

赤くてシンプルなパッケージが特徴的
デジカメで撮った写真を自動でPCやスマホに転送できたら便利じゃないですか?
その願いを現実にしてくれるのが「Eye-Fiカード」。デジタルカメラ(以下、デジカメ)にWi-Fi機能を追加し、撮影した写真を自動でPCやスマホへ転送してくれます。
今回は、NTTドコモから発売されている「docomo Eye-Fiカード01(ドコモ アイファイカードゼロイチ)」を使って、デジカメで撮影した写真をドコモのスマホへ転送してみました。設定の簡単さとスマホでの活用方法をお伝えします。
「Eye-Fiカード」の疑問をチェック!
目次
デジカメとスマホの間で揺れ動いていた悩みを解決!
みなさんもこういった経験はないでしょうか。
- 旅行先にデジカメを持っていったが、撮影した写真をすぐにメールで送りたい
- 次の旅行でmicroSDメモリーカードの変換アダプタを持っていったが、抜き差しが不便
- 結局、デジカメで撮影した写真はPCに保存しっぱなし
- デジカメが手間になり、結局スマホのカメラを使うことにした
スマホのカメラはとても進化していますが、やはり画質面ではデジカメの方が優れています。しかしながら、デジカメで撮影した写真は基本的にフルサイズのSDメモリーカードに保存されるため、直接スマホに取り込むことはできません。
スマホに写真を移すには、デジカメからPCに取り込んで行うのが主ですが、手間がかかって面倒です。


見た目はただの赤いSDメモリーカード
「Eye-Fiカード」があれば、それらの手間を省けるわけです。
どんな仕組みで写真を転送するの?
「Eye-Fiカード」自身に、Wi-Fi(無線LAN)機能が搭載されています。スマホのWi-Fi機能を利用し、赤外線通信のようにデジカメから写真を送信するという仕組み。
デジカメ側では特になにもする必要がなく、操作も簡単です!


デジカメさえあれば、特別な機器は必要なし
スマホ側の設定もとっても簡単!
「docomo Eye-Fiカード01」は、初心者にもうれしい簡単設定が売り。まずは、写真を受け取るためのレシーバーアプリ『 Eye-Fiレシーバー for ドコモ』をインストールします。
アプリを起動して「新規登録」を選択します。
認証キーを入れる部分が表示されるので、同梱されているカードの番号を入れましょう。


番号は赤いカードの裏側に明記されている
さらに、新規アカウント作成のメールアドレスとパスワードの欄が出てくるので、入力します。


認証キー入力画面(左)メールアドレスとパスワードの入力画面(右)
以上で終了。難しい操作は全くありません。
なお、ここで作成したアカウントは他のドコモスマホでも利用可能です。
注意点としては、すでに一般用の「Eye-Fiカード」アカウントを利用していた場合、「docomo Eye-Fiカード01」用に取得したアカウントと併用して利用できません。
2台以上のスマホで利用したい場合は、今利用しているスマホのアカウントをアプリ上でログアウトしてから、別のスマホで改めてログインさせる必要があります。
転送方法はどうするの?
「Eye-Fiカード」を利用するためには、デジカメの電源を入れたままにするだけでOK。


デジカメの電源が切れていると、画像は送信されません
転送方法はとっても簡単です。
1.デジカメで写真撮影する
2.デジカメの電源を切らない
3.自動的にスマホへ写真が送信される
※自動的に送信されない場合は、アプリを起動して受信させて下さい。
以上です。PCも、メモリーカードの抜き差しも必要ありません。あとはそのままスマホでメールなりSNSなりで送信するだけです。
デジカメ写真の楽しい活用方法
下にあるような写真もスマホからリアルタイムで送信できます!


背景をぼかした美しい写真が撮れるのはデジカメの醍醐味
では、デジカメの写真をスマホで受け取ってどのように活用するのか、実際に利用している筆者が少し紹介してみましょう。
- 結婚式や飲み会など、みんなで集まっている時にすぐに共有する
デジカメの出番が多いイベント事で、撮影した写真をすぐに共有したかったという経験はありませんか?その時こそ「Eye-Fiカード」の出番です。


スマホで撮影できない写真を『LINE』で共有
スマホで撮影できないようなきれいな写真をリアルタイムで『LINE』や『Twitter』、『Facebook』といったSNSを利用して感動の共有ができるのです。
- デジカメで撮影した写真をスマホでサッと加工できる
スマホに転送すれば、アプリを使って簡単にエフェクトやらくがきといった加工も可能です。


『LINE camera』でかわいく加工してみました
以下のアプリを使えば、キレイな写真に遊び心を加えることができますよ。
- 『Pixlr Express』~フォトショップ不要!?Android史上最高クラスの画像加工アプリ登場~
- 『スケッチグル』~芸術は爆発だ!18種類のエフェクトで写真が劇的に変化♪画像比率の調整でSNSのアイコンにも使える~
- 『LINE camera』~LINE公式のカメラアプリ!おなじみのキャラスタンプで写真を飾って友達と共有しよう~
- クラウドサービスへ保存する
デジカメで撮影した写真は、基本的に容量が大きいです。そのため、気づいたらスマホの容量が圧迫されている可能性があります。そこで、おすすめなのがクラウドサービス。


保存設定が細かいのもポイント!
ここでは、ドコモより提供されている『 フォトコレクション』(無料)を紹介します。
ドコモのスマホユーザ向けに5GBまで写真を保存してくれる無料サービスです。
端末内の画像を転送でき、PCや他のスマホからの閲覧も可能な他、フォトブック編集などさまざまな機能を利用することができます。
- ネットプリントをしてみる
PCからプリントアウトするのもいいですが、せっかくならスマホから印刷してみませんか。


ネットプリントは思った以上に安価でした!
今では手軽にネットプリントを注文できるようになっています。『5円プリント』などのアプリがあるので、活用して思い出の写真をカタチとして残しておくのもいいですね。
自宅にプリンターがない、カメラ屋さんに行く暇がないという方におすすめです。
気になるデジカメのバッテリー消費
デジカメに付加機能としてWi-Fiを搭載するわけですから、デジカメのバッテリー消費が気になりますよね。
画像転送を利用しないのであれば、通常のSDカードとほぼ同等に使えると考えてよいですが、画像転送を行うとやはり通常の状態よりもバッテリー消費は激しくなってしまいます。
イベント事で多数の写真を転送したい場合は、予備バッテリーを持っていくのがベターでしょう。筆者の使用感ですが、少数(数十枚程度)であればあまり気にする必要はなかったです。
今回使用した「docomo Eye-Fiカード01」は、旅行にはデジタル一眼レフカメラを常用する筆者にとって手放せないアイテムとなりました!
もちろん、イベントでの撮影や、スマホのカメラよりもワンランク上の写真を共有したい方にもぜひ使って欲しいです。クラウドとの連携も便利ですし、写真の加工や共有も手軽にできる、まるで“デジカメがスマホのカメラになった”と言っても過言ではありません。
気になる方は、「ドコモオンラインショップ」か、ドコモショップでお買い求めください。
ただし、ドコモのスマホ以外では利用することができません。ドコモ以外のスマホで利用する場合は、「Eye-Fiカード Mobile X2」を利用しましょう
NTTドコモ Eye-Fiカード 01 AWE59006
- NTTドコモ
-
価格-(2023/02/01 時点)