

Camera FV-5 Lite
『Camera FV-5 Lite』は、メニューがデジタル一眼レフカメラの機能そのものなカメラアプリです。
F値の表示、ISOの設定や画像の保存形式、ヒストグラム、シャッター音のON/OFF、バッテリー残量表示、表示項目の設定など、様々なメニューがあり1ランク上の撮影スタイルで、自分らしい写真がスマホで撮影できます。
撮影条件がすぐわかる!
機能が豊富なカメラアプリは、 “メニューが複雑で、どこを設定すればいいのかわからない ” となりがちです。
そのためか、スマホに最初から入っているカメラアプリは、ほとんど情報表示がありません。カメラ自体が高性能になり、ほとんど設定する必要がないからだと思います。
だからといって、必ずしも思い通りの写真が撮れるわけじゃないですよね?


Camera FV-5 Lite:Xperia Zのカメラ画面(上)本アプリのカメラ画面(下)
そこで本アプリの登場です。写真は、「Xperia Z SO-02E」の標準カメラアプリと本アプリの表示の違いです。「Xperia Z SO-02E」は画面左側に簡単な情報表示がありますが、本アプリは画面の上下左右にも情報が満載です。
搭載されている機能を解説
本アプリは機能が非常に豊富なので、筆者がセレクトした機能をざっと紹介したいと思います。
補助機能について
- EV 補正
露出補正とも呼ばれていますが、本アプリの場合は簡単に云うと明るさの補正になります。暗いなぁと思ったら+を、明るいなぁと思ったら−で調整してみましょう。


Camera FV-5 Lite:EV 補正(上)右の赤青緑がヒストグラム、中央がグリッドとスクエアになっている(下)
- ヒストグラム
極端に明るい、暗いなどがグラフでわかります。このアプリの場合、光の三原色(赤、緑、青)のバランスが表示されます。左右に極端に集中している場合はバランスが悪いと云えます。
- グリッドライン
画面に縦横の線が表示されて、水平や平行、全体のバランスなどを確認する事ができます。「Xperia Z SO-02E」のカメラにはこの機能がないので、平行に撮るためにわりと神経を使います。
- スクエア表示
正方形に切り抜く際に便利な表示です。撮影画像自体は横長もしくは縦長ですが、『Facebook』 のアイコン用画像などのように切り抜くことが前提の場合は、事前に確認しながら撮影できて便利です。
撮影時の設定について
- フォーカスモード
ピントを合わせる設定です。標準では画面をタッチする事で中央にフォーカスが合います。スマイルシャッターや接写なども選べるのが良いですね。


Camera FV-5 Lite:フォーカスモード(上)ホワイトバランス(下)
- ホワイトバランス
天気や照明によってバランスを変えて、思い通りの写真を撮る事ができます。
- ISOの設定
本アプリのすごいところが、このISOの設定の豊富さです。数字が小さいほどノイズが少ない綺麗な写真が撮れますが、明るいところでないと綺麗に撮れません。
逆に数字が大きくなると感度が上がって暗いところでの撮影に強くなりますが、その代わりにノイズが出やすくなります。
最適なISOを設定することで、思い通りの写真が撮れるようになります。


Camera FV-5 Lite:種類豊富なISOの設定(上)ピントをあわせる露出の設定(下)
- 露出の設定
ピントの合わせ具合を選べます。全体的にピントを合わせたり、中央に合わせたりと設定できます。
ここまで読んで気になったら、ダウンロード
ファイルの保存について
- 保存形式の選択
一般的なカメラアプリはJPEGで保存されますが、PNGを選ぶ事ができます。両者は共に圧縮画像ですが、PNGは画質の劣化がありません。デジタル一眼レフカメラでもこの機能はなかなかないです。
- 画像のファイル名
画像を保存する際のファイル名のパターンを選択できます。これは便利ですね。撮影する場所ごとにファイル名を変えると、管理するのが非常に楽です。
ファイル名を選択したら、あとは保存毎に自動的にナンバリングしてくれます。


Camera FV-5 Lite:色々な形式の名称で保存できる(上)保存場所も3箇所から指定可能(下)
- 保存場所の設定
撮影した画像を保存する場所を選択する事ができます。標準の写真フォルダ、標準の写真フォルダの中にオリジナルのフォルダ、別のフォルダと選べます。
その他、便利な機能
- タイマー撮影、連写など
一般的なカメラアプリと同様に、タイマー撮影や連写の設定も可能です。


Camera FV-5 Lite:左がタイマー撮影、右が連射の設定(上)P:プログラムモードとS:シャッター優先モード(下)
- プログラムモード
「P」と「S」のプログラムモードを選ぶ事ができます。通常は「P」 で良いですが、慣れてくるとよりカスタマイズできる「S」 が使いやすくなります。非常に細かい設定が可能です。
有料版は高解像度撮影が可能に
無料版の本アプリ では、VGA 解像度(640×480)の写真しか撮れませんが、有料版『 Camera FV-5』ではスマホに搭載されている様々な解像度で撮れます。デジタル一眼レフカメラのような操作感を体感できるなら安い買い物ですね!
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