お手軽Androidビデオ撮影術~第3回:完成度の高い作品に仕上げよう!~

2012年05月31日 12:02 by 一条 真人
Androidスマートフォンで編集して、素晴らしい作品を完成しよう!

Androidスマートフォンで編集して、素晴らしい作品を完成しよう!

3回に渡ってAndroidスマートフォンを使った動画撮影並びに編集方法をお届けしている本記事。前回はビデオクリップの不要部分をカットし、複数のビデオクリップを1つにまとめる方法を紹介しました。


今回は、いくつかの機能を使って、もう少し見栄えをよくして、完成度の高いビデオを作成する方法を紹介します。


過去2回の記事は、こちらを参照ください。


切り替え効果の特徴

Androidの一部のビデオ編集アプリでは、パソコンのビデオ編集ソフトでよくある切り替え効果を入れることができます。これはビデオクリップ同士の間に、変化のある映像を入れることで、シーンが切り替わったことを強調できる機能です。


ここでは『AndroMedia Video Editor』というアプリを使って、切り替え効果を入れてみます。このアプリは無料で使えますが、広告が表示されます。また、パートナーサイトの広告は「NO Thanks」をクリックして拒否していれば表示されません。


『AndroMedia Video Editor』を早速ダウンロード
アプリをダウンロード


今回は以下の手順で、カット編集を行います。


プロジェクトの作成

アプリを起動すると、現在登録されているプロジェクトファイル(編集で行った効果等の情報が記録されたデータ)が表示されます。本アプリでは、プロジェクトファイルで編集作業を保存できます。ここでは新規に作成します。メニューを表示させて、「Create New」をタップします。


プロジェクトファイル表示画面

プロジェクトファイル表示画面


作成するプロジェクトの設定を行う画面が表示されるので、解像度、出力形式、クオリティ、フレームレート(1秒間に何回映像を処理するかを表す指標)などを選択します。


プロジェクトの設定画面

プロジェクトの設定画面


解像度はデフォルトでは320×240が設定されていますが、これでは画像が荒すぎるので640×360以上の選択をおすすめします。


ビデオの解像度設定

ビデオの解像度設定


なお、フレームレートは24と30が選択できますが、機種やソフト環境によっては30を選択すると再生できない場合があるので、24を選択しておきましょう。


フレームレート設定

フレームレート設定


「Transition」というのは切り替え効果のことですが、ここではデフォルトの「NO TRANSITION」を選択しておきます。


「Transition」選択画面

「Transition」選択画面


OKをタップすると、プロジェクトの作成が完了します。


その後、アイテムの追加を要求するメッセージが表示されるので「+Add」アイコンをタップします。どこからアイテムを追加するか選択する画面が表示されるので、ここでは「Video/Photo From Gallery」をタップします。


アイテム追加画面

アイテム追加画面


すると、ギャラリーの画像が表示されるので、ビデオに入れたい画像を選択してOKをタップします。


差し込みたい画像を選択

差し込みたい画像を選択


これで選択した画像がプロジェクトに取り込まれます。


画像の差し込み完了画面

画像の差し込み完了画面


切り替え効果を入れる

画像と画像の間に歯車のアイコンが表示されているので、これをタップすると切り替え効果の選択画面が表示されます。


左側が切り替え効果のリストなので、目的のものをタップして選択します。必要があれば、右の画面で切り替え効果の長さを選択します。これでOKをタップすると設定完了です。


効果選択画面

効果選択画面


アイテム画面に戻ると、歯車だったアイコンが代わって切り替え効果が設定されたことがわかります。必要があれば、すべてのビデオクリップの間に切り替え効果を設定することができます。


切り替え効果完了画面

切り替え効果完了画面


BGMにこだわってみる

このまま編集が完了すれば、ビデオ撮影時に収録した音が流れることになります。本アプリではBGMをつけたり、ビデオ内の音とのバランスを調整することができます。また、ビデオ内の音を出さずに、BGMだけを流すこともできます。


当然、BGMをつけるには音楽ファイルを用意する必要があります。WAV、MP3、MP4など一般的な形式のデータを使うことができます。


さて、デフォルトでは編集モードは「ビデオ」なのですが、右上のアイコンをタップすることで、オーディオ関連の編集ができるオーディオモードに切り替えることができます。ビデオのサムネイルが表示された下に4つのオーディオトラックが表示されています。


1番上はビデオ内の音声ファイルを設定できるトラック、2番目、3番目は音楽ファイルを設定できるトラック、そして4番目は、Androidのマイクから録音した音を設定することができます。ここでは音楽ファイルを設定してみます。


オーディオモード編集画面

オーディオモード編集画面


設定したいオーディオトラックの左端のアイコンをタップして表示されたメニューで「from Gallery」を選択。リストの中から設定したい音楽ファイルを選び、画面下のOKボタンをタップします。これで、オーディオトラックに音楽ファイルが設定されます。


音楽ファイル選択画面

音楽ファイル選択画面


音楽の長さは、自動的にビデオの長さにあわせて調節されます。


音楽の長さとビデオの長さを調節

音楽の長さとビデオの長さを調節


※楽曲を使用する際、個人で楽しむ範囲でお使いください。


ボリュームの調節

次は音楽のボリュームを調節しましょう。トラックの中で調節したいファイルをタップすると、メニューが表示されるので、「Edit」をタップすれば編集モードになります。


ここにあるレバーで、そのファイルのボリュームを設定することができます。左端までレバーをドラッグすれば、無音になります。設定後、OKボタンをタップすれば、設定が保存されます。


ボリューム調節画面

ボリューム調節画面


ビデオ内の音はビデオクリップごとに設定できるので、複数のクリップを使っている場合、それぞれボリュームを設定する必要があります。設定後、右上のビデオアイコンをタップすると、ビデオモードに戻れます。


編集したビデオを再生してみる

さて、ひと通りの編集が終わったので、ビデオを再生して確認してみましょう。再生するためには、レンダリングしてビデオデータを生成する必要があります。これは画面上の「Render」ボタンをタップします。


すると、確認画面が表示されるので「Yes」をタップして実行します。レンダリング中は経過が表示されます。終了するとプレビュー画面が表示されるので、「Play Video」をタップして再生してみてください。


レンダリング完了後のプレビュー画面

レンダリング完了後のプレビュー画面


ちなみに、MP4形式で作成したビデオは『MX 動画プレーヤー』のような対応ビデオプレーヤーがないと再生できないので、インストールしておきましょう。


※『YouTube』などで公開される場合は、使用する音楽CDに関する権利者の窓口に連絡して許可を得てください。


Androidのビデオ編集環境の進化

これまで、ビデオ編集にはパソコンが必要でした。それが現在ではAndroidスマートフォンで撮影し、その場で簡単なビデオ編集をして、メールで送信できます。


ビデオ編集をすることで、これまで使っていたスマートフォンの遊び方が広がるかもしれません。ぜひ、チャレンジしてみてください。


過去2回の記事は、こちらを参照ください。