

ファイル整理くん
Androidスマートフォンを活用する人ほど、SDカード内は複数のファイルでいっぱい。整理するにも面倒なことがよくあります。
この『ファイル整理くん』は、その名の通りSDカード内にある画像や音楽ファイルなどをスムーズに整理できるアプリです。
ギャラリーから画像を探そうとした時にいろいろな所に写真が点在していて、“まとめて整理するよい方法はないかな?”と思ったことはありませんか?そんな方に本アプリはおすすめです。
124KBと軽量なアプリサイズも使い勝手がよく、おすすめのファイル整理、管理アプリと言えるでしょう。
目次
ファイルを整理するための「タスク」設定をしよう
本アプリは、設定する項目が少し細かいですが、本記事の順に設定すれば、ワンタップでファイル整理が思いのまま。移動やコピー、バックアップなどが行えるようになります。
ではまず、整理を行うためにアプリに「タスク」を設定します。例として、jpgとpng画像をまとめて移動させる「タスク」を作成します。


ファイル整理くん:タスク設定画面
アプリのトップ画面から「新規タスク」を選択し作成しましょう。タスクの「タイトル」には自由に名前がつけられます。
名前は例えば「jpg画像管理」のように作業の内容をわかりやすいものをつけましょう。
続いて「実行タイプ」を設定。ファイルを移す場合は「移動」、元のディレクトリ(フォルダ)にファイルを残す場合は「コピー」を選択。
「元ディレクトリ」、「先ディレクトリ」ではそれぞれファイルの移動元と移動先のフォルダを選択します。
あらかじめ『アストロファイルマネージャー』などのファイラーアプリを使って、移動させたいファイルの特定と移動先フォルダを作っておくと作業がスムーズです。
拡張子をきちんと設定しよう
次に移動ファイルの拡張子を入力します。頭の記号4文字「.*\.」には触れず、その後にjpg、png、mp3、pdfなど移動させたい拡張子を入力しましょう。
設定した拡張子を移動させるための命令なので、フィルタが正確に入力できていないと動作しないので注意してください。


ファイル整理くん:jpgのみ抽出したい場合(左)複数の拡張子も指定できる(右)
ちなみに、jpgとpngなど2種類以上の拡張子を同時に移動させたい場合は「(jpg|png)」のように、前後を「()」でまとめ、拡張子の間には「|(縦線またはバーティカルバー)」を入力して下さい。
また、フィルタで利用する英数字及び記号は必ず半角で入力しましょう。以上でフィルタの設定が完了です。
ここまで読んで気になったら、ダウンロード
同じファイル名が存在した場合のルールを決めよう


ファイル整理くん:同名のファイルがあった場合の動作一覧
続いて「ファイルが存在してた時の動作」は、移動先に同じ名前のファイルがあった場合の動作を設定できます。
様々なアプリを使用している人ほど、同じファイル名が存在する可能性があるため、「別名保存(連番)」にしておくと、整理する時に楽です。
この指定をすると、例えば「andronavi.jpg」というファイルが2つになった場合、2つ目からは「andronavi(2).jpg」というファイル名で保存されます。
フォルダがあった場合の対応方法を決定しよう
最後にサブディレクトリ(フォルダ内にあるフォルダ)がある場合に対処する「サブディレクトリ処理」は、基本「サブディレクトリ無視」設定で問題ありません。
「ディレクトリ構造保持」は、項目別に管理している画像フォルダを、そのままの構造で内蔵ストレージからSDカードに移動させる時に利用できます。
「フラット」は、逆に複数のフォルダに入っている画像をすべて1つのフォルダにまとめる時に使えます。
設定が完了したら実行しよう


ファイル整理くん:「実行」すると画面下部に実行結果が表示される
以上ですべての設定が完了です。「有効」にチェックを入れて「実行」を押すとタスクが実行されます。
動作に問題がなければ、設定したフィルタを「保存」しておくと、アプリのトップから実行や編集ができます。
うまく動作しないという時は、以下の項目を順にチェックしてみましょう。
- 移動元のフォルダにファイルが入っているか
- 移動先のフォルダが存在するか
- フィルタに「.*\.」はきちんと記載されているか
- 移動元にあるファイルの拡張子名とフィルタに記載した拡張子名はあっているか
- フィルタのテキストに全角が入っていないか
よく利用する人向けのおすすめ設定


ファイル整理くん:「サービス有効」にチェックを入れれば定期的に自動で画像を移動できる
端末の設定ボタンからは、タスクの自動実行を設定できます。“時刻指定”と“何時間ごとか”の「間隔指定」を設定し、「サービス有効」にチェックを入れておくだけで、自動的にタスクを実行してくれます。
毎日たくさんの写真を撮影したり、資料ファイルを扱ったりする人は設定しておくと便利です。