

GreenPower free battery saver
『GreenPower free battery saver』は、通信状態を細かく設定し効果的にバッテリー消費を抑えてくれるアプリです。
これまでバッテリーの消費対策の基本といえば、「画面の明るさ」や「使わない機能はOFF」にするというのがほとんどでした。これらの操作はもちろん大切ですが、本アプリはWi-FiやBluetooth、GPSなどのON/OFFだけでなく、モバイル通信まで管理してくれます。
海外のアプリですが日本語に対応し、初心者の方にもおすすめしたい節電アプリです。
アプリを起動して通信量を管理しよう
基本的にはアプリをインストールするだけでOK!無料版では下記の項目を設定できます。
- バッテリの状態 : タップで端末のバッテリー画面へ移動
- 歯車アイコン : 本アプリの設定画面へ移動
- Wi-Fi管理 : Wi-Fi関連の設定
- データ通信管理 : モバイルネットワーク関連の設定
- アカウント同期管理 : アカウント同期関連の設定
- 通信量管理 : 混雑時におけるデータ通信量に関する設定
- 太陽アイコン : 無線のON/OFFまでの期間や画面輝度などの標準モードの設定
デフォルトの状態でもモバイルネットワークをこまめに切断してくれるので、知らない間にWi-Fiに接続されているということがありません。
それに伴いメールを受信できなくなるので、頻繁にメールを受ける人は設定の見直しが必要です。「データ通信管理」の「モバイルネットワーク管理」をOFFにすることでメールは届くようになりますが、必要時にまとめて受信することで差しつかえなければ、ONのままでよいでしょう。


GreenPower free battery saver:「Wi-Fi管理」画面(左)「データ通信管理」画面(右)
また、デフォルト状態では「アカウント同期管理」の項目がOFFになっていますが、こちらの設定を細かく行うことでより効果的な節電が可能です。
例えば、「不要な自動同期を避ける」をONにし、「最小限の遅延で同期」の時間を設定することで、常に同期する状態を避けられます。僕は上記に加え「画面がオンの時、同期を延期する」をONして、バッテリー節電に努めています。
設定できる項目が多く内容も細かいので、初めは戸惑うかもしれませんが、各ページに日本語での注釈があるので大丈夫!自分にとってベストな設定を見つけましょう。
ここまで読んで気になったら、ダウンロード
無理に電波を探さない設定が便利
他のバッテリー管理アプリで見慣れない項目として「通信量の確認中」があります。
モバイルネットワーク利用時や公衆無線LANポイントで、通信が混雑していると「接続されているのに繋がりにくい」という状況がありますが、そのような場合に無駄な通信を避けてくれる便利な設定です。
快適な通信環境以外では、データ通信が制限されるようになるので、節電にも効果的。
デフォルト状態で「データ通信量のしきい値」は「1kB/s」に設定されていますが、最初は繋がらないことが多く驚きました。快適にWeb閲覧するには最低限「10kB/s」は必要だと思います。


GreenPower free battery saver:「通信量の設定」画面。しきい値をチェックして、混雑時の通信を避けることが可能
設定はバックアップできる
端末のメニューからバッテリーの使用量を確認したり、歯車アイコンで行える設定を呼び出すことができます。


GreenPower free battery saver:メニュータップ画面
より細かく設定したい人はこちらから、有料版『 GreenPower Premium』へバージョンアップできます。
アプリごとの通信可否や、GPSと連動させてのWi-FiのON/OFF、夜間モードの設定などが行えるので、通信量を抑えて運用費を節約したい人には、心強い味方になってくれます。
また「その他」をタップすると、設定内容をバックアップしたり、復元、リセットすることもできます。