「Wi-Fi」「3G/4G」「プラチナバンド」。今さら聞けないスマホの電波用語を解説します。

「3G」は高速通信やテレビ電話、マルチメディア利用といった携帯電話をインターネット機器、マルチメディア機器として進化させた規格で、NTTドコモではFOMA(フォーマ)というサービスにあたります。


3Gが開始された当初は、通信速度でも下り最大384Kbps(0.38Mbps)でしたが、HSPAという技術で通信速度が拡張され、下り最大42Mbpsまで高速化されています。HSPAで拡張された3G(改良版)のことを3Gと4Gの中間に位置する「3.5G」、とも呼ばれています。


SoftBank 4Gの電波と接続しているスマートフォン

SoftBank 4Gの電波と接続しているスマートフォン


「4G」は、3Gの次世代規格で、第4世代移動通信システムとなります。


国際規格では、「LTE-Advanced(エルティーイー – アドバンスド)」と「WiMAX2(ワイマックス ツー)」が4Gとなり、超高速通信となるよう開発が進められています。なお、日本では2016年度以降に導入される予定となっています。


しかしながら、ソフトバンクモバイルやKDDI、イー・アクセスはLTEを使った通信サービスの中で「4G」と呼んでいますよね。なぜでしょう?


これは、2010年12月にジュネーブで開かれた会議にて「LTEなども4Gと呼称してもよい」と決めたことから「4G」と呼んでいるだけであって、厳密には4Gではなく、高規格3G(通称3.9G)となります。ややこしいですよね。


では、「4G」と呼んでも良いことになったLTE(厳密には「3.9G」)とは何でしょうか。これは3Gを長期的に進化させる「Long Term Evolution」の略で、4Gへの橋渡し規格となっています。つまり、現在でも主流となっている3G通信を高規格化したもので、4Gの環境が整うまでの間、次世代通信サービスとして各社が導入を進めています。このLTEを採用することで、低遅延、高速な通信、効率のよい電波利用が可能となります。


NTTドコモのLTEサービス「Xi」のロゴ

NTTドコモのLTEサービス「Xi」のロゴ


現在では、NTTドコモの「Xi(クロッシィ)」、KDDIの「4G LTE」、ソフトバンクモバイルの「SoftBank 4G LTE」がLTE規格となっています。


さらにソフトバンクモバイルではAndroidスマートフォン向けに「SoftBank 4G」と呼ばれるサービスを導入していますが、これはウィルコム社が開発を進めていた次世代PHS(XGP)を改修し、LTE(TD-LTE)ベースで再開発した「AXGP」と呼ばれる規格の電波を利用していて、前述した(iPhone向けの)「SoftBank 4G LTE」とは異なる電波となっています。


このAXGPも他のLTEとは若干種類こそ違うものの、LTEのひとつと言ってよいでしょう。



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