

Wheres My Droid
もしもの時のために備えておきたいAndroidスマートフォン捜索アプリ『Where’s My Droid』をご紹介します。
行方不明になった端末宛に他の端末からSMSを送信するだけで、「音を鳴らす」「端末の位置情報を知る」ことができます。
筆者が「すごい!」と感じたことは、以下の2つです。
- 「音を鳴らす」場合、行方不明の端末がマナーモードでもちゃんと音が鳴ること
- 「位置情報を知る」場合、GPSがOFFでもONに設定変更してくれて、GPS圏外の場合でも(範囲が広めになりますが)、キャリアネットワークから取得した位置情報を返信してくれること
さらに、「Commander」と呼ばれるPCサイトがあり、そこからも音を鳴らしたり、位置情報を取得できます。非常にシンプルな機能ですが、驚くほど効果のある便利なアプリです。
※端末によって、位置情報を取得できない場合があります。
簡単にできる初期設定
本アプリは日本語に対応していませんが、基本的な「音を鳴らす」「位置情報を知る」設定をするだけなので、まったく難しくありません。では早速使ってみましょう。まずは初期設定です。
- アプリを起動すると、最初の画面で簡単な説明を確認できますが、英語ですし、ここはスキップして「Next」をタップしてOKです
- 「音を鳴らす」「位置情報を知る」ために送信するSMSの本文を設定します。デフォルトのままでいいと思いますが、日本語も使えます。後述しますが、後から変更も可能です
- 「Commander」を設定するか聞かれます。ここで設定してしまえば後からやるよりも楽なので、「Commander」をタップしましょう
- 「Connect」をタップして、指示に従い設定します。途中でGoogleアカウントを聞かれるので、選択してください
- 「Device Id」を選んで完了です。Device Idは複数端末に対して「Commander」を設定した場合のIDで、他の端末と重複しないIDを選択すればOKです。「Back」で戻ります
- 「Finish」を押して設定完了です。思ったより簡単ですね
- 最後にメイン画面が表示されればOKです(冒頭の画像参照)


Wheres My Droid:SMSの本文設定画面(左)「Commander」をタップ(右)


Wheres My Droid:Commander設定画面。「Connect」をタップ(左)「Device Id」を選択後、「Back」で戻ろう(右)
ここまで読んで気になったら、ダウンロード
遠隔からアラームを鳴らしてみよう
実際に使ってみましょう。まずは音を鳴らしてみます。


Wheres My Droid:タイムラグなしで音が鳴る。「FOUND PHONE」を押すと、停止可能
他の端末から、本文に「WMD Ring」と書いたSMSを送ってみます。この時、送信側の端末はスマホでもケータイでもOKです。
そうすると、ほぼタイムラグなしで画面が表示され、着信音が鳴ります。「FOUND PHONE!!」を押すと、音を止めることができます。
ちなみに該当端末がWi-Fiに接続していても、SMSを受信できる環境であれば、ちゃんと音が鳴りました。
位置情報を取得しよう
次に、位置情報を取得してみましょう。他の端末から、本文に「WMD GPS」と書いたSMSを送ってみます。
しばらくすると、以下のようなSMSが複数返信されてきます。途中の『Googleマップ』のリンクをタップすると端末の位置がわかります。
GPS圏外の場合、ネットワークから取得する旨のSMSが返信されます。


Wheres My Droid:Googleマップのリンクをクリックすると端末の位置情報がわかる(左)GPS圏外の場合の画面(右)
「音を鳴らす」「位置情報を知る」ともに、冒頭の画像の各項目から、詳細な設定ができます。SMSの本文の文字列もここで変更できます。


Wheres My Droid:設定画面。「音を鳴らす」(左)「位置情報を知る」(右)
PCからも操作が可能
PCサイトの「Commander」についても簡単に説明します。他の端末からSMSを送るよりもっと簡単に、「音を鳴らす」、「位置情報を知る」ことができます。
どちらもボタン操作でできるので、本当に便利です!


Wheres My Droid:「Commander」画面
最後に、端末側のメイン画面の「Upgrade to Pro」から有料版にアップグレードすると、端末のロック、SDカードや端末の初期化もできるようになります。