契約2年以内でも機種変更できる!勘違いしがちな料金ルールを確認しよう


つらい2年縛り…。その間でも機種変更できるんです!
Androidスマートフォン(以下、スマホ)は、CPUコア、システムメモリ(RAM)や内蔵ストレージ(ROM)も増えるなど、すさまじい勢いで進化を遂げています。
そうなると、新しい端末が欲しくなります。でも、今使っている端末を買って2年経っていないから機種変更ができない――そう思っている方も少なくないのでは?
実は、2年経っていなくても、機種変更はできるのです。
今回は、同キャリア間での機種変更において勘違いしがちなルールと、変更するに当たっての注意点を確認します。ぜひ参考にしてください。
知っておくべきルールと注意点をチェック!
機種変更は事実上いつでもできる
端末購入・変更時に聞く、いわゆる“2年契約”の違約金(解約金・契約解除料)というものは、原則として携帯電話の回線契約に対してかけられるものであって、端末(スマホなど)本体にかかるものではありません。
NTTドコモのHPにある「タイプXi にねん」の利用料金説明や、auのHPにある「誰でも割」のご注意にも、その旨が記載されています。
つまり、端末は利用期間が2年未満でも原則として問題なく取り替えることができるのです。極端な話、機種変更したその日のうちに別の機種に変更、なんてことも可能な場合もあります。

2年契約の違約金は、携帯電話の回線契約に対してかけられる
ただし、数日、数十日、数ヶ月単位での機種変更については、キャリアや販売店によって契約を断るケースもあるようです。
また、キャリアや販売店が行う機種変更時の割引条件に、前回の機種変更からの期間を設けているケースもあります。
例えば、ドコモが時々実施する「ご愛顧割」。これは、機種限定で「月々サポート」が付かない代わりに機種変更の本体代金を大幅に割り引くキャンペーンですが、前回の機種変更から3ヶ月経過していないと適用できません。
筆者の経験上、前回の機種変更から半年以上経っている場合、機種変更を断られたことはありません。「継続利用1年以上」という条件の、店舗オリジナルの割引サービスを受けられなかった(≒定価購入だった)ことはありますが…。
これらの条件については、ハッキリと見て分かる形で示されていない場合もあるので、購入を事前に考えている店舗に相談してみるのがよいでしょう。

注意したいのは、イー・モバイルでの機種変更
ここで、注意を払わなければいけないのが、イー・モバイルでの機種変更です。イー・モバイルでは、端末と同時購入するPC・タブレットなどの購入補助をする「アシスト」(3Gスマホ)や「スマートプラン」「スマートプランライト」(LTEスマホ)が用意されています。
これは、購入した端末と事実上紐付けされていて、2年1ヶ月(25ヶ月)以内に機種変更すると、購入補助に対する解除金を支払う必要があります。使っているスマホ購入時にこれらの購入補助を利用していないかどうか、確認しておきましょう。
機種変更にも手数料がかかる
一部に例外はあるものの、原則として短期間で機種変更できることがわかりました。他にも、注意事項がいろいろあります。そのひとつが、機種変更にかかる手数料です。
まず、回線種別の変更(3G→LTE、あるいはLTE→3G)を伴う機種変更の場合、回線契約内容も変わるため「契約事務手数料」がかかります。これは、ドコモ、au、ソフトバンク、イー・モバイルいずれも3,150円(税込)となっています。
ただしドコモの場合、「ドコモオンラインショップ」で手続きをすると1,050円引きとなり2,100円(税込)となります。

ドコモオンラインショップのTOP画面。機種変更はPC版サイトで行う
また、同じ回線種別(3G→3G、あるいはLTE→LTE)で機種変更する場合、ドコモ、au、ソフトバンクでは「機種変更手数料」がかかります。いずれも2,100円(税込)です。
ただし、ドコモの場合「ドコモオンラインショップ」で手続きすると、2,100円引き、つまり手数料が無料となります。いずれも翌月の利用料金と一緒に支払うことになります。
ドコモの場合、手数料を考えるとオンラインショップで機種変更する方が有利なようにも思えますが、ほとんどの機種で別途3,150円の「頭金」が設定されているため、家電量販店などで購入した方が手数料込みでも安いケースもあります。
ここも購入を考えている店舗の値段と比較して検討するのがよいでしょう。