Bluetoothヘッドホンで音楽、通話を楽しもう!-知らなきゃ損する端末の便利機能:「INFOBAR A01」 編 その4

2011年10月15日 12:03 by あるかでぃあ
INFOBAR A01で音楽をスマートに聴こう!

INFOBAR A01で音楽をスマートに聴こう!

KDDIのデザインブランド「iida」初のスマートフォンINFOBAR A01」を上手に楽しく使うための特別講座。第4回は「Bluetoothレシーバやヘッドホンを使って音楽や通話を楽しむ方法」です。


LISMOプレイヤー」などがプリインストールアプリで入っているように、本端末には、音楽や動画を楽しむマルチメディアプレーヤーとして使える要素が満載。しかし端末にヘッドホンをつなぐには、別途専用アダプターが必要となり面倒です。そこで、Bluetoothを使えばストレスなく音楽や通話を楽しめます。


すべて読んで「INFOBAR A01」を使いこなしましょう!


Bluetoothって何?

Bluetoothを活用して楽しむ、といっても利用している人はまだまだ多くないように感じます。名前だけ知っていてよく分からずに尻込みしてしまったり、そもそもBluetoothって何?という方もいらっしゃるでしょう。そこで今回は、実際にマイク内蔵型Bluetoothレシーバ「HBH-DS205」を使い、「INFOBAR A01」で音楽聴取や通話などを行ってみたいと思います。


その他のソニー・エリクソン製のBluetooth対応ヘッドセットはこちらを参照ください。


今回使用するソニー・エリクソン製のBluetoothレシーバ「HBH-DS205」

今回使用するソニー・エリクソン製のBluetoothレシーバ「HBH-DS205」


まずは、Bluetoothについて簡単に説明します。Bluetoothは「ブルートゥース」と読み、対応する機器同士を無線で繋ぐ技術の名前です。無線通信というと3GやWi-Fiなどがありますが、Bluetoothはもっと近距離の通信に特化したもので、半径10m程度までの通信に限られる非常に特殊な通信方式です。本記事の後半でもう少し詳しくBluetoothについて紹介します。


Bluetoothのメリットって?

Bluetoothで機器同士を繋ぐ最大のメリットは、当然ながら無線(ワイヤレス)で使えること。通常「INFOBAR A01」でヘッドホンを繋いで音楽を聴こうとすると、専用のmicroUSB変換ケーブルを用いて有線で繋げる必要があります。


このヘッドホンアダプターを持ち歩くのが結構わずらわしい

このヘッドホンアダプターを持ち歩くのが結構わずらわしい


前述の通り、そもそも本端末には汎用のヘッドホン端子がない上に、microUSBの端子カバーを開けて更に専用のアダプターを介さなければヘッドホンを繋げられません。それでは繋げる事自体が面倒になり、音楽プレーヤーとしての魅力も半減です。これがBluetooth接続なら、本体をカバンの中やポケットへ入れていても音楽が聴けたり、音量の操作などが簡単に行えます。


それではいよいよBluetoothで「INFOBAR A01」と「HBH-DS205」を繋いでみましょう。


Bluetoothレシーバを「INFOBAR A01」と繋げる

「INFOBAR A01」を起動したら、画面上部のステータスバーをタップもしくはプルダウンしてステータスパネルを呼び出します。ステータスパネルの上部に5つのアイコンが並んでいるので、左から2つ目のアイコンをタップしてください。これがBluetoothのアイコンです。アイコンをタップすると、Bluetooth機器を接続するための待機状態になります。数秒で画面中央付近に「Bluetooth接続待機中」という文字が現れるので、ここをタップします。するとBluetooth設定の画面へ移行します。


この作業は、「iida UI」から「MENU」ボタンを押し、「端末設定」→「無線とネットワーク」→「Bluetooth設定」を選択し、一番上の「Bluetooth」をタップしてBluetooth機能をONでも行えます。


次はBluetoothレシーバ(HBH-DS205)側の電源を入れ、更に接続待ちの状態にセットします。すると本端末の画面上にある「Bluetooth端末」の項目に検出された機器が表示されるので、それをタップしましょう。もし表示されていない場合は「デバイスのスキャン」をタップしてください。


ステータスパネル画面。ステータスバーにBluetoothアイコンが点灯した(左)無事に本端末から検出されると、利用可能を意味するヘッドホンマークが右側に出る(右)

ステータスパネル画面。ステータスバーにBluetoothアイコンが点灯した(左)無事に本端末から検出されると、利用可能を意味するヘッドホンマークが右側に出る(右)


接続作業完了後、ステータスバーのBluetoothアイコンに点線が追加された。接続状態になっている事に注目

接続作業完了後、ステータスバーのBluetoothアイコンに点線が追加された。接続状態になっている事に注目

無事にBluetooth機器が検出されたら、その名前をタップ。自動的に接続が完了します。「INFOBAR A01」の場合、接続作業はこれだけで完了です(他のスマートフォンなどの場合、PINコードと呼ばれるものを入力する必要があるものもあります)。


Bluetooth機器との接続作業(ペアリング)は最初の1回のみで、次からは本端末をBluetooth接続待ち状態にしておけば、Bluetooth機器の電源を入れた瞬間に自動的に繋がります。


本端末をBlurtooth接続待ち状態にすると若干電池の減りが早くなりますが、その量はわずかです。少しでも手間を省きたい人は、常にBluetooth機能をONにしておくといいでしょう。バッテリーの減りを気にする方や、こまめに省電力状態にしておきたい人は「ステータスパネルを開く→Bluetoothアイコンをタップする」という手順だけ覚えておきましょう。


Bluetooth接続で音楽や通話を楽しむ

今回使用した「HBH-DS205」はマイク機能が内蔵されたBluetoothレシーバになっているので、これに市販のヘッドホンを繋げるだけでヘッドホンマイクとして使えます。


PowerAMP Music Player (Trial)の再生画面。音楽プレーヤーは様々なものがAndroidマーケットなどで手に入る

PowerAMP Music Player (Trial)の再生画面。音楽プレーヤーは様々なものがAndroidマーケットなどで手に入る

まずは音楽聴取から試してみましょう。今回のテストで使用した音楽プレーヤーは有料アプリの『PowerAMP Music Player (Trial)』ですが、どのようなマルチメディアプレーヤーアプリでも問題なく使用できます。


音楽の再生や停止などは「HBH-DS205」からリモコン操作が可能で、音量の調整、曲送り、曲戻しなども可能です。


Bluetooth接続で音楽を聴いている最中に電話がかかって来た場合、自動的に音楽が止まり受話可能状態になります。「HBH-DS205」の場合は、そのまま再生ボタンを押す事で通話が可能。通話が終わると、また自動的に音楽を再生してくれます。このあたりの操作や挙動については、Bluetoothレシーバの種類などによって微妙に変わってきますので、機器を購入した際はしっかりと説明書を読んで確認しておきましょう。


音質やリスニング環境は十分?

ここで、Bluetooth接続での音楽聴取の際の音質や特性について簡単に解説しておきましょう。


Bluetooth接続で音楽を対応機器に送信する場合、音楽は基本的にBluetooth専用の形式に圧縮変換されて送られます。そのため若干のタイムラグがあるのと、理論的には音質が僅かに劣化する事になります。このため、音楽ゲームのように音とタイミングを合わせて遊ぶものには適しません。


音質の劣化についてですが、実際に聞き比べてもその差を感じる事はほぼないと思います。筆者のテスト環境では楽曲の形式にAAC 256kbps(VBR)を使用し、できる限り外部の音を遮断した屋内でロックやジャズ、オーケストラなど複数のジャンルの楽曲を用意。ヘッドホンにソニー製のモニター用ヘッドホン「MDR-EX1000」を使用しましたが、有線接続とBluetooth接続で数十回の聴き比べを行って、ようやく高音域や低音域の音の揺らぎの違いや音域の欠落、音場の広さの違いなどをわずかに感じた程度です。


かなり条件の限られた環境で聴き比べてもその程度の差なので、ヘッドホンを使用するような通常の状況(屋外や街中など)や一般的な数千~1万円程度の汎用ヘッドホンでは、余程耳の良い人であってもその違いを聞き分ける事はほぼ不可能です。ましてや聴き比べなどをしない限り音質に違和感すら感じられないと思うので、音質で利用を躊躇する必要は全くないと言って良いでしょう。


Bluetoothの電波の届く範囲は10m程度と最初に書きましたが、安定して音楽が途切れずに聴けるのは、「INFOBAR A01」をカバンの中などへ入れている場合は3~4m、何も遮蔽するものがない場合で7~8m程度といったところです。本端末を持ち歩きながら音楽を聴いたり、8~10畳程度の屋内で利用するには十分な距離が確保できていると思います。


「INFOBAR A01」で音楽を聴くなら、Bluetooth!

今回は、Bluetoothレシーバやヘッドホンを使って音楽や通話を楽しむ方法を紹介いたしました。Bluetooth接続による音楽聴取や通話が非常に便利に使えるのがご理解いただけたかと思います。現在のようにスマートフォンが普及するまではBluetooth機器もそれなりに高額で、ハンズフリー用機器でも1万円以上する時代がありましたが、現在は種類も豊富になり、2000~3000円程度から購入できるようになりました。


Bluetooth接続で音楽を聴く際の筆者のおすすめは、今回使用した「HBH-DS205」のように通常のヘッドホンを接続できるマイク機能付きのレシーバタイプです。大抵のものはクリップ式で胸元や襟元に付けられるようになっていて通話にも便利ですし、何より自分好みのヘッドホンを使用できるというメリットがあります。音質やリスニング環境に少しでもこだわりたいなら、このタイプを選ぶといいと思います。


Bluetooth機器は、一度使うとその便利さから手放せなくなる事間違いなしです。ぜひとも「INFOBAR A01」と共に使い倒して、ワイヤレスの自由さと楽しさを満喫してください。


Bluetoothについて

最後に、もう少しだけ詳しくBluetoothについて紹介します。Bluetooth機器同士の接続は基本的に1:1で、ペアで使う事から接続作業の事を「ペアリング」と呼んだりします。その接続方式が故にセキュリティレベルは高く、Wi-Fiなどよりも安心して使えるというメリットがあります。ただ、これまでのBluetooth機器ではそのセキュリティの高さから接続方法の面倒なものも多く、あまり一般には普及しませんでした。それがスマートフォンの普及と共にペアリングの簡易化などが進められ、現在では非常に手軽に使える無線方式として認知されるまでになっています。


一言でBluetoothと言っても様々なバージョンや内部規格(プロファイル)が存在し、キーボードを繋ぐ、ヘッドホンを繋ぐ、モデムとして利用するためなど、約20種類にも及ぶ細かな種別があります。「INFOBAR A01」で採用されているBluetooth規格はVer.3.0となっており、High Speed規格などにも対応してます。対応しているプロファイルは以下の通りです。


  • HSP(Headset Profile):ヘッドセット機器を使用した通話を行う
  • HFP(Hands-Free Profile):カーナビなどを使用したハンズフリー通話を行う
  • A2DP(Advanced Audio Distribution Profile):オーディオ出力対応アプリの音を転送する
  • AVRCP(Audio/Video Remote Control Profile) Ver.1.3 :オーディオ機器をリモート制御する
  • OPP(Object Push Profile):カーナビ、パソコンなどと電話帳データなどを送受信する
  • SPP(Serial Port Profile):仮想的なシリアルケーブル接続を設定し機器間を相互接続する
  • PBAP(Phone Book Access Profile):電話帳データを転送する
  • DUN(Dial-up Networking Profile)…ダイヤルアップ接続を行う
  • HID(Human Interface Device Profile)…キーボードを接続して文字を入力する


たくさんあって複雑そうに感じますが、ユーザが実際にBluetooth機器を使用する際にこれらのプロファイルを気にする事はほとんどありません。例えば今回利用した「HBH-DS205」の場合はA2DPとAVRCP、そしてHSPなどを使用しますが、利用できる全てのプロファイルに対応しています。市販されているBluetoothレシーバやヘッドセット、ハンズフリーマイクならほぼ問題ないでしょう。Bluetoothについてご理解いただけたでしょうか。とても便利ですので、ぜひ活用してみてください。


より便利に「INFOBAR A01」を使いましょう

4回に渡りご紹介しました「INFOBAR A01」を楽しく便利に活用する方法、いかがでしたでしょうか? 本記事が「INFOBAR A01」ユーザ、または今後この端末を使われる方の手助けになれば幸いです。


第1回で「iida UI」のカスタマイズ、第2回で周辺機器、第3回でユーザー辞書の一括登録を取り上げています。そちらもぜひご参照ください。


さらに「INFOBAR A01」のことを知りたい方はこちらもご覧ください。