

『WeChat』は、中国で非常に流行っているチャットアプリです。
世界に約3億人近いユーザがおり、『LINE』、『カカオトーク』に対抗する第3勢力のチャットアプリになっています。
何かと規制が多い中国でこれだけのコミュニケーションツールがあることに感動しました。『LINE』等にはない機能も備えているので、興味がある方は使ってみてください。
テレビ電話や動くスタンプなどの機能も搭載
本アプリ、チャットアプリとしての基本機能に加えて、筆者がいいなと思った機能がいくつもあるので簡単に紹介します。
- 『LINE』のスタンプを発展させた「エモティコン(動くスタンプのイメージ)」
- 音声通話のみも可能な「テレビ電話」
- トランシーバ的な使い方ができる「音声ライブチャット」
- 近くで『WeChat』を使っているユーザを簡単に見つけられる「LookAround」
- 自分のスマホの代わりにPCを簡単にクライアントにできる簡単PC連動
登録は簡単
まずは基本的な操作を紹介します。一般的なチャットアプリと同様に、SMSで認証を行います。あとは、「設定」→「マイアカウント」でパスワードやメールアドレスを設定しておけば、メールアドレスやWeChatIDでログインできます。


WeChat:電話番号の入力(左)「マイアカウント」画面(右)
認証が済んだら、下記2つを実施した方がよいです。
- 「設定」→「アドレス帳の照合」を行い、自分の連絡先に登録されているWeChatユーザを検索できます。ユーザが見つかると「連絡先」→「推薦された友人」に表示されます。
- 「設定」→「個人情報保護」→「ソーシャル」で「電話番号で私を検索」のチェックを外します。気軽に電話番号で検索されてしまうので、念のため、ここは外した方ががいいと思います。


WeChat:アドレス帳の照合(左)電話番号での検索はチェックを外しておく(右)
言語は、「設定」→「全般」→「言語」で選択できます。もちろん日本語も使用できます。準備はこれでOKです。あとは、「チャット」の右上のアイコンから「新規チャット」を選択すれば、チャットできます。
ここまで読んで気になったら、ダウンロード
気になるおもしろい機能
チャット画面左下の「+」をタップするとメニューが表示されます。筆者が気になった機能をいくつか紹介します。
エモティコン
『LINE』のスタンプのように使います。「メニュー」→「エモティコン」→「特別」を選択します。アニメになっていて動きます。ゆるい動作ですごい和みます!


WeChat:『LINE』のスタンプのような感覚で使えるエモティコン(左)新たなエモティコンの取得も可能(右)
選択画面の「+」を押すと新しいエモティコンや写真を追加することができます。
音声通話のみも可能なテレビ電話


WeChat:テレビ電話は相手の顔はもちろん、自分の顔も右上に表示
「メニュー」→「動画呼び出し」を選択すればOK。相手が受け入れれば開始できます。
画面右下で、映像の有無を選べます。気軽にテレビ電話ができるはいいですね!
トランシーバ的な使い方ができる音声ライブチャット


WeChat:トランシーバ風の画面もおもしろいライブチャット
「メニュー」→「ライブチャット」を選択するだけです。相手が受け入れれば開始できます。
中央の大きな円を押している間、通話ができます。相手は聞くだけの一方向の通信です。複数に同時に発信もでき、本当にトランシーバようですね。
『WeChat』を使っているユーザを見つけられるLookAround機能
「ソーシャル」→「Look Around」から、付近で本アプリを使っているユーザの一覧が表示されます。中国のユーザが多いのがわかりますね。画面右上の「…」から、一覧にフィルタをかけたり、終了することができます。


WeChat:「Look Around」で近くのユーザを探せる
PCを簡単にクライアントにできる簡単PC連動
筆者が一番すごいと思った機能がコレ。 「チャット」の右上のアイコンから「Web WeChat」を選択し、PCブラウザで「web.wechat.com」にアクセスすると表示されるQRコードを読み取ると、PCブラウザからチャットできるようになります。


WeChat:PCのブラウザへ簡単にチャットを切り替えられる
チャットをスマホから、簡単にPCに切り替えられるので、これはほんとに便利!
使ってみた印象ですが、日本語訳が分かりづらい部分が若干ありますが、ユーザーインターフェースや機能はライバルアプリをよく分析した大変よくできたアプリです。