

タイ・アユタヤの寝ている仏像
こんにちは。編集部こんどうです。緊張のモデルデビュー後に、夏休みをいただき、タイとラオスに出かけました。
頻繁に海外に出かけていると、「スマートフォンって海外でも使えるの?」と、よく聞かれます。海外に関する記事はいくつか書いていますが、具体的な設定や内容については書いていませんでした。
改めて、海外での利用方法を紹介します。使い方は人それぞれなので、一つの参考にしてください。また、旅の情景もお届けしますね。
海外に行くなら準備しよう!
スマートフォンって海外でも使えるの?
ローミング(対応)エリア内であれば、スマートフォンの設定を変更するだけで使えるようになります。


設定方法
操作方法は、設定→無線とネットワーク→モバイルネットワーク。次に、「ネットワークモード」か「ローミング設定」のいずれかを選ぶと、「エリア設定」や「ネットワークモード」となり、海外モードを選択できます。
日本モード→海外モードと設定するだけなら簡単ですが、画像のようにGSMや3G、LTEなど見慣れない表記が出てくることもあります。
3Gは日本国内で一般的に使われている携帯電話の回線です。LTEはその速度をより高速化したもの。日本で使う場合の通信回線と思っておくと良いでしょう。
GSMというのが、海外で主流の通信回線です。ヨーロッパやアジアを中心に100ヶ国以上で利用されている、世界標準の通信回線なのです。
海外に出かけたら、ネットワークをこのGSMに合わせておきましょう。画像のような自動モードでも良いのですが、余計なネットワークを拾う可能性が高く、GSMにすることで、適正な通信回線を取得するようになります。
パケット代金は高いのでは?
海外で気をつけるべきなのが、パケット料金です。通話をはじめ、パケット料金も割高に設定されているため、日本の感覚で使用していると、すぐ高額になります。


店頭パンフレットや各キャリアサイトに対応エリアや料金が載っている
設定料金は国によって異なりますし、現在では、NTTドコモなら「海外パケ・ホーダイ」、auなら「海外ダブル定額」、ソフトバンクモバイルであれば「海外パケットし放題」など、海外料金プランもあるので、渡航前に調べておくと良いでしょう。
実は、今回旅をした際にはどれも入りませんでした。携帯電話の利用を最小限に留めておきたかったからです。そこで、最小限でも、しっかり使える方法を伝授します。
野良Wi-Fiを上手に使え!
まず、日本の空港で、飛行機搭乗前に設定を機内モードにします。
機内モードについてはこちら。
到着し機内を降りたら、機内モードをオフにします。続いて、上記で説明した海外モードに設定します。しかし、このままだと通信がオンになり、料金が加算されてゆく恐れがあるので、またすぐに「機内モード」をオンにします。
すると、「海外モード」だけど、機内モードにしているので、ネットワークを切っている状態となります。
次に、Wi-Fiをオンにします。すると、現在地からオープンのWi-Fiを探しだし、自動的に接続してくれます。
※機種によって機内モードにするとWi-Fiを遮断してしまうので、その場合は機内モードは設定せず、「データ通信」と「データローミング」をオフにしてください
画像は、空港のFreeのWi-Fiを取得した状態です。また、CHT Wi-Fiという中華電信(台湾のネットワーク会社)も見つかっていますね。


機内モードに設定中(左)Wi-Fiに接続(右)
Wi-Fiは、日本もそうですが、特定のエリアでサービスをオープンに提供しているものと、プロテクトをかけて契約者にしか利用を提供しないものがあります。
前者のことを、旅仲間の間では「野良Wi-Fi」といい、空港やカフェ、ホテルなどの回線を無料で使わせてもらっています。
ただし、セキュリティ面で脆弱な部分は否めないので、重要な情報のやりとりは控えるのが賢明です。
続いて、後者ですが、長期に滞在するのであれば、現地の通信会社と契約をするのも良いでしょう。プロテクトを解除するためのパスワードがもらえるので、入力すれば利用できるようになります。
また、ホテルやゲストハウスでは、宿泊客にしか利用させないようにプロテクトをかけていることがあります。スタッフに言えば、パスワードがもらえます。
ただし、ほとんどの場合が、Wi-Fiの通信会社とホテルと契約をしている回線なので、ホテルから離れると通信が切れてしまうので、ご注意ください。
ここまでをまとめると、
- 常時、ネットワークを使いたい&安心の国内の会社→日本で契約
- 常時、ネットワークを使いたい&安く使いたい→海外の通信会社と契約
- 時々でいいから使いたい→特定の会社と契約はせず、ホテルなどのWi-Fiを使う
旅行の期間や旅のスタイルに応じて、利用方法を検討してください。
※野良Wi-Fiは、各国の電波法に抵触する可能性があります。また、他人のネットワークを無断で使うのはモラルに関わるのでご注意ください
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充電はできるの?
もっともよく聞かれるのが、「海外でも充電できるの?」です。


乗り継ぎの台湾の空港ではオープンの充電エリアがありました
日本の電圧は100V(ボルト)が主流です。海外に出ると国や地域によってまちまちで、例えばアメリカで120V。徐々に増えていき、230V、240Vまであります。
日本の家電製品を持っていくと、電圧の違いでショートしてしまう話はよくありますよね。逆に海外で購入した電化製品を日本で起動しようとすると電圧が足りなくて利用できないこともあります。
しかし、スマートフォンならご安心を。冒頭で書いたように、海外で利用できる設定がされているものは、ほとんどが100~240Vまで対応しています。
つまり、どの国に行っても充電することができるのです。(詳しくは取り扱い説明書と渡航先の電圧を比べてみてください)
ただし、注意する点が一つあります。


ラオスのゲストハウスで充電中
電圧に問題がなくても、コンセントの差込口が「日本式」とは限らないのです。日本のコンセントは2部式で、海外では国や地域によって、3から4、5つの差し込む形があります。


これ一つで様々な国に対応している変換プラグ
旅行品店や空港で「変換プラグ」が売っているので購入しておくと良いでしょう。一つあれば、幾重にも形態が変わるので、どのコンセントにもほとんど対応してくれます。
Amazonでもリーズナブルな値段で売っています。
充電はどこでできるの?
日本国内でも、スマートフォンのバッテリーの消耗の激しさには頭を悩ませますが、海外ではなおさらバッテリーに気を使いますよね。


寝台車のコンセント
しかし、充電箇所は海外の方が多いように思えます。画像は寝台車のひとこま。足元にコンセントがあり、誰でも充電できるようになっています。旅中に消費した分をしっかり充電をしておきましょう。
ただし、充電中だからといって放置しておくと、盗難の恐れがあるので、目を離さないようにしておきましょう。
旅の必需品としてかかせなくったスマートフォン。旅先から『Twitter』や『Facebook』に投稿したり、緊急連絡先としても役立ちます。今回ご紹介した以外にも、レンタルや海外のSIMカードを使うなど、自分にあった使い方を探してみてください。
最後に、ラオスで見た朝の托鉢風景をどうぞ。


ラオス・世界遺産の町ルアンパバーン:朝の托鉢風景
毎朝、僧侶たちが街をまわり、市民から食べ物をもらいます。捧げた者は“徳”を積むと言われています。
これまでの旅の記事もご覧ください。
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- 旅とアプリとスマホの物語:箱根編
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- 【編集部コラム】富士山の頂上が水平かスマホを使って検証してみた!?~旅とアプリとスマホの物語:番外編~
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