはauの通常の携帯電話の「EZ WINコース」に相当するものとなっています。
基本料金プランの選択
料金プランにおいて、必須となるのがパケットプランと基本料金プランです。前述の通り、auの基本料金プランはau端末同士の通話が午前1時~午後9時までは無料となり、さらに国内のCメール通信がau端末同士は24時間無料となる「プランZシンプル」が登場しました。
下記に主な基本プランを紹介します。すべて「誰でも割」適用時の料金です。
- プランEシンプル(780円/月)
一番安い基本プラン。無料通話分はなし。 - プランZシンプル(980円/月)
au同士の場合、午前1時~午後9時は通話料無料、24時間Cメールの送受信が無料 - プランSSシンプル(980円/月)
無料通話分1,050円込
本記事では、新たに登場した「プランZシンプル」で月額通信コストを算出します。通話はほとんど使わない、メールやWEBが中心という方は「プランEシンプル」、他キャリアへの通話が多い方は「プランSSシンプル」を選択する等、基本料金プランは通話相手や月々の通話料により、適宜検討してください。
パケット通信プランの選択
auは2010年11月26日より「ISフラット」という定額パケットサービスを提供しています。月額定額制で5,460円で、従来の「ダブル定額シリーズ」の上限金額5,985円より525円割安となっています。ただし、「ダブル定額シリーズ」のように、下限額(ダブル定額スーパーライトの場合は390円等)がなく、パケット通信を使っても、使わなくても5,460円となります。
「ISフラット」や「ダブル定額シリーズ」への加入は、後述する「毎月割」を受けるための対象サービスとなります。また、普通にアプリのダウンロードやブラウザ閲覧を行うと、すぐにパケット上限に達します。パケット通信料を上限まで使った場合は「ISフラット」の方がお得となるため、本記事ではは「ISフラット」をベースに月々の通信コストを算出します。
<毎月割を利用シンプルコースの月額通信コスト>
プランZシンプル | 980円 |
ISフラット | 5,460円 |
IS NET | 315円 |
安心ケータイサポート | 315円 |
ユニバーサルサービス料(※) | 7円 |
毎月割 | -1,500円 |
合計 | 5,577円 |
※ユニバーサルサービス料:日本全国のユニバーサルサービス(加入電話、公衆電話、緊急通報)の提供確保のために負担する料金
「プランZシンプル」は、「誰でも割」と組み合わせることで980円となります。前述の通り、無料通話分はauの端末同士に限ります。他キャリアへの通話が多い方は、月々の通話料金にあわせて「プランSSシンプル」などの無料通話分が含まれるサービスに変更して計算してください。「安心ケータイサポート」は、端末故障時などに修理代金が割引で受けられるサービスです。
「毎月割」とは、「ISフラット」や「ダブル定額」プラン加入した際に、最大24カ月適応される割引サービスで、機種変更した端末により割引料金は異なります。本記事では平均的な割引額である1,500円で計算していますので、詳しい割引料金はauショップ等で確認してください。上記の他に、端末割賦代金が加わった料金が、最終的な月額のコストとなります。
WiMAXについて
WiMAXを利用する場合は、WiMAX対応端末に限られます。2011年10月現在、WiMAX対応端末は下記の5機種です。
WiMAXを利用の際は、申し込み等は必要なく、WiMAXを利用した月のみ上記の月額通信コストに525円足して計算します。ただし、「ISフラット」等のパケット通信プランへの加入が必須となります。
Skypeについて
「Skype au」は、通常のauの音声通話サービスではなく、インターネット経由の通信・通話を行うサービスです。Skypeユーザ同士であれば24時間通話料無料でインスタントメッセージのやりとりや通話を行えるのが大きな特徴となります(パケット代は発生します)。
また、Skypeユーザ同士、Skype auからPCなどのSkypeに発信する場合、逆にPCなどのSkypeからSkype auに発信する場合、通話料はそれぞれ無料となります。2011年12月以降は、インスタントメッセージ等を使用した際に発生するパケット通信料に若干改定がありますので、詳しくはコチラをご覧ください。
Skype auから海外の固定電話や携帯電話に発信する場合は、Skype社が従来提供している通話料が適用されます(auの通話料とは別途、Skypeクレジットにて支払い)。なお国内の固定電話や携帯電話に対してはSkype auからの発信は行えず、自動的に通常のau携帯電話の音声発信に切り替わります。
参考:Skypeプリペイド料金