

海外版と同じく、木目調のパッケージに入った「GALAXY S4 SC-04E」
2013年5月23日、NTTドコモから「GALAXY S4 SC-04E」(以下、GALAXY S4)のBlack MistとWhite Frostの2色が発売されました(日本限定色のBlue Arcticは6月中旬発売予定)。
“ドコモのツートップ”を担うに相応しい様々な機能が目白押しです。
すべてを紹介すると長編になってしまうため、本記事ではGALAXY S4の注目すべき機能を何点か挙げてご紹介します。すでに購入した方、そして現在購入を検討している方のご参考になれば幸いです。
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GALAXY S4の注目するべき機能はココ!
GALAXY S4をもっと便利に使える!
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おもしろさ・便利さがパワーアップしたカメラ機能
“Always with you”(いつもあなたと共に)をコンセプトとしているGALAXY S4は、機能をより洗練し、便利で使いやすくすることに重きを置いているのが特徴ですが、それを体現している要素のひとつがカメラ機能の大幅な拡充です。
メイン(アウト)カメラは約1,320万画素の裏面照射型CMOSセンサーに、サブ(イン)カメラ210万画素のCMOSセンサーになり、いずれも過去のGALAXY Sシリーズでは最高画素数となります。


メインカメラ(左)サブカメラ(右)ともに、GALAXY Sシリーズでは最高画素となっている
単に画素数を競うだけであれば、もっと画素数の大きいカメラを搭載したスマホ、あるいはフィーチャーフォンもあります。GALAXY S4のカメラは、それよりも下記のような使ってみて気付く、楽しくて役に立つ機能を多く用意したことが魅力です。
- 撮る側も一緒に写れる「デュアルショット」
搭載されている2つのカメラで同時に撮影した画像を合成できます。「集合写真を撮る時に、撮影役である自分ひとりだけ写らない」ということを避けて、みんな一緒に写真に収まることができます。また感動する景色など、何かを見た時に自分がどんな表情をしているのか記録する、という使い方も可能です。
デュアルショットモードへの切り替えは簡単。カメラアプリ内の左上に表示される専用アイコンをタップしてすぐに切り替えられます。


カメラを見て悦な表情を見せる筆者をデュアルショットで撮影。インカメラ側の画像サイズ・位置やフレームデザインは調節可能
- 音も一緒に記録できる「サウンド&ショット」
写真と一緒に9秒以内の音声を録音できます。写真を撮った時に、どんな会話をしていたのか思い出すことができたり、日常生活や仕事で撮影した写真の注釈を肉声で付ける、という使い方もできます。
こちらは、カメラアプリ内の「モード」から選択して有効にする必要があります。


サウンド&ショットは撮影モードのひとつ(左)最大で9秒間、音声を保存できる(右)
その他「モード」では、4秒間に100枚の写真を撮影し、移動した被写体を自動合成してコマ撮り写真のように加工してくれる「ドラマ」モードや、5枚連写した写真を比較して、偶然写り込んでしまった通行人など、移動した被写体を“消して”しまう「消しゴム」モードといったおもしろい機能が選択できます。
他にもエフェクトカメラなど、従来のGALAXYシリーズにも搭載されたカメラ機能は基本的に踏襲しており、使えば使うほど、楽しくて便利なこと請け合いです!
目線を検出!より進化したスマート機能
GALAXY S IIIシリーズでは、インカメラを利用した「スマートステイ」機能が特徴のひとつでした。画面を見つめている間はスリープさせない、というものです。
GALAXY S4では、この機能は引き続き搭載しつつ、下記のような新たな“スマート”機能が追加されています。
- スマートローテーション


「スマートローテーション」機能。顔の向きを検出して、画面の自動回転を抑制してくれる
顔の向きを検出して、寝転がっても顔の向きが変わっていなければ画面を回転させません。
この機能は、インカメラを利用したアプリの使用時は自動的に無効とされますので、注意しましょう。
- スマートポーズ
画面から視線が外れると、再生中の動画を一時停止してくれます。プリインストールされているサムスン製動画プレーヤーと『YouTube』アプリに対応しています。
- スマートスクロール


「スマートスクロール」機能。端末を傾けて使うか、自分の首を傾けて使うか選択可能
端末か自分の首を傾けることで画面をスクロールしてくれます。プリインストールされている標準ブラウザとEメールアプリに対応しています。
なお、これらの機能はすべてインカメラを通して実現しています。よって、暗い場所や光が強すぎる場所では正常に動作しないことがあります。
- 新機能「Sジェスチャー」
GALAXY S4では、上記の他に新たに搭載したセンサーによる「Sジェスチャー」という機能も用意されています。
これは、電話の着信、Webページのスクロールや移動などをジェスチャー操作で行える、というものです。料理中に手が濡れている時でもレシピをスクロールできるなど、両手を離せないシーンで活躍します。
「Sジェスチャー」で標準ブラウザをタブ移動させた様子を動画でご覧ください。
※動画を見られない方はコチラ
使ってみた限りでは、手を触れずに電話に出る機能は特に便利。ジェスチャー操作をすると、自動でスピーカーホンモードになるユーザのニーズを理解した賢い仕様です。こちらも試してみたので、ご覧ください。
※動画を見られない方はコチラ
機能限定ながら「赤外線」と「NFC」も搭載
その時々の最高スペックを誇ってきたGALAXY Sシリーズですが、“三種の神器”とも呼ばれているおサイフケータイ(モバイルFeliCa)、赤外線通信、防水機能が搭載されていないことがネックでした。
そこで、「GALAXY S III SC-06D」と「GALAXY S III α SC-03E」ではグローバルモデルで搭載されたNFC機能の代わりにおサイフケータイを搭載。GALAXY S4では、それに加えて赤外線機能とNFC機能を搭載しました。
NFC機能について詳細はこちら


赤外線ポートは本体上部にあるが、よく見ないと気付かないほど小さい
ただし、いずれも他社のAndroidスマートフォンと比較すると制限事項があります。赤外線機能は、「通信」が付いていないことから察しが付くかもしれませんが、他の赤外線通信機器との通信ができません。
じゃあ、何ができるのか、『Samsung WatchON』というアプリを介してAV機器のリモコン代わりに使うことができます。現在視聴中の番組を画像付きで表示してくれ、内容を確認してチャンネル操作ができます。リモコンボタンをタップすれば、通常のリモコン操作も可能です。


『Samsung WatchON』を使ってテレビやBlu-ray Discレコーダーなどを操作できる
NFC機能については、Android 4.2標準機能である「Android Beam」や、ドコモが推進する「かざしてリンク」を初めとするNFCタグの読み取り、そしてWi-Fi Directでデータのやりとりをする際便利な「S Beam」に対応しています。
残念ながら、夏モデルの他機種では対応しているNFC決済機能には対応していないので、海外で決済機能を使う予定がある場合は、注意が必要です。


FeliCaだけでなく、NFCにも対応
モバキャス(NOTTV)も視聴可能
テレビの受信機能は、「GALAXY S II SC-02C」以降でワンセグに対応しましたが、GALAXY S4ではさらにモバキャス(NOTTV)も視聴できるようになりました。
本体の右上にロッドアンテナがあるので、それを伸ばして視聴します。電波が強い場所ではアンテナをしまったままでも視聴できました。


ロッドアンテナを伸ばせる(上)ワンセグよりもキレイに楽しめるNOTTVにも対応(下)
ネットワーク動画に関しては、DLNAサーバ・クライアント機能を搭載しています。GALAXY S4で撮りためた写真・動画などを他のクライアントで楽しんだり、他のサーバから写真・動画を取得してGALAXY S4で楽しめます。
ただし、著作権保護技術(DTCP-IP)には対応していないため、Blu-ray Discレコーダーなどで録画した番組に関しては、別途Google Playから『Twonky Beam』をダウンロードして楽しみましょう。
なおドコモユーザがドコモのスマートフォンでDTCP-IP機能を使う場合は無償です。


標準のDLNAプレーヤーでは地デジ番組が再生できない(上)ただし、『Twonky Beam』をインストールすることで楽しめる(下)
最後に
ハイスペック重視の姿勢から、それをどう活用するか、という方向性になった「GALAXY S4 SC-04E」。それを示すかのように、使って便利な機能が満載でした。
ここに紹介しきれなかった新しい機能もまだまだあります。ぜひ、お近くのドコモショップなどで実際に触ってその多機能さを試してみてください!
「GALAXY S4 SC-04E」のカバーケースとアプリもチェックしておこう!