

寒いと本当に消費が早いのか!?まずは屋内で実験
「バッテリーは寒いと減りが早い」という話があります。ただでさえ、バッテリー消費の早いスマホですから、寒いというだけでバッテリーが消費してしまうのでは、タダごとではありません。
そこで、本当に寒いとバッテリー消費が早くなるのか、andronavi編集部が実験してみました!一体、どんな結果になったのか!?ご覧ください。
今回実験するにあたり、「GALAXY S II LTE SC-03D」と「MEDIAS WP N-06C」の2機種を使用。以下の条件に揃えて計測しました。
- 端末をフル充電し満タンの状態にする
- 『ついっぷる for Android』を起動して、自動更新を10分間隔で行うよう設定
- バッテリー消費確認のため『ZDbox「正点ツールボックス」』を起動しておく
- それ以上は何も触らず、約7時間放置する
屋内で実験
2月某日午前。まずは室内気温26度の屋内での使用状況を確認しました。
「GALAXY S II LTE SC-03D」は81%、「MEDIAS WP N-06C」は87%まで消費しました。


屋内でのバッテリー結果。左が「GALAXY S II」、右が「MEDIAS WP」
では、本題の寒い場所で実験!といっても雪山に行くことはできないので、気温が6度近くまで下がった夜間の屋外に約7時間ほど放置しました。結果は、「GALAXY S II LTE SC-03D」は93%、「MEDIAS WP N-06C」は87%まで消費。「あれ?GALAXYは屋内より消費量が少ない。もしかして、寒いとバッテリー消費が早いというのは嘘?」。
冷蔵庫で実験
よく考えると、夜間は昼間に比べて『Twitter』等の通信量が下がるので、昼間と同じ条件とはいえない事に気付きました。そこで屋内で実験した同じ時間帯の寒い場所を探すことに…。そうです。冷蔵庫なら、外よりも一定の温度を保てる上にひんやりとした中で調査ができます。冷蔵庫内の温度は約6度。寒い日の昼間の最高気温といったところでしょうか。


冷蔵庫に入れられた2機種…
結果は、「GALAXY S II LTE SC-03D」が71%。「MEDIAS WP N-06C」が76%まで消費しました。


冷蔵庫に入れた場合のバッテリー結果。左が「GALAXY S II」、右が「MEDIAS WP」
調査の結果、寒い環境の方がバッテリー消費は早いようです。実際に結果を見ると、びっくりしますね。1回では信じられなかったので、何度か冷蔵庫内に入れて実験を行いましたが、いずれも冷蔵庫内の方がバッテリー消費は早かったです。
バッテリーは化学反応で電気を発生させていますが、寒いとこの化学反応が起きにくくなります。つまり寒さの影響で取り出せる電気が減ってしまうため、結果的にバッテリーが早く減っているように感じるそうです。
専門的な話はよくわかりませんが、凍るような寒さの中、しかも電波も届きにくいスキー場ですと、すぐにバッテリーが無くなってしまいそうです。しっかりとスマートフォンも防寒対策をして、あらかじめ予備のバッテリーや充電器を用意するといった対策を立てておくといいでしょう。
その他、普段から気をつけたいバッテリー節約対策は下記をご覧ください。
検証!寒いとバッテリーの消耗は早くなるのか?の続編もチェック!
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